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日系最大手内定を3つ獲得した就活方法

ブログの説明を入力します。


就活ブログを書き始めて3年超。
独特な選考方法や対策を知らないがために落ちてしまう優秀な就活生のために、
少しでも役に立てればとの思いは今も変わりません。


「他社の選考状況はどうですか?」
この手の質問への回答例を求める声は多いにも関わらず、
真っ向から回答している書籍・ブログは見つかりませんので、
批判もあることを承知の上、エントリーします。


実行するかどうかは皆様のご自由ですので、
各自ご判断の上、自己の責任において実行して下さい。


◆イントロ


もうすぐ日系の超一流企業の採用がスタートするかと思います。
今年度の買い手市場の新卒採用において、
少しでもアドバンテージを持って臨みたいところです。


資質はそれほど違わないのに、
内定が1つも取れない学生と、複数内定を取る学生の大きな違いは何なのか。
その決定的な要素の1つになるのが、この質問にどう答えるかです。


「他社の選考状況はどうですか?」
(「店長さん、おたくのお店は繁盛してますか?」)








◆そもそもの大前提


・御社が第一志望だ。
・御社に決まったら御社に入ります。


何回かエントリーしていますが、
この2つの姿勢は、大前提とさせてください。


内定を貰うまでは常に主張しましょう。
「御社」が、滑り止めで仕方なく受けている場合でも、
「御社が一番だが、B社も魅力的だとは思っている。」くらいに留めましょう。
就活生は、内定を貰うまでは非常に弱い存在です。


本当にその「御社」に行くか行かないかは、内定を貰ってから決めればいい話です。
過去の多くの先輩方もそうしてきています。
優しい人、真面目な人ほど損をします。
会社は営利集団なので、
自社の製品の性能が一番でなくても、
「自社の製品が一番です!」と言えない人は要りません。


良心を捨ててでも、まずは内定を取ってから判断しましょう。


辞退も、礼儀をもってすれば余裕です。
人事も慣れていますので、怒ったふりをしていてもそれは演技です。




◆結論


「他社の選考状況はどうですか?」


まず結論。
①すでに内定のあること、
②他社の選考が進んでいること、
を伝えましょう。
内定がなくても、他社が進んでいなくてもです。


例としては、
・業界としては、○○業界を受けている。
 (○○は受験先企業の業界)
・同業他社だと、A社から内定をいただいており、C社が今週末に最終面接の状況です。


細かく聞かれない限り、簡潔に答えましょう。
バンバン内定を採っている学生は、スパッと簡潔に答えてきます。
あれこれ伝えるのは、追加で質問されたときだけで構いません。
話が長いのは採用側が嫌がります。


◆で、採用側はこの情報を何に使うのか?


①他社で内定が出ている学生の選考を優先的に進める。
②内定を出したら、果たしてうちに来てくれるかの考察。
③行列店にはつい並んでみたくなる心理
の3つです。


①は解説不要かと思います。
早く選考を進めないと、
採る・採らないの判断前に、辞退されてしまう可能性もありますからね。
優秀な人材を採り逃すことは企業にとっても損失なのです。


②は後述もしますが、超単純化すれば、以下のとおり。


「業界1位のA社に内定あり(で就活終了でいいはず)なのに、2番手のうちを受けている」
 →仮にうちで内定を出せば、うちに来てくれるのではないか。


「業界2位のB社に内定ありで、1番手のうちを受けている。」
 →この業界に興味がある学生で、うちで内定を出せば、うちに来てくれるのではないか。


③はまさに人間だから。
行列が出来てるラーメン屋には並びたくなりますよね?
ランチ時なのに客が入っていない店には、暖簾をくぐろうとも思わないでしょう。
つまりそういうことです。
これが内定が内定を呼ぶ、”繁盛店”のゆえんです。




◆「内定あります。」と言うプラス効果


上記の結論と被る部分もありますが、
「内定あります。」という私が考えるプラス効果は3つ。


1、第一印象がポジティブになる


2、志望動機が言いやすい。(聞くほうも伝わりやすい。)


3、採用側を競争環境におくことが出来る
  (やっぱり同業他社が採る人材はうちも採りたい!)


◆「1、第一印象がポジティブになる」について。


面接官が学生を面接する際は、
・事前にESを見る
・他の面接官からフィードバックを聞く
等で、事前情報を得て、第一印象を持って臨むことがほとんどです。


この時点で面接官に、
同業他社なり大手の内定を得ている情報が伝わってくるとしましょう。
・少なくともA社が内定を出すレベルにある学生なんだな。
・同業他社A社の内定があるにも関わらず、うちを受けるということは、志望度が高いんだな。


と、面接官の第一印象はいやおうにもポジティブになります。
面接官は基本的に性善説で臨みますので、
「ほんとにこいつはA社から内定貰ってんの?」と疑ったりはしません。
学生のいいところを見つけようとしますから。
逆に、「疑われてんじゃないか?」と思っているのは学生だけです(笑)


そしてこの事前のフィードバックにより、
面接官には、
「この学生は優秀なのかな。」
との第一印象が刻まれるわけです。


するとどうか?
・優秀な学生
  →「ああ、やっぱり会ってみても優秀だった。」


・並な学生
  →「今回の面接では力を発揮できなかったのかな。とりあえずダメそうではないし、次のステップに上げてみるか。」(場合によりますが。)


人の第一印象というのは、なかなか変えられないものです。
ゆえに、「微妙だったなぁ」との面接で、次に進める確率が大きく上がると思います。


優秀な学生でも、面接序盤にコケてしまい、心証を損ねると挽回はなかなか大変です。
よく、「面接は会って30秒の印象で決まる」と言われますが、
これで「×」と判断されるのを回避する有用な手段だ、と私は考えています。
優秀な学生を落としてしまうのは、企業にとっても大きな損失です。




◆「2、志望動機が言いやすい。(聞くほうも伝わりやすい。)」について。


仮に皆さんが
「業界1番手のA社の内定を持っている」
ことを伝え、業界2番手のB社を受験しているとしましょう。


面接では確実に、
「やっぱりこの業界に興味あるわけ?」
「A社から内定が出てるみたいだけど、うちと比べてどう?」
なんて質問が出てきます。します。


この質問が出てくれば、勝ちも近いです。
就活生にとっては、大きなアピールの場でもあります。
逆に、面接官も前向きな回答を期待して聞きます。


明確な回答が出来れば、説得力があり、志望度の高さを印象付けられます。
例としては、
「○○な理由で、この業界で働きたい。」
「A社も受けたけど、○○の理由で私は貴社(B社)です。」
「A社に内定をいただいている状況で、貴社以外は全て辞退している状況だ。」


また、A社との差別化(比較)としては、
・貴社は○○分野に大きく力を入れており、自分はそれに興味がある
・面接やOB訪問を通して、貴社の社員に会わせてもらった。貴社社員の雰囲気は大変よく、かつ優秀だと感じている。自分に雰囲気も合うし、何よりこんな先輩方と働きたいと思った。


・・なんてことを言えればいいのでしょうね。
まぁそのあたりは上手く考えてみて下さい。


また、「外資金融・コンサルに内定がある」ことを伝え、日系の超一流企業を受けてみてもいいでしょう。
外資との差別化(比較)例としては、
・やはり事業会社で、リスクをとって「事業」をしたいと思った。あくまで投資銀行やコンサルはアドバイザーです。
・選考の時期が早かったし、受けたら受かったが、自分がやりたいのは云々・・。
・外資は確かに優秀な人も多かったが、がつがつした人も多く、自分はそこでやっていけるかどうか微妙だった。
・貴社の面接やOB訪問を通して、貴社の社員も外資に劣らず優秀だと思ったし、自分に雰囲気も合うし、何よりこんな先輩方と働きたいと思った。


こんな感じでしょうか。
外資(偽)内定者として注意すべき点は、
他社の状況を聞かれてもいないのに、「私は外資金融に内定があり~云々。」を言わないことです。
すごく、鼻にかかったように聞こえ、嫌がる人がいます。




◆「3、採用側を競争環境におくことが出来る(やっぱり同業他社が採る人材はうちも採りたい!)」について。


他社で内定が出ている学生は、
自社にマッチする人材かどうかは見極めるとしても、やはり採りたいです。
中堅どころの会社だと、これだけで反応が違ったりします。
・A社が内定を出すくらいの素養はあるんだろう。
・B社が内定を出すくらいの素養はあるんだろう。
・A社が内定を出すということはこの業界に向いてるのかもね。


なんてことを思うわけですね。


また他社内定者は、選考にかかるスピードが早くなります。
他社に内定があり、早くしないと辞退されてしまう可能性があるので、優先的に進めます。




◆まとめとQ&A


Q、内定の数は多いほうがいい?


「3~4社の内定を保持したままです。」
と発言するのは問題です。


A、B、Cの3社から内定を貰っていれば、
普通はそのうち2社を辞退するのは常識です。(※別に辞退しなくてもいいですが。)
「3社のうち2社には要らん迷惑を掛けていますよ」
とさらりと言えることが問題ですので、この点は気をつけましょう。


実際に3社から内定を貰っていたとしても。
・外資金融1社、財閥系商社1社、同業他社A社の3社から内定をいただいている。
・A社の内定をいただいた時点で、他は辞退した。
・今受けているのは御社のみ。御社にどうしても行きたい。


とすればいいと思います。




Q、ばれるか?


ばれない。
大前提として、
「自社での採用状況は、他社に漏らしてはいけない。」ことになっています。
さらに、
・基本的に性善説で面接するので、いちいち疑わない。
・何千人と受けてくる就活生の裏を取るコストをかけるわけがない。
・そもそも企業の姿勢として、
 「A社の内定者だからうちでも内定を出したんだよ!」というのは会社として問題(笑)
・確認しようにも、そもそも「内定」の定義があいまいなので無理。
 -口頭ベースで内定を出している場合がほとんど
 -内定をほのめかしているのを、学生側が内々定と受け取る場合もある。
 -外資でも、オファーレターと呼ばれる内定通知を貰うのは、内定よりだいぶ後日。




Q、絶対ばれないか?


世の中絶対というのはないので、絶対とは言えない。
リスクを取る取らないのは個人の判断なので、嘘をつかなければいい。
嘘の塊みたいな人ほどこの手の質問をしてきます。
全て自己責任でお願いします。




Q、ばれた人がいると聞くが?


本当なのか噂なのかも定かではないが、私は一例も知らない。
リスクを取る取らないのは個人の判断なので、嘘をつかなければいい。
嘘の塊みたいな人ほどこの手の質問をしてきます。
全て自己責任でお願いします。




Q、ばれたら内定取り消しになりますか?


分からない。
リスクを取る取らないのは個人の判断なので、嘘をつかなければいい。
嘘の塊みたいな人ほどこの手の質問をしてきます。
全て自己責任でお願いします。




Q、どこまで詐称してよいか?


学歴・経歴詐称は、確実に内定取り消しだと思います。
資格は、しないほうがいいと思います。
ばれたら内定取り消しかどうかは知りません。
勉強中の資格を書く場合は、
簿記2級(2010年6月取得予定)
としておけばいいです。


TOEICも正確な点数を書くべきだが、水増ししてる人は結構多いと思います。
過去にTOEICは捏造してもいいかを書きましたが、
こちらも自己責任で対応していただきたい。


ただ、内定後(内定式とかの後)に、
TOEICを受けさせる企業が増えてきていることは事実なので、
人事が???とならないように気をつけましょう。


リスクを取る取らないのは個人の判断なので、
嘘をつかなければいいだけです。
嘘の塊みたいな人ほどこの手の質問をしてきます。
全て自己責任でお願いします。




Q、嘘をつくことに抵抗があります。


本ブログは、「嘘を付け」と言ってはいませんし、
こういう方法もありますよと、情報を与えているにすぎません。
実行するかどうかは個々の判断ですので、
自己の判断の上、自己の責任においてお願いします。


ただ、
「他社の選考の状況は?」
と聞かれたら、
「店長さん、おたくのお店は繁盛してますか?」
と質問されているものだと思ってください。


Q、仮に内定捏造するなら、アドバイスはあるか。


①同業界にする
 →この業界を強く志望してるんだなと思わせることができる
 →1番手のA社に内定があるのに、うちを受けているということは、
  それはすなわち、行動でもB社が第一志望であることを伝えていることになる。
 →異業界でもいいけど、共通する理由が言えないとつらい。
  (正直、学生としては大手ならどこでもいいですという気持ちなんだけどね。)


②過去の選考プロセスくらいは確認しておく
 →心を落ち着かせるために。
 →嘘を自分の中で既成事実化するために。


③とにかく自信を持つ
 →相手は性善説で来る
 →さらに、よほどのことがない限りばれない。
 →「そもそも自己PRだって嘘の塊ではないか」と、開き直る。









あけましておめでとうございます。
今年は皆様にとってよい結果の出る年となるよう応援しています。


さて、年明けの流れについて。
昨年をざっと思い出して書いてみました。
私の主観と経験に基づいていますが、参考までにどうぞ。






____________


・1月第3週に投資銀行の選考が集中。
・1月下旬ごろから多くの日系企業がセミナーなり説明会を始める。
・2月上旬ごろからOB訪問を始める人多数。
 大学の試験も終わり、就活も本格化。
 リクルーターが動き始めたのはこのころ。
・2月中旬、メーカー、ベンチャーなどのES一次〆。
 ES順で選考が始まるので乗り遅れないように。早いほうが枠が多い。
 外銀・コンサルの内定が出始める。
・2月下旬、外資内定者のお祝い飲みが開催される。
 博報堂は夏JOB組の内定が出る。 
 ESが忙しくなる。
・3月中旬くらいまでに日系超一流企業のES〆あり。
 (商社・不動産:3月20日ごろ、広告:もう少し早い)
 体育会の友達が電通の内定を貰う。
・3月末、リクルーター制を敷いているニッセイなどが
 4月上旬の拘束付きで内定を出す。日銀の内定も殆ど出揃ったらしい。
・4月1、2、3、4日に大手が一斉に選考を始める。
 筆記の嵐。一日に5社は当たり前。
 綿密な事前計画が要求される。
 泣く泣く切らなくてはいけない企業も出てくる。
・4月中旬、内定が出始める。
・4月下旬、一流企業の内定は殆ど出揃う。
・ゴールデンウィークは休戦。




昨年はこんな感じでした。
ただ今年は若干早まっているようなので、気をつけてくださいね。
とりあえず今しておくべきことは
1、OB訪問のお願いのメールを出す
2、出せそうなESは書いておく
3、SPIができない人は勉強しておく(⇒筆記試験対策)


以上になります。




理由は2つ。
1、1回目ほど優秀な人材の確率が高い
2、後半になってくると辞退者待ちになる


1について。
志望度が高い、かつ優秀な学生は応募も早いからです。
これは統計的に明らかなようです。
JOB中に社員さんもおっしゃっていたのですが
「うちってさ、JOBが何回かあるじゃん?
 でも毎年、不思議と第1回目が一番優秀な学生が集まるんだよね。」
そういった意味で、採用枠も若干広めのようです。


2について。
あなたが人事部長だとします。
そして採用ができるチャンスは4回です。
全部で20名採用するとすれば、各回5人ずつ取るでしょうか?
特に日系企業に多いのですが、
第1、2回目で大半の内定を出してしまいます。
第3、4回目は辞退者を補充していくといった位置付けにするわけです。
某日系一流企業の人事さんから直接聞いた話なので
かなり信用がある情報かと思います。
信じるかどうかは個人の自由ですが。
またこれは1で挙げた理由も絡めると、納得できるはずです。


以上になります。