「NO DAY BUT TODAY:
過去も未来もない。
今日という日、ただ精一杯愛し、生きるだけ。」
というのがサブタイトルだそうですね…
って、長い!
いや、このサブタイトルだけでこの舞台の全てを言い尽くしているかも…
『RENT』を観たのは実は初めてで、実はほとんど「予習」とかしていかなかったので、最初は人間関係とかよくわからなくって、戸惑いながら舞台観ている…という感じでした!
(やっぱりある程度の「予習」は必要だと実感…σ^_^; )
でも、役者さんたちの熱演や、幕間にパンフレットを熟読?して「あらすじ」や人間関係をある程度把握したことで、「見えない明日」の中で、精一杯生きて、誰かを愛そうとする(だから嫉妬もするし、いじけたり?もする…!?)若者たちにものすごく共感したし、また、苛立ちもしました…
しかも、みんながみんな歌うまさんばかり!
歌でしっかり自分たちの思いやその場の状況なんかを表現でき、その場の「熱気」まで盛り上げることができるって、本当にすごいし素晴らしいですね!
「歌」の力というものを、あらためて実感させてもらいました!
その中で、主役のマークを演じた村井良大くん!
マークは、「狂言回し」的な役割も担っているわけで、だからこそ、個性豊かな(変わり者ともいう…σ^_^; )「仲間」たちの中で、一番真っ当で!?「普通」の感性や生活意識を持っている(要するにどこにでもいる!?)若者である必要があるんですよね?
「普通」を演じるって、むしろ本当に難しいと思うんですよ!
でも、村井くんは、そんな「普通」の若者を…「普通」であるが故の疎外感やコンプレックスのようなものも合わせて、本当によく表現できていたように思いました!
ややもすれば埋もれがちなキャラなんだけど、しっかり存在感を出していたし、歌も本当に上手くなったなあ!と感じさせて、「三番槍」の頃を観ていた人間としては本当に嬉しかったりして…
マークが「普通」だからこそ、そのマークが振り回される周りのキャラの「濃さ」(個性ともいう…^^; )が際立つわけで、その「濃い」キャラをそれぞれのキャストさんが本当に「吹っ切った」!?演技でよく演じていたと思います。
私が一番「おおおっ!?」と思って惹きつけられたのが、そのマークを振って「女性弁護士」のジョアンヌと付き合っている、上木彩矢演じるモーリーンでした!
いろんな人がいろんな人を好きで…
でも、それはそれこそその人の「自由」であり、「男が男を」あるいは「女が女を」好きで何が悪い!?
みたいな開き直り!?がまた潔いというか、清々しくもあり…σ(^_^;)
でも、だからこそ!?
そんな多様で個性豊かな若者たちを結びつけるキーマンが、エンジェルだったんですね…
このエンジェルというキャラクターについては、私の中では、平方元基くんが2016年の岡田浩暉さんの『I Love Musical』のコンサートで浩暉さんと歌い、そして去年のクリスマスコンサート?で石井一孝さんと歌った「I ‘ll Cover You!」のイメージがとっても強くって…σ(^_^;)
元基くんのようにちょっと大柄で…でもそれに反して?!キュートで可愛いおカマちゃんを勝手に想像していたんですよ!
(まあ、もっと極端に言えば、『クレヨンしんちゃん』に出てくる筋骨隆々で髭の剃り跡も青々としたマッチョのおカマ…^^; )
でも、実際に観たこの舞台の平間壮一さん演じるエンジェルがあまりにも小柄で可愛い、まんまの「エンジェル」であることにちょっとショックを受け…Σ(・□・;)
肩透かしを食らったような!?気にさえなったんですが、いや、こんな可愛いエンジェルもありかなと…というか、これこそが王道!?本道?!のような気もして、ちょっとほっこりした気持ちになりました…
(ああ、だからこそ観てみたい!大柄でレトリーバーのような可愛いさの元基くんのエンジェル!😅)
それにしても、やっぱり「I ‘ll Cover You!」は名曲だなあ…
ところで、のっけから会場全体が何かのコンサートかライブのような雰囲気なのにビックリしたんですが、これはどういうことなんでしょうね…😅
やたら「ヒューヒュー!」という歓声が上がるし、拍手の時にも「ワーッ!」ていう怒濤のような!?歓声が伴うし…
まさにライブハウスのようなノリで…
いや、盛り上がっていいんですけどね…σ(^_^;)
ミュージカル界に新しい波が来ているのかな…?!とも思えて、ちょっと面白かったです…
良大くんへのお花がいっぱい…