毎週日曜の朝に「NHK俳句」という番組が放映されています。これまでも時々見てはいたのですが、私も番組に合わせて、下手でも一句ずつ作ろうかと思うようになりました。できるだけ続けていこうと思います。

 

今回の兼題は「夏帽子」でした。”帽子”だけだと季語にならないし、”夏”だけだとそのまま季語だし、実はこの”夏”+”帽子”、不思議な季語かも知れないなどと一人で感心しています。ちなみに「冬帽子」も季語としてあります。春と秋がないのは、あまり帽子を被らない季節だからでしょうか。

 

 終電車ゆきてベンチに夏帽子

 (しゅうでんしゃ ゆきてべんちに なつぼうし)

 

夏に帽子と言われると、旅立ちを連想します。特に季節的には活発な感じなので、冒険のような旅でしょうか。”帽子”という漢字の中にも”冒”という漢字が入っているせいもあるでしょう。ベンチに残された夏帽子は、冒険に出発しようとして、勢い余って忘れて行ってしまったもの、それとも冒険から帰って来て、最後に置き忘れてしまったもの...今回は終電車ということで、終わった後を詠んで見たのですが、どうでしょう。

この帽子の持ち主は、どのような人生という冒険をして終えたのか、それを知っているのは本人とこの残された帽子のみ。いや、この本人は全てをこの帽子に託して終わりにしたかったから、わざとベンチに残して行きたかったのかも知れません。

 

夏帽子は麦わら帽子と、わたしの頭の中では繋がっています。麦わら帽子も最近は見かけなくなりました。でもあの風通しのよさは、他の帽子には真似ができないのではないでしょうか。さらに被った時のあのちくちくする感触は、暑くて疲れてしまった身体に元気の刺激を与えてくれるように思えるのです。やっぱり、夏は麦わら帽子で決まりですかね。首のところにタオルを巻けば、さらに完璧です。

 



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