指宿菜の花マラソン その6 | SHIGEMAGAZINE

指宿菜の花マラソン その6

さてさて、やっとその6を書く暇ができたので
書きますか(*^_^*)

さぁ~ということで、35キロ目前まで意地で歩いてきました。

35キロを超えれば時間制限もなくなるし、
応援隊も待機しているはずだから、
これで、どうにかこうにか完走は見えた!!

よしよし!!

35キロ地点待っていろよ!!

てな感じで、歩いていたら、33キロ地点を超えたくらいの時です。

一本のメールが入ってきました。

「もう、みんなゴールに向かいますので、頑張ってくださいね。」

え、ぇぇぇ~!!!!!
どういうこと!!

応援隊行ってしまうの・・・・

やっしーも、コータローさんも、もちろん俺も
もう、いっぱいいっぱいよ!!!!!!!!!!

みんなの笑顔と、応援、あわよくば伴走、
これでやっとゴールできるのにどういうこと・・・

応援隊よ、行っちゃうの!?行ってしまうの!?

助けが必要なのはこの、落ちこぼれギリギリ軍団なのに・・・

かっこよくゴールできる人たちの方へ行っちゃうのも良いけど、
本当にあなたたちの声援が必要なのはこっちなのに・・・

一人だけでも残って、声援してほしい・・・

SUN&MOONチームとして連れてきていた応援までも
ゴールに向かっちゃった・・・・

コータロー兄貴も本当に限界スレスレなのに・・・

いったい、何してんだよ・・・
せめて、SUN&MOONチームの応援隊だけでも残るべきだろう!!

他の、応援隊との兼ね合いもわかるけど・・・

悔しい。。。。

悔しい。。。

悔しい。。

誰が悪いわけでもないけど、
悔しい。


さっきまで元気玉で、笑顔で乗り切っていたけど、
悔しさが出てきたら、全身に激痛が走り始めた。

笑顔で、止まった痛みが
全身から吹き出す!!

ネガティブな思いはこんなにも身体を悪くするのか!!

悔しい!!悔しいけど、悔しがっていたら、自分が壊れてしまう・・・

もう、どうすれば良いかもわからない・・・

少なくとも、今、笑顔を作る元気がない・・・


日も暮れ始めて、1月の海風は容赦なく吹き付けるし・・・

おれ、ドラゴンボールの悟空で半袖だし・・・


もう、本当によくわからない。。。

どうする、どうする、どうする・・・

とにかく、35キロを目指すしかないのか・・・

でも、予定も崩れてしまったし・・・

いらいら歩いていたら、いつのまにかコータローの兄貴がいない、
遥か後ろだ。

離れちゃった・・・

あれだけ、つらくても一緒にここまで来たのに・・・

あぁ~どうする

35キロ地点に行っても、もう、誰も助けてはくれない。

でも、35キロ地点まであと1キロを切っている、
当初の目標地点までどうにか2人を連れてくることはできた。

コータローの兄貴も、後1キロは自力で行けるでしょ
もう、自分のことだけ考えて歩こう。

でも、35キロ地点を迎え、もう、俺は精根尽きてしまった。。。
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なんだかんだで、やっしーは限界を通り越したのか、
「僕は大丈夫です、せっかくくなので、ゴールへ急いで向かいます。」

『よく、言った。

お前は俺たちの代表だ!!先を急いでくれ!!

俺は諦めはしないから、安心してくれ』

ここで、やっしーは先に進み始めた。
さっきまで、一番リタイヤしたがっていた男が、
乗り越えて、俺たちの分まで進み始めた。

正直、感動だ!!!!

感動はしたものの、気が付けば、また孤独・・・

辺りは急に冷え込み始めた・・・

でも、ここまで来たんだ、とにかく歩こう。

コータローの兄貴もやっしーも頑張っているはず、
俺も頑張る!!

とにかく、一歩ずつ一歩ずつ
止まらなければ必ず着く。

さぁ~、歩くぞ!!

もう一回、元気玉だ!!

空よ海よ、大地よ、花よ、生きとし生けるものよ
宇宙よ、おらに、そして仲間達に元気を分けてくれぇぇぇぇぇ~!!

とどけ元気玉!!!!!!

兄貴、やっしー、そして今がんばっているみんなに
この思い届けぇぇぇぇ元気玉!!!!!

おりゃぁぁぁぁ~~~!!!

とにかく、一歩ずつ進むぞ!!