その当時のライブ服は、主に市販の服でステージ衣装っぽいものや、雑誌や写真集のグラビア用衣装っぽいものを探して購入したものでしたが、ほとんどの場合、普段着として着回す勇気はなく、オフシーズン(ライブの)にはただクローゼットに入ってるだけでした。

通常は普通人を装って生き、ライブやイベントの時のみ正体を現す、典型的な隠れヲタ。

元々衣服にお金をかけたいタイプではなかったのがせめての救いですが、それでも全体的な服の量が通常の2倍になってしまいます(注…自分比)。いや、イベント用入れると3倍か。

他にも厚底の靴とか小道具とかライブハウス仕様ポーチとかなんかいろいろありまして、そーいったモノと普段着てる服たちが造り付けのクローゼットと新たに買った簡易クローゼットと引き出し8コのタンスとニトリで買った帆布の衣装ケース5コにぎっしり詰まってたわけです。

 

あまりライブに行かなくなった時、もういいかなと思って少しずつ捨て始めたわけですが。

……あくまで「少しずつ」でしかなかったです。

この先ぜったい着ないだろーというものでも、やっぱ「高かったから」「まだ新しいから」「想い出が……」とか一通りあるんですよねー。

「……いや、でも所詮黒歴史だし」ときっぱりさっぱり捨て尽くすまでには、実質数年かかりました。

 

そして今、ごくたまにライブにいく時の服は、1のただの普段着なのでした。