Prolog





「ただい



しんと静まり返った部屋に私の声だけがこだまする。



いつもなら隣から聞こえる「おかえり、ただいま」の声も今日はしない。






リビングに入り部屋を見回す。


あれ


この部屋



こんなに広かったっけ






いつもならテレビを見ているとそっと包み込んでくれる私よりも大きなあったかい手…


その手も

その手の持ち主も今日は隣にいない。









自分の手のひらを見つめながらふと思う…












そうか

手を握って安心しているのは

いつも、私の方だったんだ












--------キリトリ線--------


お久しぶりです。

SiN🌱です。


生きてます(笑)



長編?中編?の予定です。

2月に入って書き始めて、現在書き進めているところなので

もうちょっと書き溜めたら投稿します。


さあ、ペアは誰なのか!


もしよかったら待っててくださいm(_ _)m