9月の失業率と有効求人倍率 | 名古屋で働く転職コンサルブログ

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完全失業率 ・・・ 2.3%(前月比-0.1pt
有効求人倍率・・・
1.64(前月比+0.01pt

 

2015年1月の失業率 ・・・3.6% (有効求人倍率=1.14倍)
2015年2月の失業率 ・・・3.5% (有効求人倍率=1.15倍)

2015年3月の失業率 ・・・3.4% (有効求人倍率=1.15倍)

2015年4月の失業率 ・・・3.3% (有効求人倍率=1.17倍)

2015年5月の失業率 ・・・3.3% (有効求人倍率=1.19倍)

2015年6月の失業率 ・・・3.4% (有効求人倍率=1.19倍)

2015年7月の失業率 ・・・3.3% (有効求人倍率=1.21倍)

2015年8月の失業率 ・・・3.4% (有効求人倍率=1.23倍)

2015年9月の失業率 ・・・3.4% (有効求人倍率=1.24倍)

2015年10月の失業率 ・・・3.1% (有効求人倍率=1.24倍)

2015年11月の失業率 ・・・3.3% (有効求人倍率=1.25倍)

2015年12月の失業率 ・・・3.3% (有効求人倍率=1.27倍)
2016年1月の失業率 ・・・3.2% (有効求人倍率=1.28倍)
2016年2月の失業率 ・・・3.3% (有効求人倍率=1.28倍)

2016年3月の失業率 ・・・3.2% (有効求人倍率=1.30倍)
2016年4月の失業率 ・・・3.2% (有効求人倍率=1.34倍)
2016年5月の失業率 ・・・3.2% (有効求人倍率=1.36倍)
2016年6月の失業率 ・・・3.2% (有効求人倍率=1.37倍)

2016年7月の失業率 ・・・3.0% (有効求人倍率=1.37倍)
2016年8月の失業率 ・・・3.1% (有効求人倍率=1.37倍)

2016年9月の失業率 ・・・3.0% (有効求人倍率=1.38倍)
2016年10月の失業率 ・・・3.0% (有効求人倍率=1.40倍)
2016年11月の失業率 ・・・3.1% (有効求人倍率=1.41倍)

2016年12月の失業率 ・・・3.1% (有効求人倍率=1.43倍)

2017年1月の失業率 ・・・3.0% (有効求人倍率=1.43倍)

2017年2月の失業率 ・・・2.8% (有効求人倍率=1.43倍)
2017年3月の失業率 ・・・2.8% (有効求人倍率=1.45倍)
2017年4月の失業率 ・・・2.8% (有効求人倍率=1.48倍)

2017年5月の失業率 ・・・3.1% (有効求人倍率=1.49倍)

2017年6月の失業率 ・・・2.8% (有効求人倍率=1.51倍)
2017年7月の失業率 ・・・2.8% (有効求人倍率=1.52倍)

2017年8月の失業率 ・・・2.8% (有効求人倍率=1.52倍)

2017年9月の失業率 ・・・2.8% (有効求人倍率=1.52倍)

2017年10月の失業率 ・・・2.8% (有効求人倍率=1.55倍)
2017年11月の失業率
 ・・・2.7% (有効求人倍率=1.56倍)

2017年12月の失業率 ・・・2.8% (有効求人倍率=1.59倍)

2018年1月の失業率 ・・・2.4% (有効求人倍率=1.59倍)
2018年2月の失業率
 ・・・2.5% (有効求人倍率=1.58倍)

2018年3月の失業率 ・・・2.5% (有効求人倍率=1.59倍)

2018年4月の失業率 ・・・2.5% (有効求人倍率=1.59倍)

2018年5月の失業率 ・・・2.2% (有効求人倍率=1.60倍)

2018年6月の失業率 ・・・2.4% (有効求人倍率=1.62倍)
2018年7月の失業率 ・・・2.5
% (有効求人倍率=1.63倍)

2018年8月の失業率 ・・・2.4% (有効求人倍率=1.63倍)

 

先日(10/30)発表された2018年9月の完全失業率と有効求人倍率(速報)です。

失業率は、2.3%と、カ月連続で低下しました
 
「ミスマッチによる失業」が3%程度と言われていますから、昨年からずっと完全雇用の状態が
続いていており、しかも極めて低い水準で失業率が推移しています。
 
一方、有効求人倍率(9月)は、、、3カ月ぶりに上昇して、とうとう、1.64倍になりました。
1.64倍というのは、1974年1月以来、実に44年8カ月ぶりの水準と並びました。
 
《就業者数と完全失業者数》
・就業者数 ・・・ 6715万人 前年同月(2017年9月)比119万人増  【69カ月連続の増加】
・完全失業者数 ・・・ 162万人 前年同月(2017年9月)比28万人減  【100カ月連続の減少】
★完全失業者は、男性:94万人 / 女性:68万人 (実数)
 
《男女比較データ》
・失業率 ・・・ 男性:2.4% / 女性:2.3%
★前月と較べると、男性の失業率は-0.1%、女性の失業率は変わらず

《年代別の完全失業率(季節調整値)》
・15~24歳 ・・・ 3.4% 対前月比-0.7%
・25~34歳 ・・・ 3.3% 対前月比変わらず
・35~44歳 ・・・ 2.1% 対前月比0.1%
・45~54歳 ・・・ 2.0% 対前月比0.2%
・55~64歳 ・・・ 2.3% 対前月比-0.1%
「15~24歳」の若年層の減少が非常に大きいです。
変動が激しい年齢層だけに次月(10月)以降が気になるところです。

なお、求職理由は完全失業者のうち「勤め先や事業の都合による離職」は前年同月比
10万人減り(21万人)、「自発的な離職(自己都合)」退職が前年同月比13万人減(75万人)
となりました。
 
7月、8月に続き「自発的な離職(自己都合)」退職者が大きく減少しました。
非労働力人口は4218人で、これは前年同月と較べて103万人の減少(40カ月連続の減少)です。
 
《男女別就業者数》
・男 ・・・ 3735万人 前年同月(2017年9月)比36万人増加
・女 ・・・ 2980万人 前年同月(2017年9月)比82万人増加
 
男性就業者数は、、、
 
17年 1月 ・・・ 20万人増
17年 2月 ・・・ 18万人増
17年 3月 ・・・ 31万人増
17年 4月 ・・・ 20万人増
17年 5月 ・・・ 12万人増
17年 6月 ・・・  9万人増
17年 7月 ・・・ 13万人増
17年 8月 ・・・ 28万人増
17年 9月 ・・・ 26万人増
17年10月 ・・・ 10万人増
17年11月 ・・・  8万人増
17年12月 ・・・  3万人増
18年 1月 ・・・ 25万人増
18年 2月 ・・・ 47万人増
18年 3月 ・・・ 55万人増
18年 4月 ・・・ 47万人増
18年 5月 ・・・ 58万人増
18年 6月 ・・・ 44万人増
18年 7月 ・・・ 30万人増
18年 8月 ・・・ 33万人増
18年 9月 ・・・ 36万人増
 
男性就業者数は今年に入ってからはずっと大幅に増え続けています。

また、女性就業者は、いよいよ、いよいよ3000万人目前といった感じです。
 
ちなみに、リーマンショックの煽りを受け、失業率が圧倒的に高かった8年前=2010年の9月と
現在との比較↓ですが、
《労働力調査 -2010年9月と2018年9月との比較-》 ※総務省発表資料より
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             2010年9月           2018年9月
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完全失業率       5.0%             2.3%
       (男:5.5%/女:4.3%)  (男:2.4%/女:2.3%)
有効求人倍率     0.55倍            1.64倍
完全失業者       340万人            162万人        
勤め先都合退職    106万人            21万人
自己都合退職     111万人            75万人
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★一時期は「完全失業者」が47都道府県中10番目の静岡県のちょい少ないくらいあったのが、
 そこから半分以下へ、「勤め先都合退職」の数字は1/5以下となりました。
 これらもスゴい劇的変化ですが、何よりも、有効求人倍率の回復ぶりは目を見張るものがあります。
 
正社員の有効求人倍率は1.14倍(※前月=1.13倍)と、前年同月比で0.12ポイント改善
統計を取り始めた2004年11月以降、初めて1倍を超えた昨年6月からこれで16カ月連続です。
 
正社員の有効求人倍率もこの一年でまためっきりと上昇しています。
2012年9月=0.51倍
2013年9月=0.59倍
2014年9月=0.67倍
2015年9月=0.77倍
2016年9月=0.88倍
2017年9月=1.02倍
2018年9月=1.14倍
 
この正社員有効求人倍率の高さを見ればわかる通り、転職市場は変わらずとても良好です。
(・・・良好というか、人手不足感がヒドイとも言えます)
 
アメリカの保護貿易政策やイギリスのEU離脱問題など、景気が冷え込む不安要素がゼロでは
ありませんがどうなんでしょうか。
(今後注目されるのは、人手不足→賃金上昇→・・この先の“インフレ”が始まるかどうかだと思います)
 
相変わらず需要過多にあるなと今回も感じた統計結果でしたが、今後はどのように推移していくのか?
引き続きウォッチしていきたいと思います。