苦渋の選択 | 沖野修也 オフィシャルブログ
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人に頼まれたら断れない、

そして、

人にお願いするのが苦手。

 

そんな僕が

オーナーを務める

渋谷のThe Roomが、

クラウドファンディングに挑戦する。

 

既にFacebookには既に書いたけれど、

以下、僕の偽らざる心境だ。

 

「正直なお話をさせて頂きます。

2011年の震災の後、

3000万円以上の赤字が出まして、

もうこれ以上The Roomを維持して行ける体力が

残っていません。

その3000万円も返せる目処はなく、

僕が立て替えたままで、

僕もこれ以上の資金投入は不可能です。

そして、数年前から、

赤字が出たら閉店することをスタッフと合意しております。

前店長佐藤の最後の頑張りから

新店長冨永へのバトンタッチで

赤字が出ない体制を何とか確立できたのですが

(9年かかってやっと出血を止めることができました)、

この状況での休業の選択・・・。

ナイト・クラブやバーが感染源と名指しされ、

何の補償もなく、

言われなくても休業を決意し、

まさに崖っぷちの状態です。

店を開けたら感染者が出て

誰かが死ぬかもしれない。

そして店を閉めたら

従業員が失業して死ぬかもしれない・・・。

その恐怖の2択で、

僕たちは後者を選びました。

 

勿論、ナイト・クラブだけではなく、

様々な職業の皆さんが

危機的状況にあるのは理解しています。

支援と言っても、

再び開店した時のアドバンス(前払い)みたいな形を模索しています。

かつて通って頂いた方、

そして、今もお越し頂いている方へのお願いとなります」

 

と書いたものの

これをアップするまでに

物凄い葛藤が自分の中にあった。

 

果たしてここまであからさまに書いていいのだろうか?

泣き言を言っていると思われないだろうか?

お金を恵んで欲しいと言っているように

受け取られないだろうか?

 

恐怖の2択も

クラウドファンディングするかしないかも

心情を吐露するステートメントを出すか出さないも

何もかもが苦渋の選択・・・。

 

9年近い赤字から抜け出し、

ようやく軌道に乗っただけに

今回の休業はショックだった。

 

スタッフと決めたルールに則れば、

4末に閉店を決め、

7末に退去となる。

 

しかし、

スタッフは存続を賭けて、

クラウドファンディングで

継続する資金を調達する事を決めた。

 

彼らは閉店を望んでいない。

再開を諦めていないのだ。

 

ならば、代表である僕が

包み隠さず何もかも正直に話して

頭を下げてお願いするのは

当たり前のことだろう。

 

当然のことながら支援に頼るだけでなく、

The Roomが持っている経験や人脈を使って

マネタイズする方法も考えなきゃいけない。

そして、

僕も助成を受ける方法を探したり、

飲食店救済の署名活動にサインしたり、

文化施設への政府の支援を求める署名の

発起人に名を連ねたりもしている

(助成金が出なければ自分たちが感染源になっても営業続けるのか?

という批判もありますが、僕たちは既に休業を決めましたし、

自分たちだけが助かれば良いとも思っていません)。

 

勿論、コロナ後の世界を見据えて、

既にお金ではなく頭を使った先行投資もしている。

 

やれることは全てやる上で、

その中の一つがクラウドファンディングなのだ。

 

詳細が決まり発表になったらまたご報告します。

 

PS

 

個人的には、

 

国が休業補償を出す

安心して自宅待機できる

感染者の増加を防ぐ

収束したらまた営業し納税する

 

のが筋だと考えている。