私は、たぶん頭がおかしい。

異常だ。



「母親と姉が痩せたらどうしよう。」


「綺麗になったらどうしよう。」


「幸せになったらどうしよう。」


って、それしか頭にない。



摂食障害に陥ってからというもの

母と姉が

太っておかしくなると安心し、

痩せるとパニックになってた。



この3〜4年程で母親は、

30kg近く太った。


それは私のせい。


私の作る料理のせい。



(元々は痩せ体質で、40年近く

好きな物を好きなだけ食べても、

ず〜っと30キロ台だった。)



そうして

母が急激に太ったことで、

私は安心したのも束の間、


風邪で少しでも食べれなかったり、


ストレス喘息で咳が止まらないと


嘆いてる姿を目にしていても、


体を心配するのでも、


辛いだろうなぁと


心に寄り添う訳でもなく、


体力を消耗してるから


痩せていくかもしれない


という不安に押しつぶされそうになり、


夜も眠れない日々が続いたりしていた...。




人間として失格...。




いつしか母と姉

(結婚して少し離れた所に住んでいる)

が太り続けていかないと

安心出来なくなり、


点とでも痩せそうなものなら、


錯乱する程のパニックに

陥ってたという...。



毎日毎日、

母のお茶碗にはギューギューに、

ご飯を盛っては、その都度




「こんな食べられへん言うてるやろ?


ちゃんと減らしてや。


何度言ったら分かるん!?」



って怒鳴りつけられ、



食事の度に大バトル。





怒鳴られるのが辛いのなら、

やめればいいのに、



それでも、ギューと押さえつけた

山盛りのご飯をよそう日々。



おかずにしても、

ワザとカロリーの高い料理を

作ってしまう私に対し、


ウンザリした顔で溜息をつかれ、

嫌そうに おかずを

お箸で突きながら 


「次からは、これはやめてや。


私、脂っこいもの苦手やし、


あっさりしたものが


よくなってきてんから。


あなたみたいに量減らしてっ。


それぐらいやったら私だって食べれるわ。


私ももう歳やねんし、


見ただけでウンザリすんねん。」



って恐ろしい顔して 

まくしたてるように

怒鳴り続ける。




私は食事の時間が恐怖となった。



母は母で、食事の時間が苦痛になった。




私が悪い。



私が完全に間違っている。



でも、そうしないと生きていけない。


そんな風にしか生きていけなくなった。




だけど...



たったこの3〜4カ月で

母親が15キロほど痩せたのだ。



その姿を見てるだけで、

叫び出しそうになってたし、


今日も苦しさのあまり

泣き喚いてしまった。



自分に対しては、

大好きな人達のブログを読みまくっては、


もっと栄養のあるもの

体にいいものを

頑張って食べなきゃと

思ったりする時もあるのだけれど、




実際に目の前で、

どんどん痩せていってる姿を

見さされ続けていると、



益々 食べる事が辛くなって、

キチガイみたいになってしまった。




「あんたは、頭がおかしいねん。


20歳ぐらいの子を見て、綺麗とか


羨ましいとか思うんやったら、


まともやで。


まぁ、同じ歳ぐらいの人でもええわ。


あの人が痩せていってるから


焦るとか、


痩せて綺麗になったら


どうしよう思うんは、まだ分かるで。



私を見て、焦る、焦る、って


アホちゃう?


異常やねん。異常!!


もう、入院しぃや!!


精神病院入りっ!!


ふんで、薬飲んで ずっと眠っときぃ。


ホンマ、頭おかしいわ。


完全にイカれてる。」



次々と投げ捨てるよう大声で怒鳴りつけ、



「な〜にが、太る、太る、


太るのが怖いよ? はぁ?


今のあんたが怖いねん。


痩せすぎてて、


こ〜んな顔になってんで。


(手で顔を押さえて、私の顔真似をして)


こんなんやでっ。



綺麗になりたかったらなぁ


太ればいいねん。


太りぃやぁ〜。太れ、太れ、


太らんかぁっ。


そうしたらなぁ、綺麗になれるわ。」


と言い、





「私は神様側にいる人間やねん。



あんたは悪魔、悪霊側に


くっついていってんねんから、



反する者同士が一緒に住める訳ないやん。



わかる?



こっから線があって、


私とあんたは


全く別世界で生きてんねん。



一緒になれる訳がないやろっ!!



ホンマは別々に住まんとアカンねん。」




と言われる始末...。



泣き続ける私。





私は、いつだって比較しては、

焦って落ち込んでた。



何でも器用で父親に女としても、

妻としても、

思いっきり愛され続けてきた母が

心底羨ましかった。





子供の頃から ついこの間まで、


父親からは


母や姉と私を比べられてばかりいて、

その度に散々傷つき、


ダメな自分が益々嫌になっていってた。




自己評価は低まるばかりだった。




いつしか、私自身も


全てのことに対し、


父親目線からしか


自分のことを見れなくなってしまった...。





私の心と頭が、


何をしてても 


どんな時でも、


父親の言葉をなぞり 

私を罵っている。





私は...未だに父親が怖い。




父親の評価を 

今でも異常なまでに気にしている。





父の溜息一つに

ビクビク オドオドしていて、


毎日の怒鳴り声に

心臓のバクバクが止まらない。





何にキレるか全く想像も出来ないから


常に神経張り詰めていなければならない。




支配的、威圧的な父。




いつもイライラしていて、


何かにつけ怒鳴り散らす父。




母と私の前で全く態度の違う父。



まるで別人のよう...。




子供の頃から父親のことを


二重人格者、多重人格者だと


思ってきたけれど...



それでも、私は愛されたかった。




愛されたかったのだ。





母のように、愛され、


「私は幸せ一杯です。」


と言わんばかりに、


自信に満ち溢れ


キラキラして生きたかった。




私は母に、なりたかったんだ。




でもなれないから...




母への羨ましさは


妬み心に変わっていった。




妬み心。




母と姉に対しての妬み。




私の醜さは、そこからきているのか...。




何より心が醜い。




こんなどうしようもない


クズみたいな自分になりたくなかった。





父親にも母親にもとらわれている。



楽になりたい。





母と姉と自分を比べ続けることから


逃れたい。





自分の心なのに...



自分の頭なのに...



一切言うことをきいてくれない。





こんなに怒鳴られ続けても、



自分だけ 3時のお菓子を


食べるということの方が辛く、


また恐怖心に


押し潰されそうになるから、




散々謝って、機嫌をとって、



母親にも食べてもらうんだろう...。





今までもそうだったし、


これからもそう。




3時が終われば、夕食の用意もして、



また怒鳴られて...泣きながら眠って



また朝が来る。




明日の昼食も夕食も、


また怒鳴られ続けて...




毎日毎日が それの繰り返し。



それだけの繰り返しだった。



これからも きっと同じ...。




私は変われない。





体型を変えるのではなく、



本当は心を変えなければならないのに...。





心が綺麗になりたい。



変わりたい。変わりたい。



心の綺麗な優しい人になりたい。






どうしたら変われるんだろう...。



変わりたいのに、変われない。



変わりたい。変わりたい。




諦めなければ きっと変われる。



希望を捨てなければ、



いつかは変われる。




そう自分に言い聞かせて、



取り敢えず 今を生きのびよう。



死にたいって気持ちを投げ捨てて、



この一瞬だけでも生き延びよう。