ロシア | しかまち心療内科のブログ

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精神科の記事は一応専門として書いていますが、政治経済は素人ですので趣味で書いています。

2021.10.3読売新聞

9月の下院選で野党ロシア共産主義者ウォルコフ候補に対して、ロシアの共産主義者という政党のウォルコフというという人が立候補し2人とも落選、プーチンの統一ロシアが勝利した。サンクトペテルブルグでは野党候補にそっくりな人がわざわざ名前をその野党候補と同じ名前に改名して立候補。投票者が間違えて投票するように工作した。

ルールは守ってますか。中国はルールを変えてくるけどロシアは民主主義国家であるためかルールは守っている。しかし、そこまでやるかって感じ。プーチンは目的の為なら手段を択ばない。

 

2022.1.29

プーチンはNATOに対しウクライナまで進出しないよう求めたが、バイデンはこれを拒否。

これは恐らくそちらが出てこないならこちらも出ない。それで手を打とうという話じゃないかと思う。プーチンがウクライナに侵攻すればNATOも対応する、というくらいの反応で十分ではないのか。NATOはウクライナまで進出しますといえば、じゃあ、こちらも進まざるを得ませんね、という話になると思う。わざわざ火種を作ってどうする。加えて、ヨーロッパの事はヨーロッパに任せたらどうか。それだけの力は持っているでしょう。ヨーロッパから米軍は撤退していい。必要なし。

紛争地域は選挙でもやって帰属を決めたらどうですか。その時怪しいロシア人が大量になだれ込んでくるかもしれないから国境を管理する必要がある。

 

4月1日

中国よりは約束事を守ってきたロシアだが今回はかなりルールを破ってきている。プーチンから領土を取れると思っていた安倍氏は判断が甘いと思う。中国よりはましだけど、ロシアは約束を守らない。

 

4月14日

スウェーデンとフィンランドがNATO加盟を希望。

これまで中立の立場だった国々が対ロシアで軍事同盟に加入する動きが加速している。プーチンはNATOが近くに来ないようにと考え行動に移した。その結果、NATOは拡大しロシアに迫ることになりそうだ。プーチンの行動は逆効果になっている気がする。NATOを拡大させてもウクライナを削り取りたいというならわかるけど。でもそれは結果論で、当初は政権転覆を考えていたと思う。

 

6月6日週刊新潮6月2日号

退役軍人が国営放送で「重大な問題は我々が国際社会から孤立していること、状況はさらに悪化するだろう」とコメント。

マスメディアを完全に言うこと聞かせきれなくなっているか。

プーチンが腹水を抜いたとの情報(ニューヨークポスト)。事実なら癌の可能性もある。癌であれば末期だ。どうなるやら。ロシアの国防費はアメリカの10分の一。少ないため全面の兵器に予算を割き、弾薬や食料などの兵站に金を使ってこなかった、と。実際今回の戦争でもロシアの兵站は悪く短期戦に失敗すると前に進めなくなっている。

 

6月21日読売新聞

CNNがウクライナ住民がロシア国内に強制的に連行される様子を報じた。ウクライナ住民が激戦地から退避するとロシア情報機関が運営する選別収容所に平均3週間滞在させられる。ここで激戦地に戻るか、ロシアに行くかを迫られる。英国メディアはサハリンやカムチャッカに1万人のウクライナ人が収容されている、と。ここは人口が少なく労働力が乏しい。造船所や水産加工所での仕事を紹介するとロシア国営テレビが伝えた。

ロシア国防相は6月18日の時点で193万人のウクライナ人がロシア国内に退避していると発表した。

 

第二次大戦後のシベリア抑留と同じだ。多分国際法違反じゃないか。戦地の住民をなぜウクライナに送らないのか不思議だったけど、少しわかった気がした。占領地を故郷とする住民を無くしたいのではないか。この人たちがウクライナに残れば死ぬまで故郷に帰りたいと願うだろう。そうすればウクライナ政府としても動かざるを得ない。ある意味ジェノサイドだと思う。占領地の住民を根絶やしにしたいんだろう。さすがに殺すわけにもいかないから地理的に抹殺する。

 

 

8月30日長崎新聞

元ロシア兵士の暴露手記

元空てい部隊員のフィラティエフさん。

侵攻開始後理由は告げられず、ウクライナがロシアに侵攻しNATOが支援しているのかと思っていた。ロシアの一方的な侵攻と知ったのは後になってから。食糧がなく事務所などに入ってジャムなどを全部食べた。ただ生き残ろうとしているだけだった。4月に負傷し前線から離れた。戦争について語ることは禁じられていた。大多数の軍はプーチンや国防相に不満だ。大半の兵士はウクライナ人を敵と思って無く、人殺しも戦争も望んでいない。

8月1日に手記を発表し現在は出国しどこにいるかは明らかにされていない。

 

こんな感じなんですね。

 

 

9月18日読売新聞

戦況悪化しロシア国内に動揺

(東部ハルキウ州にて今月ウクライナ軍が反抗しロシア軍が大敗を喫した。戦車など武器はおきっぱなしで軍服から私服に着替えてロシア軍は撤退した様子。)プーチンは状況について軍が決めているものだとし、自分は関係ないとアピール。プーチンは作戦の継続を支持し責任をとりあえず軍部に転嫁する以外選択肢がない。モスクワなどの都市部でプーチンの解任を請願する区議が90人近いと伝えられている。

意見を出しにくいロシアにおいても批判の芽が出て来ている。プーチンとしては休戦には戦果が必要。だがゼレンスキーは妥協する姿勢がなく今のところ泥沼化になりそう。長引けば長引くほどロシアは国力を落としていく。北方領土を交渉するならその時に買い取ればいいと思う。

 

 

10月3日読売新聞

ロシア世論が核使用を求める声。

 

以前プーチンが核の使用も考える、というようなことを言ってた。おそらくブラフとは思うがその言葉が自身にブーメランのように返ってきた。プーチンは弱いところを国民に見せることができないのでつらい。ロシアは30万人の追加徴集を行い、ここから厭戦気分が高まっている。核の使用をちらつかせるような国は核保有を認めてはいけないと思う。

 

2023.4.16週刊新潮4月20日

昨年ロシアから亡命したカラクロフ情報将校が大統領の得意な行動について語っている。同氏はプーチンと政府高官との間で通信管理を行っていた。「13年間大統領が携帯電話やインターネットを使うのを見たことがない。テレビはロシア国営放送しか見ない。すべての情報は側近たちからのもの。」移動は特別な走行列車で行っていた。(居場所を特定されないために)各都市に机や壁掛けなど全く同じ作りの執務室を作っていた。盗聴を恐れ外国訪問時はトラック1台分の通話ブースを持参していた。「プーチンは単に恐怖を感じているんだと思う」

 

カエサルは暗殺の危険を指摘されてもほとんど一人で出歩いた。結果殺されてしまった。カエサルは身の安全よりローマの第一人者として行動することを選んだんじゃないかと思う。ローマを愛していた。

プーチンはロシアよりも自分が可愛いんじゃないか。愛国心が薄い?自らに危機が押し寄せたとき自暴自棄になる可能性がある?失脚した後ロシア国民にズタボロに殺されてしまう可能性も感じている?今後ロシアは更に国力を落としていくだろう。反プーチンの波は出てくる。アメリカはその時亡命の準備をすべき。これまで海外でも暗殺を行ってきているから、当然自分もそうされると考えるだろう。相当な保証をつけないと出てこないだろう。一人静かに死に行く者じゃない。もう終わりと思ったら多数のものを道連れ(核など)にすることも考えられる。

 

 

2023.6.24

何とワグネルがクーデター。モスクワへ向かっている。ロシア軍の抵抗は弱く黙認している印象と。軍も戦争したくないんだろう。プーチンの命運やいかに。北方4島を買うチャンスが出てきた。東シベリアが独立してくれたらいいなあ。中国も東シナ海からロシアに舵を切るかもしれない。こちらは軍でやるだろう。ウラジオストック当たりを占領されると日本は防衛上非常にまずいと思う。

 

ベラルーシのルカチェンコが毒殺?

プーチンとの会談後急変し重体と。参戦しないベラルーシに業を煮やしていたというが、ワグネルの反乱を受け、盟友ベラルーシは動けなくなった。プーチン危うし。

 

2023.6.25

午前2時プリゴジン氏は元の位置に戻るとSNSで表明。ルカシェンコ(渋滞ではなかったのか?)がプリゴジンと会談してベラルーシに行くことにした、と。

ロシアの内戦は回避?混乱は避けられた方がいいと思う。これでプーチンが妥協に向かえばよいが。ところがゼレンスキーが交渉しそうに思えない。この2人のキャラのせいで人がたくさん死んでしまう。

 

プリゴジンは国防総省を非難しプーチンは味方してくれると考えがあったという見方もあるそうで。プーチンをわかっていない。

 

 

12月25日読売新聞

40歳の女性ドゥントォワ氏が大統領選に立候補しようとした。選管は書類に100か所の不備があったとして立候補を受け付けなかった。同氏は平和で友好的なロシアをうたっており、兵士の妻や母親の間で支持が広がるのをプーチン政権が危惧したとの見方がある。野党候補もプーチン体制を容認している。

 

これがロシアの民主主義。親プーチンでないと立候補できない。形だけ選挙やってますよって感じ。

 

 

2024.2.19

ナワリヌイ氏の死

北極圏の刑務所に移送された数か月後に死亡。かなり怪しい。反体制派の人たちは複数名不審な、あるいは明らかに暗殺されている。プーチンの敵はウクライナではなくロシアの世論にある。明らかな判断ミスによるウクライナ侵攻、ここからの失脚を相当恐れていると思う。プリゴジンがモスクワに進軍するとき軍も警察も黙認していた。プーチンの支持率が90%超えるという世論調査は当てにならないようだ。中国同様独裁国家が傾くときは一気に来る。だれも信用しないプーチンはよそにもうちにも友達がいない。孤独だ。

 

3月14日長崎新聞

プーチンが13日国営テレビのインタビューに答えた。ウクライナで戦術核の使用は考えなかった。しかし「兵器は使うためにある」と。「主権と独立の維持にあらゆる兵器を使う」。その一方ロシアの安全保障を確保できるなら侵攻を終わらせる用意がある、と表明した。

核兵器使用に触れており、レッドラインを超えた言葉だと思う。これは許すべき言葉ではないと思う。しかし、その一方この言葉は金正恩に似ている。通常兵器では対応できない故核に頼らざるを得ない。苦しいプーチンの立場を表している。後半の文面は本心だろう。プーチンは戦争を終わらせたい。ゼレンスキーは続けたい。トランプはロシアにのるか。バイデンはゼレンスキーを押す。