ラストです。変則的な捕手と外野手の組み合わせですが仕方ないですね。前回と異なり固定メンバーが多いので総員は少なめです。それでは始めましょう。
*捕手*
①トニー・ペーニャ(父) [捕133/一2]
③スティーヴ・レイク [捕10]
先発マスク基準での第二捕手は一塁手部門で紹介したパグノッズィですが、専業ではベテランのレイクが第二捕手。レイヴァ三塁コーチがフィリーズの新監督になった際に彼もフィラデルフィアに移りました。堅守・強肩を武器に93年までプレー(最終年は古巣シカゴ・カブス)。
*左翼手*
①ヴィンス・コールマン [左125/中23]
②カート・フォード [一2/左10/中1/右5]
③デニー・ウォーリング [一1/三4/左9/右1]
(8/31 ヒューストンから移籍加入)
⑤ジョン・モリス [左4/右1]
⑨デュエイン・ウォーカー [先発なし/代打メイン]
(途出:一1/左2/右2)
*中堅手*
①ウィリー・マッギー [中135]
*右翼手*
①トム・ブルナンスキー [右143]
(4/22 ミネソタから移籍加入)
②ジム・リンデマン [一1/左3/右8]
驚きですが以上です。内野手編が大所帯だったのと比べるとやけにコンパクトですね。ちなみに当然ながら開幕戦にブルナンスキーはおらず、先発右翼手はリンデマン。守備にやや難が有るのか守備イニング数では三番手のフォードが勝っています。リンデマンはPostジャック・クラークを期待されたマイナーのホープでしたが期待に応えられず終い。91年にはレイヴァ監督に誘われたのかフィラデルフィアでプレー。何だかんだ言われながらも94年まで一軍戦出場のあるしぶとい選手でした。
1988年のカージナルス、盗塁数234も流石ですが、その成功率も驚異的。
*セントルイス個人盗塁数・4傑+*
① コールマン 81/108 (.750)
② O・スミス 57/66 (.8636)
③ マッギー 41/47 (.8723)
④ブルナンスキー 16/22 (.727)
※⑤同数三名合計 18/21 (.857)
総合 234/298 (.7852)
左から:コールマン、マッギー、不明
(右端がランクフォードなら1990年春期頃?)
これではひとたび塁に出られると守備時の相手メンタルはズタズタですね。還されなければ怖さ半減とはいえ、やりたい放題。5位タイの内訳はロウレス6/6、フォード6/7、ペーニャ6/8。打順のどこからでも走ってきそうですわ。