若い頃はゴールデンウィークになると胸がときめいた

 

子どもたちをどこに連れて行こうかと考えるのも楽しみの一つだった

 

しかし、この歳になると、普段と変わらず特別なことは何もない「寂しい限りだ」

 

 

今朝、ふとしたことから行きたい場所を思いついた

 

一つは、羽地の富士山をイメージするイジュの花だ

 

高速道路沿いには、満開のイジュがたくさん見受けられる

 

そうであるなら、イジュの富士も満開だろうと思う

 

二つ目は、2~3ヶ月前、テレビを見て気になっていた猪垣である

 

大宜味村の山の中に残っているという

 

三つ目は、ヤンバルクイナである

 

大宜味村まで行くのなら、国頭村まで足を伸ばし、ヤンバルクイナに会いに行こうと考えた

 

 

今日は、午前中で用事を済ませ、午後1時に家を出た

 

高速道路で名護市に向かう

 

やはり、山は満開のイジュでいっぱいだ

 

富士のイジュも満開で、今が見頃だろうと期待した

 

しかし、結果はご覧の通り

 

 

まだ、2~3分咲きである

 

私は、開花について知識がないので、いつ、満開になるか分からない

 

素人目からすると、あと、4~5日はかかるのではないかと思う

 

 

次に大宜味に向かった

 

塩屋大橋の手前で、見事な咲きっぷりのデイゴを見た

 

 

満開の峠を越しているが、まだまだ、見応えがある

 

車から降り、暫く見入っていた

 

国道58号線にあるので、非常に目立つ

 

私がいる間にも数台が車を止め、写真を撮っていた

 

塩屋湾の山手の山頂付近に以前に宿泊施設があった

 

今は、廃墟になっているが、周辺は公園として整備されていた

 

山に登る坂道は、両側にサクラが植えられ、今は、葉が生い茂っているが、桜の開花時季にはさぞ、綺麗だろうと思う

 

頂上付近の駐車場に着いた

 

荒れ放題かと思っていたが、そうではなかった

 

建物は廃墟化していたが、公園は、ある程度、整備され、花も咲いていた

 

 

トイレも清掃され、水も出た

 

六田原展望台の看板があり、そこから塩屋湾が一望できた

 

 

ここからの眺望はすばらしかった

 

 

 

次に目指すは大宜味村指定文化財の猪垣(ヤマシシガキ)だ

 

トイレの側に案内板があり、その横から階段を上って行くことにした

 

 

 

登ること20数分、約200段を登った所に猪垣があった

 

 

 

 

 

以下、大宜味村ホームページより引用

《大宜味村の先祖は、杣山(現在村有地)と農耕地(畑)との境界に猪垣を築き、畑地へのヤマシシの侵入を防ぎ、畑を守ってきた。殊に猪垣に隣接する土地の所有者は代々自分の畑を守るためにも、大宜味村全域の畑を守るためにも、自分の土地に接する猪垣を責任を持ってその保全に努め、崩れたら直ぐに補修をして猪垣を維持してきた。

畑へのヤマシシの侵入は、主食であるイモやすべての作物を失うことにもなり、農民の生存にかかわることだけに、猪垣をもってヤマシシの侵入を防ぐことは農民の生きるための戦いでもあった。

猪垣には私達村民の先祖の歴史が刻まれている。大宜味村全域を囲い込む猪垣は「十里の長城」とも呼ばれ、構築から改修・保全と大宜味村に住んでいた人々の長い歴史の証しである。私達村民の先祖の歴史を語ってくれる貴重な文化遺産である。》

 

 

3つ目の目的はヤンバルクイナである

 

 

辺野喜ダムから伊江林道、辺野喜林道、佐手・辺野喜林道、奥・与那林道を10~20kmの速さで車を走らせたが、残念ながらヤンバルクイナに遭遇することはなかった

 

 

 

 

時期的には早かったのかもしれない

 

奥・与那林道の終点、奥川には多くの鯉のぼりが舞っていた