今日のイタリアの新聞 | シチリアを旅するなら。。。

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2025年1月27日(月)
日本はフジテレビが話題の中心かな。
イタリアはどんなか?新聞の一面を見てみました。
 
どの誌も一面を大きく飾ってるのは
テニスのオーストラリアオープンで優勝した
イタリアの大谷翔平ことシナー選手の写真でした。
 
見出しはどうかというと
 
Corriere della seraは
Caos in Libano
Piano di Trump《Svuotare Gaza》
Il no di Egitto e Giordania al leader Usa
レバノンは混乱
トランプの〈ガザ一掃〉計画に
エジプト、ヨルダンはNoを表明
 
la Reppulicaは
Meloni:patto con l' Arabia
メローニ首相がサウジアラビアと100億€規模の貿易協定にサインしたことと、
国際刑事裁判所から逮捕状が出ていたリビアの政府高官を、
イタリア国内で拘束したにもかかわらず、帰国させたことについても大きく扱っていました。
 
 
La Stampaは
Trump vuole ripulire Gaza"I palestinesi in Giordania"
トランプはガザの一掃を求め「パレスチナ人はヨルダンへ」
 
 
il Giornaleは
Migranti in Albania:la svolta del governo
移民をアルバニアに:政府の方向転換
とし、裁判所がブレーキをかけていた
ランペデゥーサ島に着いた移民をアルバニアの一時収容施設に送ることが再開されたことを伝えていました。
 
上記にもあるように
今イタリアでは現政府と司法間でバトルになってるのですが、
il Fatto Quotidianoの一面見出しは
Giustizia,organici a -20/30%
Ma Nordio bambarda i guidici
法務関連、職員20~30%削減
それどころかノルディオ法相裁判官を爆撃
とかなり衝撃的でして、
「改革」どころかスタッフの欠員は17%から30%
デジタル化は行き詰まり、IT機器不足、
ナポリは大惨事、ローマでは4万1千もの未処理案件がたまっている
と吠えてました。
 
見出しは各紙それぞれでしたが、
どの誌も一面の一部に
今日がGiorno della Memoria
ホロコースト犠牲者を想起する国際デーであること。
を告げ、その関連記事をのせてました。
 
Giorno della Memoria
アウシュビッツユダヤ人強制収容所が解放された日なので、
ナチス政権により600万人ものユダヤ人が
ユダヤ人であるがために虐殺されたという理不尽を
二度と起こさないために、見つめなおしましょう。
という日です。
 
イタリアでは新聞紙面のみならず、
テレビもその関連のレポートやドキュメンタリー、映画が流されますし、
学校でも毎年必ずなにかします。
 
うちの子は
今日は映画館集合で
少女時代ホロコーストをくぐり抜け生き延び、
その体験を語り継いできた
終身名誉上院議員イリアーナ・セグレの経験を映画化したものを見るのだとか。
 
 
 
ホロコーストのようなことが二度とあってはならないのは勿論ですが、
その犠牲者だったユダヤ人がこの15か月で5万人近くのパレスチナ人を
パレスチナ人であるがために殺している現況も
ただ黙って見てるだけではいけないと思うし、
 
日本人として、
先の大戦で行われた南京大虐殺の事実も見つめなおさなきゃなと思います。
 
 
 
 
 
写真は本文とまるで関係なしですが、
 
下りながら見えるこの景色が大好きなのですが、
丁度いい日差し、
丁度いい高さ、
車がいなくて車道に立てる丁度いいタイミング
がそろう時がなかなかないのです。
今回は結構よく撮れたのでのせときますニコニコ