ブログお読みの生徒さん、みなさん、
あけましておめでとうございます!!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
円山から金宮です、こんにちは!
毎年、年が変わるというときに1年の疲労が爆発するのか熱を出したりウイルス感染したり、散々な年越しを過ごしておりましたが、今年は数年ぶりに発熱せずに年が越せました!
2019年、幸先の良い予感です
年が明けて、
前記事も馬上先生による映画の話題でしたが、
私は、マリア・カラスというドキュメンタリー映画です。
マリア・カラスと言えば、オペラに詳しくない方でも名前だけはご存知という方もいらっしゃるでしょうが、
1923年~1977年の時代を生きた、オペラ界史に残る歌姫です。
この映画は当時マスコミが公式に撮ったものからパパラッチが撮ったようなものまで、すべてマリアカラス本人が映像出演し、
また実際に話したことや手紙の内容などで彼女の告白を、彼女の名演の歌の合間に挟みながら綴られておりました。
見ていると、マリアカラスという題材のオペラがいつかできるんじゃないだろうか、
と思うくらいのオペラティックな人生を見ているようでした。
他人からみたら激動の人生と思えるものを彼女はごくごく普通の女性のように受け止め考えて行動し誠実に生きていたということに女性として勇気をもらい、また強く共感を覚えました。
劇中に使われたたくさんのオペラアリアの中でも
わたしが特にマリアに(カラスに、ではなくて)同調したものを2曲ご紹介しますね。
1曲はヴェルディ作曲の椿姫「さようなら過ぎ去った日々よ」
わたし自身もこの曲は大好きで椿姫の曲は乾杯の歌や1幕で歌われる華やかなアリアが有名ですが、この全てを失い命も失いかけている時に歌われるこの歌のもつ繊細さ緊張感、、、悲壮感なにともいいがたく至上の音楽と思います。
特に1:45秒過ぎに調が変わり明るくなりますが、命が消えかける間際の地上と天上のはざまのような、、、そんな無慈悲な救いというのでしょうか、とにかく泣けてきます。しかしこの歌はかかってきたら泣かされるだろうなと予想していたのである意味予想通りの場面でかかって覚悟はできていたのですが、、、
もう1曲ジョルダーノ作曲のアンドレア・シェニエ「亡くなった母を」、
特に3:00あたりから心揺り動かされ、4:13からの盛り上がり最高潮の美しい旋律にもう涙涙涙でした。
https://youtu.be/kfr4SqnOviE?list=PLDb0vqIFpcQ-YzGHtY3KK1Xktv9l82MaX
オペラに興味ある方、
プロを目指す方、
女性、、、もちろん男性にも、
みなさんにオススメしたいと思います!
ここで感想を書こうとあえてまわりに感想を言わずに黙っていたので、
溜めた分一人盛り上がってしまいました(笑)本当はまだ書きたい・・・
みなさんも映画に限らず、時間がありましたら色々な作品に触れて、
たくさんの刺激を受けてください。
それは必ず少しずつ自分を表現する時の糧になるとわたしは信じています
今年も楽しく、充実したレッスンを行えるよう、
教室でお待ちしております
それではまた
金宮でした~