”非情”さと兵士 | バカ国民帝国日本の滅亡◇FooL JAPAN!◇日本人人間化計画

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【著作権フリー・人はだれの所有物(奴隷)でもありません。身も心も、著作物も所有物ではありません。所有し、支配してはならないものです。】幸徳秋水死刑100年の怨念、乃木希典自刃100年の無念を引き継ぐ”呪い”のブログ…

ためらいなく引き金を引ける”非情さ”こそ、戦場における兵士の”強さ”と申し上げました…



昨今、ミリオタ映画が流行っているのか流行らせようとしているのか…


戦場における兵士の強さを”愛”だの”守る”だのと、甘っちょろい戯言で飾る”お花畑”の傾向を感じてしまうのですが、いかがでしょう?



戦争というのも、戦争で作られてきた国家というものも”非情”でできているのです…



この”非情さ”と向き合うとき、通常人間は、どうなってしまうのか…


いろいろな点で、戦争のリアルが描かれている『進撃の巨人』から見て見ましょう…

ジャンの危機に、ためらうことなく引き金を引いたアルミン…


しかし、どう考えても間に合うタイミングではなかった…なぜ?…

いくら戦場だからといっても、そうそう引き金は引けないものです…



逆にそうだからこそ兵法でも「敵に逃げ道を作ってやる」わけです。


追い詰められて、「やるかやられるか」になれば、ただただ”運”と”非情さ”の勝負になります。


”背水の陣”で兵が強くなるのは、”非情”になれるからです。”死にもの狂い”になるからです。



しかし、生き残っても、こころには深い傷を負うことになります…


「ミカサもこうなったの?」とアルミン…σ(-。-;) いや~、女ってのは案外ずぶとかったりしますんで…


ベトナム帰還兵やイラク戦争帰還兵も、多く精神をやられてしまいました…


キレイゴトなんか通用しないんですよ…ミリオタ映画見て、その気になってちゃダメですよ…


わかったうえで観て、楽しんでくださいね…



ですから、旧日本軍ではヤクザと同じように新兵を殴って”鍛え”ました…”強く”なるように…


つまり、”非情”になるように…何も考えずに引き金が引けるように…



すなわち、人間性、人間のこころを徹底して破壊してしまうんです…



兵士になるということ…それは、人間ではなくなるということですよ…

『るろうに』でも、描かれていましたね~


徐々に精神を病んでいく剣心…だからこそ師匠も止めたのでしょうに…


その”壊れていく”剣心を、ある意味救ったのが、巴だったわけですよね…


まあ、ともあれ”壊れた”人間によって国家は作られ、権力は維持されるんです…


国家という”非情”…権力という”非情”…



しかし、だからこそ人間性を取り戻す”戦い”を続けていく大きな意義があるんです…

国というのは、法と道理によって維持されるもの…


”非情さ”だけでは、破壊と不敗しか生まないのですからね…


国の魂は、”非情さ”からは生まれない…


だれも、そんなものについてなどいかない…



そして、戦場においてすら、”非情さ”がつねに”正解”であるとはかぎらない…


”甘さ”は捨てると決意を語るジャンに、「本当に間違っていたのか?」とリバイが問うんですからね~


そして、ここらが…同じく剣心が求めていた”不殺の道”と共通しているのでしょう…


”甘さ”を捨て、”非情”になっても、それだけでは”虚無”…


”非道”に普遍性はない…


”非情さ”を越える”強さ”とは何か…