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しらっきーのひとりごと
2日続けて観劇できるなんて
幸せの極み
観劇したのは
「ブロードウェイと銃弾」
前日のレ・ミゼとは打って変わって
お気軽なコメディーのミュージカル。
最近、コメディミュージカルというと
福田雄一さん演出の舞台ばかり観てるけど
この作品もそう。
でも福田さん演出のコメディは
間違いなく笑える
そして
その笑いの中に人間らしさが
見え隠れしてる。
「ブロードウェイと銃弾」は
初めてみた作品でしたが
ストーリーが面白いし
笑いポイントがいっぱいでした。
プログラムを見たら
劇中の曲は
1920年~33年の禁酒法時代に生まれた
ジャズソングやコミカルな流行歌だとか。
あまりにもストーリーに合ってて
オリジナルだとばかり思ってました。
作品の時代も1920年代。
ヒット作が出ない劇作家デビッドと
意外にも作家としての才能がある
ギャングのチーチが中心のお話。
ドタバタの末に
ヒット作ができてしまうというのは
「プロデューサーズ」にもちょっと似てる。
出演者は皆さん主演級の方ばかり。
よく考えたら
すごい贅沢なキャスティングだわ…
とにかく
チーチ役城田優さんが
かっこいいのなんの
中盤にはタップダンスのシーンもあり
群舞の中心でタップを踏む姿も
ステキ過ぎる~~と
オペラグラスでガン見状態でした。
デビッド役の髙木雄也さんとの
絡み具合も楽しかったですが
それ以上に
ボスの愛人オリーブのモノマネや
オリーブをクソミソにけなすシーンなど
ギャング姿のかっこよさとは逆の
コメディアンぶりが
これまたスマートなのに笑えるという…
何をやっても様になってしまうのねぇ
そのオリーブ役の平野綾さんも
強烈に印象的な役で
めちゃめちゃ笑えました
コメディには必要な
”いかにも”なおバカ役なのだけど
キュートで憎めない感じ。
でも「レディ・ベス」では
タイトルロールの
高貴な役柄やってるんだよねえ。
そういえば
「レ・ミゼラブル」のエポニーヌも
やってたっけ。
色んなタイプの役ができるのも
声優で鍛えられたものが
ベースにはあるからなのかな。
イメージが固定していないっていうのは
作品ごとに
どんな人物像をみせてくれるのかという
ワクワクや期待度が高いから
観客側としては楽しみなところですな。
ギャングのボスは
大大大好きな橋本さとしさん。
いやあボス役似合う~
もともとコメディセンスはあるし
渋い役も似合うし
禁酒法時代のギャングのボスらしさが
何ともいえず垂涎ものでした。
とは言っても
その時代のギャングを
知ってるわけじゃないけど
イメージよ、イメージっ
完璧な舞台を作ろうとした結果
チーチが取った行動とその後は
コメディストーリーでありながら
どこかシニカルで
ただただ楽しいだけでない
大人なコメディでした
人間、見た目によらず
何かしらの才能を持っていることもあれば
その才能が必要な人ほど実は才能がない
ということもある。
ヒット作が欲しい劇作家には
そのセンスが無く
芸能とは全く無関係そうなギャングに
脚本の才能があった…という設定も
どこか皮肉と言えば皮肉なのかも。
なーんて思ってたら
この作品の脚本て
ウディ・アレンだったのね
なんか納得。
ただ
ラストは何となく尻切れトンボっぽい
というか
慌しく最終場を終わらせてしまった
というか
そんなモヤっとした感じも。
もう少し
デビッドの心情を丁寧に見せてくれても
よかったのに…っていう気分でした。
でも!
楽しい作品に
気分も明るくなりました
やっぱり
笑うって良い事だわね
しらっきー&ペり子のおススメ
手軽にお花を飾れて
お部屋が明るくなりますよ♥
『しらっきー&ぺり子のひとりごと』
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