http://live.sportsnavi.yahoo.co.jp/live/sports/figureskate_all/1924
フィギュアスケート:ロシア杯・男子SP
2013年11月23日(土) 0時0分 スタート
町田、好演技でSP2位発進 トップはロシアのコフトン
順位 選手名 国名 得点
1位 マキシム・コフトン rusロシア 92.53
2位 町田 樹 jpn日本 84.90
3位 ハビエル・フェルナンデス espスペイン 81.87
4位 コンスタンティン・メンショフ rusロシア 72.43
5位 アルトゥール・ガチンスキー rusロシア 72.18
6位 ペテル・リーバース gerドイツ 65.38
7位 リチャード・ドーンブッシュ usa米国 63.74
8位 ミーシャ・ジー uzbウズベキスタン 63.23
詳細
総括
フィギュアスケートのグランプリシリーズ最終戦ロシア杯が22日(現地時間)、モスクワのルジニキ・スモール・スポーツ・アリーナで行われた。
男子ショートプログラムでは、町田樹(関大)が84.90点で2位につけた。町田はコンビネーションジャンプでミスが出るも、ジャンプは転倒なし。スピンでもレベル4が2つと音楽に乗った演技を披露。今大会4位以上で決定する、GPファイナルの出場権獲得へ向けて好スタートを切った。
なおトップはロシアのマキシム・コフトンで92.53点。3位にはスペインのハビエル・フェルナンデスが81.87点で入った。
男子フリースケーティングは、現地時間23日に行われる。
町田はSP2位発進【森美和】
9:ハビエル・フェルナンデス(スペイン)
ハビエル・フェルナンデス(スペイン)が登場。今季GPはNHK杯5位。
最初の4回転サルコウは転倒。陽気な音楽に合わせて、トリプルアクセルは軽々と跳んでみせた。後半のコンビネーション、トリプルルッツ-トリプルトゥループは2つ目がダブルに。ステップはゆったりと、時にスピードをつけてリンクをわたり、最後はスピンでしっかりと締めた。
SP得点は、81.87点(技術点41.02点、演技構成点41.85点、減点1点)。
4回転は転倒したものの、SP3位に入った。
【森美和】
8:町田樹(日本)
町田樹(日本)が登場。今季GPはスケートアメリカ優勝。
たっぷり滑りを見せて最初のコンビネーションへ。1つ目の4回転トゥループはきれいに跳んだが、2つ目のトリプルトゥループの着氷でバランスを崩した。トリプルアクセルは危なげなく着氷。優雅な滑りを見せてからのトリプルルッツは回転の速い美しいジャンプ。そのままスピードを落とすことなく、ステップ、スピンも滑り、魅せるスケートでショートの演技を終えた。
SP得点は、84.90点(技術点44.50点、演技構成点40.40点)。
暫定2位。
【森美和】
7:リチャード・ドーンブッシュ(米国)
リチャード・ドーンブッシュ(米国)が登場。今季GPは中国杯5位。
トリプルサルコウはダブルに。トリプルアクセルは跳び上がるも着氷の足が滑ってしまい、思い切り転倒。大きく大きくリンクを使って助走をつけ、トリプルルッツ-トリプルトゥループのコンビネーションに臨むも、1つ目がダブルになってしまった。
SP得点は、63.74点(技術点27.82点、演技構成点36.92点、減点1点)。
暫定5位。
5:コンスタンティン・メンショフ(ロシア)
コンスタンティン・メンショフ(ロシア)が登場。今季GPはNHK杯8位。
トリプルアクセルは落ち着いて決めた。続く4回転トゥループ-トリプルトゥループは、1つめの着氷でバランスを崩すも踏ん張り、2つ目はダブルでつなげた。トリプルルッツはダブルに。ステップではやや脚がもたつく場面があるも音楽になんとかついていった。
SP得点は、72.43点(技術点35.46点、演技構成点36.97点)。
暫定2位。
4:アルトゥール・ガチンスキー(ロシア)
アルトゥール・ガチンスキー(ロシア)が登場。今季GPはスケートアメリカ8位。
最初の4回転トゥループは転倒。トリプルルッツ-トリプルトゥループは、2つ目がダブルになるが流れはきれいに跳んだ。トリプルアクセルはタイミングをしっかり見て跳び上がり、着氷までしっかりと。しかしステップ中盤、リンク中央でのポーズで転倒。それでもその後、小気味良いステップを見せ、地元ロシアの観客を前に自分の演技を滑りきった。
SP得点は、72.18点(技術点38.93点、演技構成点35.25点、減点2点)。
暫定2位。
3:マキシム・コフトン(ロシア)
マキシム・コフトン(ロシア)が登場。今季GPは中国杯2位。
最初の4回転サルコウ-トリプルトゥループは高さ十分に跳びきった。勢いをつけて臨んだ4回転トゥループは、着氷でややこらえた形になる。トリプルアクセルは高く速く危なげない。スピード感あるステップ、スピンを見せ、持てる力を発揮した。
SP得点は、92.53点(技術点51.78点、演技構成点40.75点)。
今季中国杯で出した自己ベスト81.84点を大幅に更新し、暫定トップ。
2:ペテル・リーバース(ドイツ)
ペテル・リーバース(ドイツ)が登場。今季GPは中国杯7位。
最初のトリプルフリップ-トリプルトゥループはきれいにつなげた。トリプルアクセルは転倒するも、スピードを十分につけて跳んだトリプルルッツは美しいランディング。ステップから回転の速いスピンへ移り演技フィニッシュ。
SP得点は、65.38点(技術点32.63点、演技構成点33.75点、減点1点)。
1:ミーシャ・ジー(ウズベキスタン)
ミーシャ・ジー(ウズベキスタン)が登場。GP大会初出場。
最初のトリプルアクセルは着氷でバランスを崩し片手をついた。トリプルルッツは落ち着いて跳び、トリプルフリップ-トリプルトゥループのコンビは丁寧に。ステップでは、哀愁漂うエレキギターでの音楽を思い切り表現した。
滑走順
1:ミーシャ・ジー(ウズベキスタン)
2:ペテル・リーバース(ドイツ)
3:マキシム・コフトン(ロシア)
4:アルトゥール・ガチンスキー(ロシア)
5:コンスタンティン・メンショフ(ロシア)
6:ジョシュア・ファリス(米国) ※棄権
7:リチャード・ドーンブッシュ(米国)
8:町田樹(日本)
9:ハビエル・フェルナンデス(スペイン)
SP得点は、63.23点(技術点31.11点、演技構成点33.12点、減点1点)。
↓リザルト
http://www.isuresults.com/results/gprus2013/
↓プロトコル
http://www.isuresults.com/results/gprus2013/gprus2013_Men_SP_Scores.pdf
↓別ブログに、男子SP動画を紹介しております。
http://ameblo.jp/shuppansport/entry-11710464716.html
ロシア杯2013 男子SP 動画
町田 SP2位発進、首位はコフトゥン GP第6戦ロシア杯
フィギュアスケートGPシリーズ最終戦ロシア杯は22日、モスクワで開幕。男子ショートプログラム(SP)で町田樹(23=関大)は84・90点、2位発進となった。首位は世界歴代4位の92・53点をマークしたマキシム・コフトゥン(ロシア)。ハビエル・フェルナンデス(スペイン)が81・87点で3位につけている。
町田は10月のスケートアメリカで優勝し、GP2勝目。今回は4位以上でGPファイナル(12月5日開幕、福岡)進出が決まる。
日本を発つ前「ジャンプが不安定で絶不調の領域。でも僕の持ち味は4回転だけじゃない。調子が悪い時こそ真価を見せたい」と話していたが、冒頭から果敢にチャレンジ。4回転トゥーループはきれいに跳んだが、続くトリプルトゥーループは着氷でバランスを崩す。転倒は持ちこたえた。
トリプルアクセル、トリプルルッツは成功。万全の状態とは言えない中、技術点44・50点、演技構成点40・40点のSP2位発進に、まずまずの表情を浮かべた。フリーは23日に行われる。
▼町田樹の話 自分のスケートじゃなかったが、最低限のラインは守れたと思う。4回転ジャンプは不安があったが、よく耐えた。トップとは大差がついたが、フリーでは「火の鳥」を演じきることに集中していく。
◇男子SP順位◇
(1)マキシム・コフトン(ロシア)92・53
(2)町田樹(日本)84・90
(3)ハビエル・フェルナンデス(スペイン)81・87
(4)コンスタンティン・メンショフ(ロシア)72・43
(5)アルトゥール・ガチンスキー(ロシア)72・18
(6)ペテル・リーバース(ドイツ)65・38
(7)リチャード・ドーンブッシュ(米国)63・74
(8)ミーシャ・ジー(ウズベキスタン)63・23
[ 2013年11月23日 01:05 ]スポニチ
男子SPで町田が2位
11月23日 6時21分 NHK
フィギュアスケート、グランプリシリーズの最終戦、ロシア大会は22日、男子シングルの前半、ショートプログラムが行われ、町田樹選手が2位につけました。
町田選手はショートプログラムの冒頭の4回転3回転の連続ジャンプでバランスを崩したものの、残る2つのジャンプは確実にまとめました。
今シーズン、基礎から学び直してきたスケーティング技術のほか、表現力も評価されて、84.90の得点で2位につけました。
トップに立ったのは、2種類の4回転ジャンプを決めた地元ロシアの18歳、マキシム・コフトゥン選手で、92.53の高得点でした。
町田選手は、グランプリシリーズのアメリカ大会で自己ベストを30点近く更新して優勝していて、2戦目のこの大会で4位以内に入ればグランプリファイナルへの進出が決まります。
町田SP2位発進!GPファイナル進出に前進
フィギュアスケート男子のGPシリーズ最終戦ロシア杯は22日、モスクワで開幕。男子ショートプログラム(SP)で町田樹(23=関大)は84・90点、2位発進となった。
10月のスケートアメリカを制した町田が、SP2位で発進した。1年以上構想を温め、ソチ五輪シーズンの今季に投入した「エデンの東」に乗って躍動。日本を出発する前には、「今は絶不調の領域」と言うほど4回転でスランプに陥っていた。だが、哲学書を愛読する異色のスケーターは、不振からの脱却を「問題解決の手順」という意味の数学用語を引用して説明。「自分の引き出しをかたっぱしから開けて、アルゴリズムをもとに修正した。前よりも不安定さの幅が小さくなり、スランプも抜けやすくなっている」。モスクワ入り後の公式練習では4回転に軽々と成功し、復調をアピールしていた。今大会は4位以内で12月のファイナルに進出できる。SP5位のガチンスキーと12・72点差をつけ、ファイナル切符が見えた。
▽町田樹の話 自分のスケートじゃなかったが、最低限のラインは守れたと思う。4回転ジャンプは不安があったが、よく耐えた。トップとは大差がついたが、フリーでは「火の鳥」を演じきることに集中していく。
[ 2013年11月23日 05:30 ]スポニチ
【フィギュア】町田、男子SP2位!GPファイナル進出王手
◆フィギュアスケートGPシリーズ最終戦 ロシア杯第1日(22日・モスクワ) 男子ショートプログラム(SP)を行い、GP2連勝を狙う町田樹(23)=関大=は84・90点で2位発進した。4位以内で決まるGPファイナル(12月5~7日、福岡)進出をかけ、23日のフリーに挑む。女子SPは村上佳菜子(19)=中京大=が49・24点で最下位の9位。15歳のユリア・リプニツカヤ(ロシア)が世界歴代3位の72・24点で首位。宮原知子(15)=大阪・関大高=は6位、今井遥(20)=ムサシノク=は8位だった。
五輪が開かれるロシアの地で、町田は2年連続のファイナル出場を目指して躍動した。SP冒頭で挑んだ大技の4回転―3回転ジャンプは着氷でこらえた。「4回転ジャンプは不安があったが、よく耐えた」。首位のマキシム・コフトゥン(ロシア)とは7・63点差がついたが、GP2勝目を飾った第1戦スケートアメリカに続く2戦連続の表彰台に前進した。
SPのテーマは名作「エデンの東」。米作家スタインベックの原作小説を熟読し、1年以上も構想を温めた演目だ。小説に出てくる「ティムシェル」というヘブライ語を「自分の道は自分で切り開く」と解釈し、五輪シーズンの目標に据えた。
今季は拠点を米国から大阪に戻し、大西勝敬コーチ(59)の指導で氷上に正確な図形を描く「コンパルソリー(規定)」の練習に取り組んだ。基礎の徹底がレベルアップにつながり、この日もスピンやステップで最高評価のレベル4を獲得。「自分のスケートじゃなかったが、最低限のラインは守れた」と胸を張った。
日本男子はすでにファイナル進出を決めている高橋大輔(27)=関大大学院=、羽生結弦(18)=ANA=ら有力選手6人で3枠のソチ切符を奪い合う大混戦。ファイナル日本人最上位メダリストは代表に前進する。フリーはストラビンスキー作曲の「火の鳥」で滑る。「火の鳥を演じきることに集中していく」と自信の演目で逆転優勝を狙う。
◆ソチ五輪への道 日本の出場枠は男女とも3。全日本選手権(12月21~23日・さいたまスーパーアリーナ)優勝者が最優先で代表入り。2人目は全日本の2位と3位、GPシリーズ上位6人で争うGPファイナルの日本人最上位メダリストから選考する。ここで漏れた選手と、全日本終了時の世界ランク、国際連盟(ISU)公認のシーズン最高得点で、いずれも日本勢トップ3の候補から3人目を選ぶ。全日本終了後に3人を決定する。
男子SPで2位につけた町田樹の演技(共同)
(2013年11月23日06時03分 スポーツ報知)
↓町田選手は、スケートアメリカ後、調子が良くないとの事でしたが、4T+3Tの3Tで着地に難がありましたが、回転は認定されましたね。
http://www.asahi.com/articles/TKY201311220104.html
町田、「絶不調」乗り越え参戦へ フィギュア・ロシア杯
2位発進は、まずまず安心といったところでしょう。
大きなミスは、4T+3Tの着地難で、-2.29点でしだが、後はミスもなく滑った割に、スケートアメリカの得点91点より、少し得点が低い気がしなくもないですよね……。
凄かったのは、マキシム・コフトン選手でした。
4回転を2本も決めて、パーフェクトな演技に、コーチのタラソワさんが大喜び&涙していました。
コフトン選手は、タラさんのロシア男子の新星秘密兵器に育てたいのでしょう。
フリーでは3回の4回転に挑戦します。
これが成功したら、世界初になります。
まだ18歳ですから、物凄い才能だと思います。
コフトン選手は、今年、真央ちゃんが「ザ・アイス」に、ソトニコワ選手と共に誘い出演をしていましたよね。
こんな凄い選手だったとは、流石タラさんの指導を受けているだけはありますね。
また、彼にSPで2回、FSで3回も4回転を跳ばせるプロに挑戦させるなんて、チャン選手の採点への挑戦のような気がします。
得点が92.53点なので、チャン選手には、まだまだ追いついていませんが、スピンはレベル4が1つに、レベル3とレベル1、ステップはレベル3ですので、それらを全てレベル4に出来れば、まだまだ得点アップの方法があります。
また演技構成点も40.75点と中々高いので、練習次第でまだまだ伸ばせると思います。
18歳ですから、将来が楽しみな選手ですね。ロシアは女子には才能豊かな期待の新星がどんどん出てきていましたが、男子は低迷していた気がします。
コフトン選手がこのまま、絶好調を維持できたら、ソチ五輪のロシア男子代表は彼でしょうか……。
しかし、ロシア男子の五輪枠はたったの一つしかありません……。
プル様は膝の状態が良くなく、ロシア杯を棄権してしまっています。
このまま、体調が回復しなかったら、五輪代表自体が危ういかもしれませんね……。
しかし、復帰してきた時、ロシア連盟がどういう判定をして、代表を決めるのかにも注視したい所です。
できればプル様に、ソチ五輪を出ていただきたいですね……。
プル様は、怪我さえなければ、今も4回転を安定して跳んでしまう実力があります。しかし若いコフトン選手の4回転の安定性が確実でないと、初五輪出場の緊張で、実力を全て発揮できない危険性もある訳です。
代表決定は、ロシア国内選手権での結果にゆだねられると思いますが、ベテランの安定性にかけるのか、若き才能に期待するのか、どちらも大きなかけになるかもしれませんね……。
ロシア杯のコフトン選手のフリーが見ものだと思います。
↓皆さま、フリー頑張ってくださいませ……。
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