遺産の一定割合の取得が相続人に保証されている権利「遺留分(いりゅうぶん)」。

ところで、具体的な遺留分の割合っていくら??


こんにちは、司法書士の国本です。

前回2回は遺留分についてお話をしてきました。
 遺言を書くときに気をつけること『遺留分』
 遺留分減殺を請求する方法


◆遺留分の割合
肝心の遺留分の割合についてお話をしていませんでした。
遺留分の割合がわからないと、イメージがわかないですよね。

遺留分の割合は次のように法律で定められています。
まずは、(基本のルール)から。

(基本のルール その1)
①相続人が直系尊属(父母、祖父母)のみの場合・・遺留分は3分の1
②それ以外の場合・・・遺留分は2分の1
③相続人が兄弟姉妹になる場合・・・遺留分はなし

特に③をよ~く覚えておいてくださいね。


◆各相続人の個別的割合
(基本のルール その2)
相続人の個別的遺留分は、相続人の法定相続分に(基本のルール その1)の各自の遺留分割合をかけたものになります。


◆たとえば、相続人が配偶者と子の場合の遺留分

1、相続人が配偶者と子

みなさんにより分かりやすくと思い家系図を作りましたが、なんだか図が見えにくいですね。これ以上拡大できないんです。すみません。。。

文章で解説しますね。

夫が亡くなり相続人が配偶者(妻)と子供の長男と長女2名の場合
法律で定められている法定相続分は
  配偶者  2分の1
  長男   4分の1(2分の1を子の数2で割ります)
  長女   4分の1(2分の1を子の数2で割ります)
になります。
 

この法定相続分に遺留分の割合(基本のルール その1②)を掛けて
各相続人の遺留分は次のようになります。

【各相続人の遺留分】(法定相続分× 遺留分の割合)
  配偶者  4分の1  (2分の1 × 2分の1)
  長男   8分の1  (4分の1 × 2分の1)
  長女   8分の1  (4分の1 × 2分の1)
 

これが相続人が配偶者と子2名の場合の遺留分。


長くなりそうですので、他のケースはまた次回にご説明します。

次回もおたのしみに!