生命の息吹を感じるので、こんな木を眺めるのが、私は大好きです。

誰かに洗ってもらったのは見てきましたが、自分がマザータッチを使ってきっちり試してみたのは初めてです。
絹毛布のお洗濯というのは、かなりの冒険を含んでいます。
絹毛布の販売を始めたころ、何人もの方から絶望的なことを何度も聞きました。
他社製品ですが絹毛布を洗濯したら「板」になった!というお話です。
基本的に、絹の毛布はドライクリーニングが普通です。
ここで言う皆さんはもちろんドライに出されてのことなのです。
(家庭でのお洗濯では、普通もっとひどいことになるらしいです!!)
「板」!?意味がわからなかったのですが、私も同じ経験をしたのです。
シルクふぁみりぃでも絹毛布を販売して欲しいというご要望がたくさん来て、私は自分も欲しかったので(ここ重要です!)どこの絹毛布がいいかなぁ~と取りあえず何枚も何枚も取り寄せてみました。
取り寄せた9800円~50000円くらいの8枚の中で
「これがいい!!」
と思えるのは、残念だったのですが正直に言うと1枚も無かったです。
考えあぐねて、ふとある記事を目にしました。
その製品の取り寄せはできない(完売品)のですが、直感的に
「これだ!!」
と思いました。
わずかな情報を頼りに、たぐり寄せるように問い合わせて、問い合わせて、行き着いた先が、今取引させていただいている毛布工場なのです。
お電話して
「お宅の製品を販売させていただきたいのです!」
と伝えると換わって出てくださった専務さんが言われました。
「どうして、うちがわかったんですか??」
と驚かれてくださいました。
当時は全く、表に名前を出していなかったのです。
すぐに大阪の南端、泉州まで参りました!
「絹の毛布では、日本では多分うちが一番良い製品を作っています!」
ここで、たくさんのサンプルの中から私が惚れ込んだのは、国産繭毛布でした。
魅力的な他のたくさんの製品と、表情が違っていました。
「この国産繭毛布は、まだ試作だけで、他のどこにも出してません。
けど、うちでも一番上の製品になります!
だいたい10万円~15万円くらいで販売してください。」
国産の蚕の繭自体無くなってきているので、たくさんは作れません。
毛布用に繭を!なんてできません。
お化粧品や、ケーキなどお菓子にシルクを使っていて、その流れのシルクを毛布用にもらっているとのこと!です。
国産繭毛布はたくさん作るのは無理ですが、、うちで販売する程度なら、何とか今まで続いてきています。
過去にデパートで10万円くらいの絹毛布を購入してきた病院長の奥様などからも、絶賛していただき、本当に製品の質には自信があります!!
「睡眠の質が変わった」
「寝ているときに寒さを全く感じなくなった」
「ぐっすり寝て、気持ちよく目覚める!」
「こんな毛布があるんですね!初めての体験です」
そんなご意見をた~くさん、いただき続けております

お洗濯についての話題に戻ります。
皆さん、すでに絹毛布体験者の方は
「絹の毛布いいんだけど、1回洗濯すると、まるで板かと思うくらい堅くなってしまうからねぇ」
私も取り寄せた何枚かの他の会社の製品を早速洗ってみました!!
意味がわかりました。
確かに「板」というのが正直な感想なのです。
最初から、少し芯のある感じの堅い絹の毛布は、確実に板の感触になってしまいました。
それは昔から有名な大手の製品でした。
ほかの製品で、薄地でふわふわだった毛布で、洗っても大丈夫なものも中にはありましたが!!
ほとんどは、二度と掛け毛布には使いたくない製品に様変わりしてしまいました。
今回、国産繭毛布をマザータッチのオレンジタイプで洗ってみました。
柔軟剤は、正直なところ使いたくないのですが、絹毛布に関しては、工場でもできたら風合いを少しでも元に戻すために使って欲しいということなので、使ってみました。
事前に数種類買って試しておきましたよ

できるだけ天然にこだわりたかったのですが、あまりに高いものは現実的じゃないので、まぁまぁの価格の製品を取り寄せました。

使った洗剤(マザータッチオレンジボトル)と柔軟剤【ケアベール)をアップしてみました。

うちは、水道メーター部分に活水器など取り付けており、家中のお水が良い水(!?)なので、普通と少し違っているかも知れませんが、なかなか良いお洗濯ができました。

上の写真では、左側が洗濯後で右側が洗わずに陰干しブラッシングで数年経過の毛布です。
下の写真では、上が洗濯後の毛布で、下が洗濯せず同様に数年経過の毛布です。
ふかふか感は、あまり変化が無いので驚きました。

ちなみに、水が少し違うので、一般と少し変わるので参考にならないかもしれないのですが、洗濯機の毛布洗いモードで、柔軟剤をセットして洗ってしまいました。
(本当は、手洗いの感じが良いようです!)

このオレンジの写真は、マザータッチの裏面の説明です。

柔軟剤をご紹介します。
私は下の写真のケアベールを使用しました。
少し香りがありますが、あまり気にならない程度でした。

次は、安い製品の中では一番天然っぽいパックスナチュロンの衣類のリンスです。
匂いも、化学的なものではなくて、原材料も好感が持てます。
以上の写真までがパックスナチュロンの背面、側面の説明書きです。
少しだけお酢のにおいを感じましたが、確かに入っているのですね。
柔軟効果は、3本の中で一番低かったです……。残念!!
赤ちゃん用品として出されている柔軟剤は、ミルクビンなどで有名なピジョン製のベビーソフターです。
こちらは、ふたを開くと、洗剤特有の強めの香りがして、少し使う気がしなかったです。
でも、靴下などの仕上げに使ってみると、やさしい感じでした。
絹100%5本指靴下や、ワイルドシルク5本指靴下が、やわらかく履きやすくなっていました。
数日前に、クレームのお電話をもらいました。
「普通洗剤でお洗濯後、長時間日光に当ててしまったら絹の5本指靴下がゴワゴワなって履きにくい!交換してください!」
という内容のクレームでしたが、そんなになってしまった靴下を少しでも履きやすくするのは……と、柔軟剤を調べてみたくなったのです。
基本的には柔軟剤は嫌いです!
でも、
「もし、家庭でお洗濯したときは仕上げに柔軟剤も使ってください!」
と工場で言われたことを思い出し、じゃぁ毛布もこの柔軟剤で仕上げて洗ってみようと思った次第です。
絹毛布は、きちんと材質を伝えて、クリーニング店に出すのが基本です。
普通の洗剤で、ぐるぐる洗濯機を回したり、日光に当てて乾燥させたら、どんなに起毛日本一の毛布工場の製品もダメになります。
私は、とっても乾燥している日に、半日陰で風が通る場所に干しました。
少し毛並みは乱れましたが、やわらかさは、元に近い形で残せました。
なめらかシルク毛布は、今までに何度か洗っていますが、なかなかいい感じです。
少し薄地なので、洗いやすいです。
(うるさいほど何度も申しますが、絹毛布は基本的にはドライクリーニングをお願いしています!)
絹は水を嫌いますので、完全に元の風合いそのままに戻ることはありません。
でも、こうして洗えたことをご紹介させていただけて、嬉しいです
もし、ドライクリーニングに出すよりも、家庭で洗いたい……と思われる方のご参考に、少しでもなれば嬉しいです

いつもありがとうございます
