切符がない! | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

一年に100回、

月に8回、

多い時は

週に6回、

この12年で

1000回は

新幹線に乗っている僕。

 

今日、

切符を失くした。

2度目の事だ

(いや1度目は降りる時に

ドアの前で見つけたので厳密には

1度も失くしていない)。

 

パスポートを9回を失くした

(しかも7回見つかった!)

僕にすれば、

1000回で初めて切符を失くすって

奇跡的(使い方間違えてますよね)

だと思う。

 

凄い事なのか僕がアホなだけなのか

よく判らなくなって来たので

話を元に戻そう。

 

切符を失くした。

当然、その事を改札にいた

20代の小柄な女性駅員に伝えた。

 

僕:車内で切符を失くしたみたいで・・・。

 

昔なら、「次回から気を付けて下さい」

で改札を通れた事を思い出していた。

僕が Monday満ちるさんの

マネージャー時代に

京都駅で彼女が切符を失くした事が

発覚した事があって

一緒に品川から乗って来たと

僕の切符を見せたら

次から気を付けて下さいと

注意されたけど、

それで済んだからだ。

 

駅員1:ここから出れないですね。

正規料金を払って頂かないと。

 

とても厳しく、

ドライな言い方だった。

僕はとっさに

領収書とカードの利用控えを

財布から取り出して

彼女に見せた。

 

僕:ほら、購入した証明もあるんで・・・。

 

駅員1:ダメです。これ切符じゃないんで。

改札をお通しする事は出来ません。

 

確かに切符を失くした僕が悪いんだけど、

僕の失敗を咎めるだけでなく、

僕が何か不正を企んでるんじゃないかと

疑うような口調と目つきだった

(あくまで僕の印象です)。

 

僕:マジか・・・。

 

駅員1:もう一度乗車券を買って頂いて、

切符が出て来たら払い戻し出来ます

(キッパリ)。

 

僕:いやいや、失くしたもん出て来ないでしょ?

領収書も免許証もあるから駅から出してよ。

 

駅員1:(不快感を露わにして)その先に

精算所があるんで

そこで相談して下さい(キッパリ)。

 

ま、

そういう対応が決まりなんだろうなぁ。

時代は変わったなぁ。

でも、

言い方ってものがあるよなぁ(悲)・・・。

埒が開きそうにないので、

僕は精算所に向かった。

50代の中年男性駅員が対応してくれた。

 

僕:切符失くしたので改札を出れないんです。

クレジットカードの利用証明はあります。

 

駅員2:そうですか・・・。

 

僕:これ、切符を他人に渡して、

カードの利用証明で改札を出よう

と思われてるって事ですよね?

 

駅員2:・・・(無言)。

 

やっぱり、そうだ。

そういう悪さをしている奴が

いるのかもしれない。

そして、

僕もそう思われているに違いない。

 

駅員2:ちなみに何号車で何番の席だったか

覚えておられますか?

 

僕の席に見知らぬ人が座っていたから、

切符を確認し、その人にも見せた。

だからハッキリと覚えている。

 

僕:6号車の6Eです。

 

駅員2:車掌に連絡して

切符が落ちていないかどうかを

確認しますので、

ちょっと窓口の前を空けて

お待ち頂けますか?

 

僕は妻に電話をした。

切符を失くしたと。

そして、

家に帰るのが遅れると・・・。

 

振り返ると駅員が

何か切符のような物を用意して

僕が通話を終えるのを待っている。

 

僕:す、すみません。

 

駅員2:車掌に確認した所、

お客様の座席近辺で

切符が見つかりましたので

問題ありません。

この券が証明になりますので、

これで改札をお通り下さい。

 

事務的で冷たい女性駅員とは打って変わって

恥ずかしそうな?笑みを浮かべ、

お辞儀までしてくれている・・・。

 

無事、改札通過。

件の女性駅員は

僕と目も合わそうとしなかった。

 

家に戻ってJR東海に電話した。

クレームというか、お願いの。

 

僕:(一通りあった事を説明し)

ものには言い方ってのがあると思うんです。

最初からダメだ!

切符買い直せ!じゃなくて、

切符が車内にないか車掌に連絡しますので

精算所で対応しますね、

とか、

再購入の場合、

クレジット・カードの

補償の対象になるかもしれないので

一度カード会社に電話されてはどうですか?

とかだと全然印象が違うじゃないですか。

一回払った証明はある訳だし、

再度購入するとしても、

こっちはお客さんな訳でしょ?

二回も運賃を払って貰う人に

あの口の利き方ないし、

海外から来た人にも

あの態度取ってたら京都駅、

いや、

日本のイメージが悪くなりますよ。

御社的にもメリットがあると思うので

是非ともサービスの改善をお願いします。

 

電話の向こうで女性が

見事な演技?で謝っている。

丁寧で、

それはもう、

怒っている方が恥ずかしくなるような

遜(へりくだ)った話法で、

今にも泣き出すんじゃないか

と思うほどの謝罪だった(苦笑)。

プロだな・・・。

 

ちなみに、

彼女の説明では、

JR東海は全ての職員に

お客様に丁寧なサービスを心がけるようにと

徹底しているとの事。

 

は?

 

この件、

スタッフの間での情報共有と

該当駅員への適切な指導を

約束して貰ったけれど・・・。

 

ま、言いたい事は全て伝えたので、

さっさと電話を切った。

 

そして、

今、

ブログを書いている。

 

え、

なんか沖野って

面倒臭い奴やなぁって

思われるだけなのに

何でブログの記事にしたのかって?

 

リンクを部下に送って

サービスとは何かを

考え直す機会に

なればいいかなと思いまして・・・。

 

本当に、

言い方って大事ですよね。

 

 

PS

 

部下に話したらラッキーですねと。

普通はチケット見つからないし、

料金払わされますと。

 

僕って、ラッキーなの?

うーん、

なんかそう思えなかったんだよなw