これまで育ってきた環境
人の中で生きてきた
私を育ててくれた人々
その人々が一堂に会する機会があること
それは郷
その郷の場所さえも私を育てたもの
した恩は忘れて
受けた恩は忘れないスタンス

そんな人々に直接恩返しをしながら
共に残りの人生を生きたい
その中で時を刻んで生きたい

彼と生きる道をあきらめる決心が
ぱっとつくのはなぜ
天秤にかけたわけではなく
ただ道がぱっと消えた
でも早すぎる
弱すぎる彼にいえないこと
まだ言えない
時がきたら、きっと言う
でもそれはまだ

気付いてしまったことに蓋をして
精一杯を尽くす
良心の呵責くらい平気
一生傍で愛せないなら、一生分愛そう
ただそれは偽善で
結局自分が選択しただけ
彼より郷を
ただそれはもう少し先のこと

言わなくてもいいこと
言わなくてはいけないこと
言い過ぎると伝わらず
言い過ぎると伝わり過ぎ

過ぎたるは猶及ばざるがごとし

口はまさに禍のもと

相手のことを真に考えると
口をつく言葉は激減する

軽口
口は一つ耳は二つ

受け取るよりも伝えたい
はやる思いを抑えること
自制

適度な口の使い方
彼ならきっと
これは運命だと言い切る

知らずにメッセージを送ったのか
知っていてメッセージを送ったのか

彼が選ぶ女は
同じ要素を持っているんだろう
長い間距離を置いてきたあの人と
偶然とも運命とも思える再会
でもそれは再開するわけにはいかず
本当に
肝に銘じてそれだけは駄目

もう一度メッセージを送りたくなる自分
荒波に飛び込みたくなる自分

彼は私だと気付くだろうか
もう知っているのだろうか
怖い
嬉しい
怖い怖い

もう一度メッセージが来たら
返してしまいそうな
でも彼が私のウェブ日記を見たら
たちどころに気付くだろう
私だということに
返事をしなかった私を
どう思うだろうか
彼は
彼は
久しぶりに私を食い尽くした
大きい
大きすぎて怖い

影響力のある人
あの人。

好きとは違う
愛とも違う
なんだろう。あれは。これは。
苦しい
胸が。
他者に対して誠実であること
真っ直ぐ向き合って
目を見つめて話すこと
対話すること

対話せずとも
対座すること

余所見をしないこと

ひとかけらも
浮ついた心を持たず
大切に大事に

ただ、それは普通で平凡で
無味かもしれない
刺激ではなく安心であること
そういうことが一番の幸せであるかもしれないこと
物足りなくなる時は、いつかきっと来るし
それは明日かもしれないし
今この時かもしれない。

それでも、この幸せと変わる刺激はないはず
人として根底にあるべき信頼
相手を本当に思いやる心
そんな普通の心を持つ人を大事にすることが
自分を大事にすること

自分を大事にする人は
自分だけを大事にする。
そんな当たり前のことに気が付く。
愛する家族を作るためには
自分を愛してもらえる人を大切に
そして彼を愛すること。
大切にすること。
今出来ることを
今すること

そんな簡単なことが


やることが好ましいのに嫌とは如何に

在りたいように生きること
ありふれたフレーズに
心が埋もれていく
先が見えず

やるべきこと。
やるべきこと。
やるべきことをするべき。
もう永遠に会えないということ
もうあの人の笑顔が見られないということ

しわしわの手
雲のように綿菓子のように
ふわふわとした真っ白な髪の毛

40人以上の曾孫と、やしゃ孫の内の1人
名前も覚えてもらっていなくても
曾祖母は私の曾祖母。
血の元
祖先

まさに大往生をとげた曾祖母
戦時中防空壕の中で13人を産み落とした
旅立ってしまった今でも
元気に笑って食べて働いていることだろう

もう会えないということ
でも今までよりも近くにいること
辛いとき
苦しいとき
必要とする人がいること
そばにいてくれる人がいること

それはとても幸せなことで
でも今!今必要なのに
という時にはいないもの。

人は一人だということに
より一層気付く

人にはいろいろな側面があって
自分が得るべき所
見習わなくてもよい所
様々である。

いつも下手に出るのに
実は上にいるスタンスを保ち
諭す。という行為で自分を表現する人

自信たっぷりに
自分の価値観をあらわす
仕事柄持ち合わせている説得力を
駆使して私を惑わせてきた人

それぞれが別の道を歩き始めてからも
私に関わろうとする
もう、向いている方向も違う
歩幅も違う、向かっている方向も違うと
分かっているはずなのに

まだ私を諭そうとするその姿
そういう人なのだとやっと理解できた
諭す内容は正論であるが、机上の空論のようにも
聞こえる。
それにダメージを受ける必要はなく
ゆっくり噛み砕けばいい
涙を流す必要なんてない
彼なりの1つの提案なのだから。




でもなぜか、私に驚異的な影響を与えるんだ
変ではなく替なのである
昨日とつながっていても
今日の自分は違うもの
後戻りはできない
元の自分にはなれない
戻ろうとしても
元と同じにはなれない

それが辛い場合
嬉しい場合
様々にあって

それでも前に歩いていかなければならず
後ろ髪をひかれながら
後ろを振り返りながら
前へ前へと足が進んでいく
時々躓きよろめき
誰かの腕を必要としながら

自分で起き上がれる時も
つい人の腕を無意識に探す


大体好きと嫌いの概念自体が
なくてもよいもの
好き、嫌いなんて言っても
仕方のないもの

自分のことが嫌いならば
自分が変わればよいこと
好きである必要はなく
受け入れること

好むもの好まないものはあるにしろ
好む自分でありたいと願うのが当たり前

それでも好みでない自分である時
空虚さを感じ
歩くのさえも疲れる
内側に閉じこもって
自分と向き合うこともせず
孤独に膝を抱える
なぜ何もかも仕方がないと諦めて
生きていけるのか
疑問を持っても
それについて考えずに生きていけるのか
苦悩なしに生きていけるのか

好みの生き方
好みの在り方
好みであること。

充実?