我々は実に
いろいろなものを守っています
命、健康、家族、家系…
家、仕事、財産…
プライド、地位、優位性…
信念、価値観、セルフイメージ、個性…
これらのものを外敵から守るために
あなたの周りを取り囲むようにして
あなたは
目に見えない強力な防護壁を作っています
そして、
これらのものを守るために
莫大なエネルギーを使っています。
言ってみれば
戦国時代の城塞と同じです。
外から城中に入ろうとすれば
外堀があって、内堀があって、高い城壁があって
城内でも、物見櫓から監視され
三ノ丸、二ノ丸を経て
やっと本丸に到達できます
そして
あなたを守る城を作るためには
莫大なエネルギーが必要ですよね
費用、材料、人力など…
完成してもそれを維持する修繕費用、人件費…
少々じゃありません。
もし、城をこんなに何重にも固めず、
簡素なものにしたらどうでしょうか？
費用や人力は市中に出回り
物的交流や人的交流が活発化し、
国の経済や景氣が循環するんじゃないでしょうか。
つまり
守るエネルギーを、循環するエネルギーに転化する。
もちろん、時代が時代なので、
現実的ではありませんがね…
我々もそれと同じ理屈で
普段、莫大なエネルギーを
自分を守るために使っているんです。
なので
肝心なこと
本当に自分がやってみたいこと
本当に好きなこと
にエネルギーを注げず、
モヤモヤしたり
我慢したり
ストレスを溜めたり
しているかもしれません
さらに
自分を守らなきゃいけないので、
身体に余分な力が入り
余計にエネルギーが身体を循環しません。
そして
自分の価値観を守るために
「攻撃は最大の防御」のごとく
他人を攻撃、批判してしまいがちです
「正義中毒」という造語もある通り、
世の中の不徳や不倫といったものに対して、
過剰なくらい正義を振りかざす人もいます。
それは、
攻撃や批判によって、実は
自分の価値観や信念を守ろうとしているのです。
攻撃や批判でもしない限り
自分の価値観や信念が侵されるという
不安があるからです
自分に矛先が回ってこないように
先手打っているのとも言えますね。
そうやって、
自分を守ろうとする意識があるから
自分を守らなくちゃいけないという出来事を
次から次に引き寄せてしまうのです
じゃ、もし自分を守ることをやめて
無防備になったらどうなるでしょうか？
あくまで、僕の実感と、モニターさん、クライアントさんの声なのですが、こんな感じです
戦国時代の城じゃないけど
身体や意識にエネルギーが循環し始めた。
エネルギーの向かう先が自分自身になり
潤沢なエネルギーを
肝心なこと
本当に自分がやってみたいこと
本当に好きなこと
にたっぷり注ぐことができるようになった。
価値観や信念が弱まり
自分を可能性の存在だと認識できるようになった。
これまでの自分の経験や思考、
他人からの影響で出来上がった価値観や信念への執着が薄まっていく感覚になった。
身体や意識もゆるんでいるので
直感やシンクロ的な感覚も捉えるようになってきた。
こうすべき、ああしなければならないという
義務感がなくなり、
こうしたい、ああしたいという
クリエイティブな感覚になった。
目の前の相手を深く理解できるようになった。
先入観がなくなり、コミュニケーションが円滑になった。
人間関係がよくなった。
人を同じ人間として大事にするようになった。
洞察力が増した。
家のモノが減った。
体重が減った。
批判じゃなく、代案を示せるようになった。
守ろうとしないので、守ろうとする出来事が起きなくなった。
などなどです
とはいえ、
プライドや地位なんかは分かるけど
本当に大事なものは守らなくちゃいけないんじゃないと思うかもしれませんね
その場合は
「守る」ではなく
「育てる」
「支援する」
「一体化する」
「一緒に存在する」
「可能性を見出だす」
などという意識に変えるみるとどうでしょう
自分のエネルギーが流れやすい言葉を選択してみるのです。
無防備を選択するのです
これまで、そんな意識になったことがなければ
もしかしたら怖いかもしれません。
でも、
あなたが本当に信頼している人
あなたが愛していること
神や仏、大自然
の前では、丸裸の無防備ではありませんか？
その状態が本当のあなたです
できそうな場面から、
少しずつ無防備になってみることをオススメしますよ〜
フォロー登録
リブログ
コメント
大歓迎です