ジャイアンツの戸郷翔征とカープの森下暢仁、この二人が今季の新人王争いを演じていると言っていいだろう。土曜日に森下が勝ち、日曜日に戸郷が負け、現在共に8勝ずつ挙げている。
G党としては当然戸郷に取らせてあげたいが・・そこまで執着するのも違うのかな、とも思う。
新人王を取れるのは、野球人生でほぼワンチャンと言っていい。運も味方しないと難しいだろう。山口鉄也・松本哲也・長野久義・澤村拓一といった面々は、そのワンチャンを見事に掴んだ。
一方、高橋由伸には川上憲伸、坂本勇人には山口鉄也、菅野智之には小川泰弘と、ライバルに新人王を奪われた面々もいる。逃した面々のその後の活躍は言わずもがな、だから戸郷もそこまで執着することはないよ。今出来る事を全力でこなしていけばいい。それで獲れたらラッキーだ。まだまだ野球人生は長い、新人王よりもこれからの事の方が遥かに大切なのだから。
戸郷は昨日のところは試合は作れた。でも、相手に先に点を与え味方に主導権を握らせる事が出来なかったのは反省だ。戸郷が菅野のところまで行けるためには何が必要か、考える事に早すぎる事はない。
さ、昨日は完敗、また切り替えて今日の試合だ。
頑張れ、ジャイアンツ。