女社長登場~その2~ | ■■ 無職牛乳 ■■

女社長登場~その2~

この女社長 とて初めから社長であったわけではございません。確か数年前までは
子供を幼稚園に預け派遣で仕事をしていたはず…その前は専業主婦で三食昼寝付

だと豪語していたような…その前は文房具屋店長を本業とする傍らチャイナドレスで

水商売・早朝コンビニバイト・ラーメン屋深夜バイトなどを組合わせ借金の返済に充て

ていたと記憶しております。しかもこの借金、ヒモ男が飲み屋を潰した為に作った借金。

本人の借金ではありません。だけど最初に就職したのは普通の薬局じゃなかったか?

とにかくよく働くことに間違いはございません。


本人によると専業主婦というブランクの後、派遣という形で再度仕事を始めたものの
派遣先の婦女子とどうにもこうにもウマが合わず、あまりに非常識な振る舞いに業を
煮やし派遣先の女性社員を呼び出して机を蹴り上げつつ説教をしたこともあるとか。
説教された方は震え上がったことでございましょう。さりとて旦那の事業はうまくいかず
子供を抱え働かないというわけにもいかず。悩んだ末「独立」という結論に達したそうで
ございます。派遣先で独立できるだけの技術を習得し数年後たった現在では立派な
女社長。アッパレ!でございます。


負け犬さんチーム代表である志無巻は派遣先が気に入らなければ次の職場に移り
ある程度の蓄えがあった場合、確実に「働かない」という選択肢をチョイスすることで
ございましょう。この歴然たる差の根本は何なのか?単に志無巻がナマケモノだという
ことなのか?女社長にあって志無巻にないもの…つらつらと考えるに、思い当たった

のは「守るべきもの」の存在でございます。


借金の理由であったヒモ男に始まり、現在では旦那と子供という守るべきものの存在。
これは強い。守らなければならないからこそ攻めるということでございましょう。志無巻
なぞ自分が困らなければそれでいい、という浮き草生活のため生まれてこの方そこ
まで必死になったことがございません。どちらかというと守られていたのかも。


こうなったら守りついでに志無巻のことも擁護していただきたい。女社長には死なない
程度に頑張ってもらって、東京進出を願いたい!東京支社設立の折には是非とも一声

おかけいただき高額で雇ってもらえないかと淡い期待を抱いております。