クロスボーダーラグビー総括?
リーグワン3期目にして初の試み、スーパーラグビーパシフィックのチームを迎えての交流戦。
スーパーラグビーも無事開幕し、来日したチーフス、ブルーズがどのくらいのメンバー構成、熱量でリーグワン勢と戦ったのかが、な~んとなく解ったのかな?
まずはチーフス、ブルーズのスーパーラグビー開幕戦のメンバーとクロスボーダーラグビーに出場したメンバーの比較。
■チーフス
■ブルーズ
チーフスはクルセイダーズ戦のメンバー23人中、13人がクロスボーダーラグビーメンバー。ブルーズはフィジアン・ドゥルア戦のメンバー23人中、15~16人がクロスボーダーラグビーメンバー。
オールブラックスメンバーの出場制限がある中で、プレシーズンマッチとしてシーズン前の調整・シーズンのレギュラーを選抜という意味では、スーパーラグビーのチーム同士の戦いでも同じようなメンバーを出してきたのでは?と、開幕戦メンバーを見ると思えます。
ちなみにFWはブルーズに関してはオールブラックスメンバーを除くとほぼガチでしたね。
その相手に結果をおさらいすると、
埼玉WK 38‐14 チーフス
S東京ベイ 30-35 チーフス
東京SG 7‐43 ブルーズ
横浜 22‐57 ブルーズ
という結果でした。
そして、リーグワン第7節のメンバーを見てみると・・・
ほぼガチメンバーで臨んだのが、埼玉WKと横浜E。チーム事情でメンバーの調整をして臨んだのが東京SGとS東京ベイ。
第7節、これらのチームの結果は・・・
☆埼玉WK 24-20 ☆東京SG
BL東京 27-7 ☆横浜E
花園L 19‐56 ☆S東京ベイ
でした。
結果だけ見ると、オールブラックス抜きとはいえチーフスに完勝したWKは流石。S東京ベイは、チームの底上げが出来ていたって所。
東京SG、横浜Eは、オールブラックス抜きとはいえ、ほぼガチのFWで臨んて来たブルーズに対して完全に力負けしてしまったということでしょう。
第7節の結果だけ見ると、横浜Eはかなり前向きなマインドでクロスボーダーラグビーに臨んだだけに、非常に残念な結果に終わりました。
来季のクロスボーダーラグビーがどのようになるのかは不明らしいです。もし、今後もスーパーラグビーとの交流を続けていくならば、リーグワンの当該シーズンの優勝、準優勝チームぐらいはスーパーラグビーの7位、8位のチームとプレーオフを戦ったうえで、トーナメント戦へ参加というところで交渉してみては?と思います。
前季の成績でプレシーズンマッチのスーパーラグビー勢と戦うってのは、やっぱ、モチベーションが上がりづらいかな?
ただ、WKがチーフスを降したと言っても、スーパーラグビーの上位チームとのプレーオフってのは、まだまだ?な感じがします。
当然のことながら、リーグ全体の差はかなり大きいという感じがします。