イエスタデイ・ワンス・モア | 歌う言葉

歌う言葉

懐かしの洋楽を日本語で歌ってみたい!

 

1973年リリースのカーペンターズのアルバム「ナウ・アンド・ゼン」収録曲です

このアルバムは彼等初のセルフ・プロデュース・アルバムでこの曲から始まるB面はその後にオールディーズのヒット・メドレーが続くという憎い演出がほどこされています この曲の歌詞にあるように実際に彼等が10代の頃にラジオから流れてきた曲ではないでしょうか

映画の「アメリカン・グラフィティ」が公開されたりエルトン・ジョンが「クロコダイル・ロック」でオマージュしたりこの頃オールディーズに回帰する雰囲気があった気がします

既に「クロース・トゥー・ユー」や「雨の日と月曜日は」のヒットがあったカーペンターズは当時聴いていた深夜放送等でもかかっていたので知名度はありましたが主流はもっと激しいロックや出始めのシンガー・ソングライターで彼等はイージー・リスニング的な扱いだったような気がします それでもレオン・ラッセルの曲を歌った「スーパースター」なんかは気に入っていましたね

このアルバムからはセサミストリートとコラボした「シング」も大ヒットしてブームに近いくらいにカーペンターズの知名度が広がりました これらの曲は街中でもよく流れていました 少しづつ時代の空気も落ちついてきてカレンの美しくしっとりした歌声が心を慰めてくれたのかもしれません(日本では1995年にもカーペンターズ人気が再燃しましたね)

セルフ・プロデュースということもあってかこのアルバムではカレンがドラムを担当しています 子供の頃から天才ピアノ少年として少し内気なリチャードに対してカレンは活発な女の娘だったようです そんなカレンが拒食症で突然亡くなるというショッキングなニュースでカーペンターズの活動は1983年に終わりを迎えます
詞はリチャードの学生時の仲間のジョン・ベティスで曲はリチャード自身です かつてラジオから流れて来る曲に胸躍らせた懐かしい時代を素直に思い返しているといった内容で時代の移ろいの中でしみじみ昔を振り返る気持ちが歌われています

昔ラジオで音楽を聴くのが楽しみだった世代には自然と内容が入ってきて凄く懐かしい気持ちになりますね 日々忙しく生活してきてふと昔を思い返す時 カレンの声がどこまでも優しく迎えてくれるのが嬉しいです

 


若い日
いつも聴いたラジオ
好きな歌を待ち
歌がかかれば
口づさんだ

 

いつか失くした幸せが
戻ってくるの
懐かしい友達に
また出会うように
 

 

あの シャラララ
あの ウォウ ウォウ
今も
ほら シンガリンガリンが始まる
いいね
 

 

胸に沁みる歌を聴くと
涙が出るの
あの日のように…
昨日のように


 

過ぎた日を思い返せば
悲しくなるの
いろんなことが
変わるから
 

 

恋の歌唄いたかった
夢見たように
でもそんな過ぎた時も
消して行くのよ

 

あの シャラララ
あの ウォウ ウォウ
今も
ほら シンガリンガリンが始まる
いいね

 

蘇るの
想い出達
涙が出るの
あの日のように…
昨日のように

 

 
 
 
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