今日は聖金曜日と呼ばれるイエス様が十字架にかけられた受難の日。
昨日は刑に処される前に最後の晩餐を行った聖木曜日でした。
最後の晩餐は
各地の教会に掲げられるために
多くの芸術家によって表現されてきたので、
絵画の名前から
キリスト教になじみのない人にも多く認知されてきましたが、
最後の晩餐時、
イエス様が弟子たちの足を洗ったというエピソードは
あまり知られていません。
有名な画家に描かせた形跡がないし、
数も少ないの所を見ると
教会としてもあまり重要視したくなかったのかもしれません。
そうはいっても
復活祭に至る聖なる三日間の重要な儀式の一つとして
カトリック教会では永永欠かすことなく執り行われてきました。
以前までのローマ教皇は
選ばれた12人の司祭の足を洗っていたのですが、
いまの教皇はね、
自らの行う奉仕をより意義あるものにしようと、
刑務所や移民収容施設に赴き、
受刑者や収容中の移民の足を洗うことにしたのです。
昨日は受刑者を前に
「イエス様は最後の晩餐の際
自分は奉仕させるためにここにいるのではない。
奉仕するためにいるんです。と言って12人の使徒の足を洗い、
そして裏切りに対しても許しを与えました。
イエス様はすべてを許してくれます。
いつでも許してくれます。いつでも腕を広げて待っていてくれます。
許しを請うことに疲れないでください。
許し同様重要な奉仕を今から行います」
と言って12人の受刑者の足を洗い、拭って、キスをしました。
ほんとに偉いことだなー
誰にでもできることじゃないなー
と
信者じゃないけどただただ感動しちゃいます。
2019年刑務所で行った洗足の儀式では
「洗足の儀式は奉仕を教えるものであり、
支配や、他者への辱めを教えるものではない。
（受刑中の）あなた方の関係も、そのような支配の関係であってはならない。
最も強き者が最も小さき者に奉仕しなければならない」
と話されたそうですよ。
権力者こそ驕ってはいけない。
エロパーティーで口移しチップで喜んでるようなのと
同じ人間とは思えないですね。
例えのレベルが低すぎて、書くのもはばかれますが、
なんというか
書かずにはいられない今日この頃です。
