【豆状結晶】
寄り道だらけの旅の途中


【無垢】

寄り道だらけの旅の途中


産地;北海道



北海道の音調津鉱山で産出します。

とは言っても、今はすでに鉱山はありません。


石墨は山の斜面に露頭が出ています。

その景色たるや、見事なものです。

現在、この山に向かう途中は私有地となっています。

私は運良く、山の持ち主の方と案内していただいて採取しました。



石墨は炭素からなっています。

その化学式はCで、ダイヤモンドもCと同じ化学式です。

しかし、ダイヤモンドの硬度が10に比べて、石墨は硬度が1です。

同じ元素からなっていても、作られる環境でこれだけ違う鉱物が産出します。


石墨は、鉛筆の芯に使われています。

ですから、触ると手が黒くなります。


写真の上は、世界でも珍しい石墨の豆状結晶で、図鑑などで石墨を見ると、音調津鉱山の石墨の写真が使われています。


下の写真は、同じ音調津鉱山の石墨ですが、無垢(むく)と呼ばれる形状の標本です。

上の豆状結晶が斑糲岩(はんれいがん)を母岩としていますが、下の石墨は母岩を持たず、石墨だけからなっています。



数年に一度ぐらい、山の持ち主の方と石探しに行きます。

私よりもかなり高齢の方なのですが、足腰はしっかりしており、山の斜面もスイスイと登ります。

今年は日高山脈もヒグマが現れて、山に入ることができませんでしたが、またいつか採取に行ってみたいと思っています。