文科大臣は妙にご満悦だが…
⇒ 教員のわいせつ行為防止新法成立、文科相「さらに徹底した対応が可能に」と評価
そりゃ~、おかしな教師を粛清する、再教育するというのも必要なことであろうが…
大学の「おさわり」教授も、この調子でビシビシ粛清してくれれば、もっとよいと思わぬこともないが…
これまで、それが進んでこなかったのには、怠慢以外にも理由があった。
それらについての議論は常にスルーだ。解決はしているのか?
してもいないのに、ごり押しするということは…オリンピックのゴリ押しと、きっと相通ずる事情なのであろう。
いつぞや、武道が「必修」になって、校長は指導者確保に多大な労力を費やす羽目になったが…
その際に…「ほとんどヤクザ」みたいな者をスカウトせざるをえなくなったりして…いろいろと問題があった…
「教員の確保」に、校長は日々、頭を悩ませている。
そうしたことは、法律一本通したら、「解決」するんだろうか?
それと、「ほかの生徒への影響」というのも、バカにできない。
そいつがエロ教師でも、他の面においては優秀で、「余人をもって代えられぬ」ケースは多々ある。
「マジメだが無能」という教師ばかりになっても困るのである。
他の生徒には、とてもよい影響を与えていてモチベーションも上げているのに、それがパーになる。
たとえば、ある日突然、自分の親や恩師が殺人犯だったり、連続レイプ犯だったなどと告げられたら?
我が身に引き合わせて想像してみるとよい。
ある程度、おとなになっていれば、そうした事態にも対応できるだろうが、子どもにそれができるだろうか?
日頃から生徒からも総スカンを食っているような教師が、さらに卑劣なことをやっていたというのであれば、問題はない。
…が、さすがに、そういうケースなら、これまでも「適切に」処置できていただろう。
…となると…
これからは、これまで「微妙」だったケースや「考慮すべき内容がある」ケースを厳罰にするということになる。
たまには、「相思相愛」の場合だってあるし、事実認定が困難な場合もある。
それを一律に、機械的に処罰していくとなれば?…
「おかしな教師を粛清する、再教育する」 …
…やりかたを間違えれば、とても怖いことになる。
共産主義の独裁政権など、さかんにやっていそうではないかね?
いまでも、「教員免許更新制」のせいで、教師たちは高いカネを払わせられながら講習を受けさせられている。
まあ…運転免許の更新の教員版だと思えばよい。
受講してわるいようなものでは決してない。「役に立った」「おもしろかった」との声もある。
…が、運転免許センターへの赴任は、警察官にとってリタイア前の最高待遇のポストである。
文科省にも、それと同じようなものができたということである。
そういう「おいしいポスト」をつくることが、行政の本当の狙いだったのではないのか?
…
「主権者」というのは、そういう疑いや観点を常にもっていなければならない。
奸臣、佞臣というのは、言葉巧みに君主を欺いて実権を私物化し、私腹を肥やし…
さらには、君主に取って代わろうとするものだからである。
そのような自覚は、今の国民にはない。
LGBT が言われている今日、「異性を避ければ大丈夫」というわけでもない。
これからの教師は、生徒とは「リモートワーク」でのみ接するべし!
教師はもう、「一生の仕事」ではなくなったのだ。


