糸がぷつんと切れて

目からあふれる涙


ぷつんと切れた糸は

久しぶりに弟とつながった

受話器の向こうから聞こえる

少し低くなったような弟の声


いつの間にそんなに大きくなって

頼りになる


ホントに愛してるよ。

夜遅いのにありがとう。

頑張れって言ってくれて

姉ちゃんは真面目すぎるって言ってくれて

あんたの声がこんなに

心地よいなんて。

あんたも遠いとこで頑張っとんやね

姉ちゃんも、もうちょっとだけ頑張ってみる


これからも仲のいい兄弟で

困った時に電話しようと思うような

姉ちゃんでいたい・・・・けど

多分姉ちゃんの方から電話しちゃうんだろうね


あんたの幸せを心から願う姉ちゃんなのです