宮古島からこんにちは!
インストラクターの西村です

 

祝いの席などで、地元の方が三線の弾き語りを
披露する機会によく巡り会います

 

彼らは普段から一般の企業に勤めていて
音楽家として生計を立ているわけではありません

 

それなのに
彼らの演奏を聴いている時
プロの演奏家でもなかなか表現できないような
独特の 「味」 を感じることがあります

 

この 「味」 というのは
歌が上手・下手ということではなく
長年その土地に住んできた人だからこそ
醸し出される独特の風情といった印象で
その世界観はどこか懐かしい過去の記憶ような
ついつい引き込まれてしまう魅力があります

 

最近、三線のような民族楽器とコラボしていて
引き算ができる演奏が大事だなぁ、と強く思います

 

引き算とは、つまり余計なものを排除して
素材の良さだけにフォーカスするということです
特に三線のような民族楽器は
素朴な音色にフォーカスしてこそ味が出る と思います

 

ライブで演奏していると
この表現を出すためには自信と勇気が必要です

 

引き算は料理とまったく同じで
心に余裕がないとできない表現です
お客様に自分の演奏を聴かせようという欲が出てしまうと
かえって素材の良さが埋もれてしまうことになります

 

それよりも
音楽のことをよく理解して
音楽特有の表現と、その音楽に心から
酔いしれている自分の姿
が重なったときに
はじめてその音楽の良さが現れると思います

 

地元の人の演奏は足し算あり引き算あり
波乱万丈の人生を歩んできたからこその表現は良い塩梅です
そして、足し過ぎもしない、引き過ぎもしない
その人の身の丈に合った素直な演奏だからこそ
聴く人の心に触れるのだと思います

 

皆さまの歌唱の参考になりましたら幸いです
最後まで読んでくださりありがとうございました

 

2018/12/02
西村