シネックス映画塾、「カムイのうた」上映&トークショーに参加しました。



およそ100年前、文字文化を持たないアイヌの民が口伝えしてきたアイヌの叙事詩「ユーカラ」を文字で残し日本語に翻訳をした知里幸恵さんをモデルに実話を基に創作した物語。



主人公テルを演じた吉田美月喜の差別や偏見に立ち向かう真っ直ぐな瞳が印象的。テルの叔母を演じた島田歌穂の劇中のユーカラの歌声が素晴らしかった。



映画の後に菅原浩志監督のトークショーがありました。
菅原監督は、世界で先住民が人権が尊重され、古くからの智慧を見直す動きが起きているが、日本は世界の中でもまだ遅れていて、アイヌは今も偏見と差別に晒されていること。アイヌ民族はとても素晴らしい文化を持っているがアイヌ文化の発信は少ない。北海道出身として、アイヌの持つ素晴らしい文化を映像化し伝えていきたかったと話していました。
良い映画でした。たくさんの人に観てほしい映画です。