フリーターの先輩
安達です
大学時代
いまはなくなってしまった
小さい映画館でバイトをしてました
いろんなひとがいて
学生以外はいわゆる
フリーターと呼ばれる人たちで
20代半ばから30代前半でした
彼らには夢があり
映画監督になりたいとか
俳優になりたいとか
そういえばお笑いやりたいと言っていたひともいたような気がします
当時
そんなフリーターのひとたちと接して
「このひとたちは何故正社員にならずにアルバイトをしているのだろう」
と
不思議に思ったものでした
まさかその数年後
彼らとまったく同じ道筋を歩むことなど
まったく予想していませんでした
今
自分は
アルバイトをしながら
やりたいことに従事していますが
今
一緒に働いている学生さんも
むかしの自分みたいに
「このひとは何故就職しないのだろう」
と
思っているのでしょうか(笑)
でも大学4年生のとき
就職かお笑いやるかで迷ってて
「いっそ働きながら空いた時間で趣味程度にやろうかな」と
映画館で働いていた俳優を目指している先輩にこぼしたところ
「そういうのはよくないよ安達さん
やるんだったら思いっきりやらないと
意味がないんだよ」
と言われて
ああ、じゃあやろっかな、と思ったのを
今でも
映画館がなくなってしまった新宿の跡地を歩いている時に
ふと思い出すことがあります
みんな
今頃
どうしているんだろうな