今回のラインナップ



「死体探し」 ホラー


「死のゲームソフト」 ホラー




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ようこそ、奇妙な世界へ






第一回がある人に大好評でしたので、また書くことにしました。




さて、今回の一話目は、禁断の遊びの物語・・・



どうぞ




~「死体探し」~




「なぁ、死体探しってしってる?」



僕の友達のかずやが話しかけてきた。



「なにそれ、へんなの、でも今忙しいからあっちいって」


僕は忙しかったので、つい怒ってしまった。


「まぁまぁ、そんなこと言わずに今日遊ぼうよ、死体探しやろう」



僕は怒りながらうなずいた。



死体探しという遊びは知らなかったが、ルールは遊ぶときに聞くことにした。




そして放課後、僕はかずやに言われた集合場所に行った。



それは森だった、地面は土だった。




するとかずやはスコップをもってやってきた。


「おーい、たかしー、お前スコップ持ってこなかったのかよー、まっいっか」



かずやはそういった。



「ところで、死体探しってスコップなんか使うんだ」



僕は聞いた。



「うん、まぁとりあえず僕の真似してればいいよ、じゃあやろう」



かずやは僕の手をつかんだ。



「目をつぶって、死体よ出て来い、ってつぶやくんだ」




僕は言われたとおり、目をつぶり・・・「死体よ、でてこい死体よ、でてこい」



そうつぶやいた。




そして目をあけた。




「これで土には死体がうまっているよ、今日はたかしがスコップ持ってないからかしてやるよ、これで土を掘ってみなよ」



僕はもちろん死体がうまっているなど信じていなかった。



遊び半分で土をほりだした。





カチッ





なにかにあたった音がした。





ドキッとして、さらにほりつづけた。




ぎゃああああああああああっ!!







僕は思わず悲鳴を上げた。







なんと、人の首がうまっていたのだ。




顔は血まみれだった。



僕は動けなかった。






「どう?ほんとでしょ、ほかのところもほってみなよ」




僕はかずやに強引にほらされた。




カチッ





また音がした。



さらにほってみた。





そこには・・・






人の右手と左手がうまっていた。





だが怖くなかった。




僕は死体探しに夢中になったのだ。



そしてさまざまなところをほりつづけた。




そして、胴体、足、すべての体のパーツをホリダした。




そしてほったパーツを組み合わせた。




見事に人間の形になった。



だが体中血まみれ、死体だ。







そしてまたほりつづけた。




カチッ





僕はさらにほった。





だが僕はその死体をみて言葉を失った。

















それは、僕の死体だった。




僕の頭と、両手がうまっていた。






嘘でしょ・・・・・うそだ!





僕はさらにほりつづけた。




足と胴体が見つからない・・・・。




そしてホリダした。



血まみれの足と胴体を・・・・





そして組み合わせた。




僕だった。




僕は地面にあおむけに倒れこんだ。














すると、ニタァと笑いながら鎌を持ち立っているかずやの姿があった。








ギャアアアアアアアアアアアッ!!







とある小学校では、こんな噂がはやり始めた。







「あのね、死体探しっていう遊びがあって、必ず誰かに死体探しやろうって誘われてね、必ず誘われる子は死体探しを知らなくて、死体探しをやると、人の頭、胴体、手、足、が見つかって、あまり夢中になりすぎると、自分の死体を見つけてしまい、誘った子に殺されるんだよ」





「それでね、死体探しやろうって誘う子はね、みんな













死んでる人なんだって」






~おわり~





死体探し、それは、死者が生きている人間をあの世へと引きずりこむための遊びのようです。



皆さんも、お気をつけて。




さて、みなさん小学生のとき、ゲームはやったことありますか?



ほとんどのかたがあるでしょう。



今回は、ゲームにまつわる恐怖のお話です・・・





~「死のゲームソフト」~





やーい、ゲーム拾ったぞーーーーーっ





僕はくさむらを歩いていると、ゲームを見つけたのだ。



そして一緒にいた仲間たちにみせびらかした。





「いいなぁ、俺もほしいよぉ」



「へへっあげるもんか」



僕は一切仲間にゲームを上げるきはなかった。




「おい、けんとだけずるいぞ」




そんな声は無視した。



だってこのゲームは新発売のほしかったゲームなのだから。




そして僕はもってきていたゲーム機にカセットをさしこみ、ゲームを始めた。




まずは名前や誕生日など入力した。



そして自分のキャラクターを選んだ。




そしてようやくゲームが始まった。




僕はいまいちやり方がわからなかったので、適当にやっていた。



だがそれだけでも面白かった。




そしてふと周りを見た。




あれ?






仲間たちは消えていた。




みんなすねてかえったのかな、と僕はおもった。



そしてゲーム画面を見た。







ヒエエッ!




僕は思わずゲーム機を落としてしまった。






なんとゲーム画面には、







無数の「死ね」という文字が血文字で書かれていた。





僕はゲーム機を遠くに投げ飛ばした。





そして僕は急いで帰ろうとした。




だが自転車のかごにいつのまにかゲーム機があったのだ。





僕は恐る恐るゲーム画面を見た。




それは、普通のゲーム画面だった。





そのとき、僕のキャラクターを見て気付いたことがあった。





キャラクターの顔が、1年前に失踪を遂げた僕の友達の顔に似ていたのだ。





すると、声が聞こえた。





「やっと気が付いたか」






その声とともに、画面から、青白く血まみれの手がのびてきた。




そしてその手は僕の顔に向かってきた。



そして僕は顔をつかまれ、ゲーム画面の中へと引きずり込まれていった・・・。




それから10年がたった。




ある小学生が草むらへやってきた。





ゲームひーろった!



「まさとだけずるおいよー」





僕はゲーム画面の中にいる。



そして僕は拾われている。




僕は覚悟していた。





このゲームは、自分のキャラクターで、敵を倒すというゲーム。




だがもちろん適にキャラクターが倒されることもある。




そう、この小学生たちがゲームを始めて、敵のところへいったとしたら、僕が敵と戦うということと一緒。


そう、僕がゲームの中で死ぬ可能性もあるのだ。




たすけて!ここからだして!




~おわり~





いかがでしたか、世にも奇妙なしゅんちゃんの物語 第二回。




第三回も書くので、お気をつけて。