浅田真央、軽快ジャンプ  | フィギュアスケート研究本

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浅田真央軽快ジャンプ きょうからフィギュア全日本

2010年12月24日 紙面から 中日スポーツ


来年3月の世界選手権(東京)の代表最終選考会を兼ねた全日本選手権開幕前日の23日、会場の長野市ビッグハットで本格的な練習が行われた。浅田真央(20)=中京大=は最近の不振を吹き飛ばすように軽快なジャンプを披露。GPファイナルで銅メダルを獲得した村上佳菜子(16)=中京大中京高=もほぼノーミスで好調をアピールした。24日は男子ショートプログラム(SP)などを行い、女子SPは25日に実施される。

 確かな上昇ぶりが伝わってくる。今シーズン、ジャンプに悩み、苦しみ不振を極める真央。しかし本番を2日後に控えた練習では、躍動感あふれる滑りを見せつけた。

 30分の練習時間の中で挑んだジャンプは23回。うち失敗は2回だけ。最大のポイントといえるトリプルアクセルは4回跳んで3回はクリーンに着氷。1回こそ両足着氷になったが、続く曲を流しての練習では鮮やかに決めた。「やることは全部やってきた。あとは本番にどういう状態に持っていけるか。いつものように滑り込んできたし、問題ないと思う」と話した。

 世界選手権の代表枠を争う大舞台。真央には全日本選手権5連覇もかかっている。昨季もこの舞台で復調し、バンクーバー五輪銀メダルへの道を切り開いていった。「全日本は相性がいい。いつもいい演技ができている。新たな気持ちを持って臨めたらいいな」。これまでの不調を一掃する構えだ。

 全ては「ジャンプをどう取り戻せるか」と言う。ジャンプの乱れは確実に減っている。あとは実戦で、真央らしく輝くだけ。大一番まで、もう待ったなしだ。 (竹尾和久)

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本番を控え、調整する浅田真央。奥は村上佳菜子=ビッグハットで

V5目指す真央、復活へ正念場 フィギュア全日本選手権

24日に開幕するフィギュアスケートの全日本選手権(長野・ビッグハット)で、浅田真央(中京大)が復活を目指す。オフに施したジャンプの修正が間に合わず、グランプリ(GP)シリーズは自ら「最低」とダメ出しする状況だった。来年3月の世界選手権(東京)の最終選考会となる全日本にすべてをかける。

 先週、新横浜スケートセンターで男子の小塚崇彦(トヨタ自動車)と一緒に滑り込んだ。2人とも佐藤信夫コーチと、その妻の久美子コーチの指導を受ける。フリーの曲を3パートに分けて、小塚と1パートずつ交互に滑る。息つく間もない激しい追い込みだが、「もう慣れました」と浅田は余裕の表情で笑った。

 シーズン前半のGPシリーズ2戦は、納得のいく成績を残せなかった。NHK杯は8位、フランス杯は5位。2季続けてGPファイナル進出を逃し、テレビで観戦することに。「やっぱりテレビで見てると、ああ、出たいなあって思いました。やっぱり試合に出るのは、楽しいんですよね」と振り返る。

 日本女子の世界選手権代表枠は「3」。日本スケート連盟の橋本聖子会長は「過去の実績で特別扱いしない」という方針を示しており、その座を勝ち取るには結果を残すしかない。GPファイナルで銅メダルを手にした16歳の村上佳菜子(愛知・中京大中京高)、バンクーバー五輪組の安藤美姫(トヨタ自動車)や鈴木明子(邦和スポーツランド)との争いになる。

 全日本には5連覇もかかる。昨季もこの舞台で復調し、五輪銀メダルの道筋を切り開いた。「ジャンプを取り戻せるかどうか」と浅田。追い込んだ練習の中で、ジャンプの乱れが次第に少なくなっているのを実感している。

 「7、8割のところまで来ている。いい方向に来ているのは間違いない。全日本は、本当にラストチャンス。自分がどれだけ出来るのか、自分自身が期待している」(坂上武司)

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佐藤信夫コーチ(後方)の指導を受ける浅田真央=河合博司撮影

真央、世界選手権切符かけ正念場 全日本フィギュア

2010年12月24日7時19分 asahi.com

 フィギュアスケートの全日本選手権が24日から3日間、来年3月の世界選手権(東京)の最終選考会を兼ねて、長野・ビッグハットで行われる。23日は前日練習があり、不本意な成績だったグランプリ(GP)シリーズからの復活を期す浅田真央(中京大)らが最終調整をした。

 世界選手権への切符は男女3枚ずつ。日本スケート連盟は(1)GPシリーズの日本勢上位3選手(2)全日本選手権3位以内(3)世界ランキングの日本勢上位3選手――のいずれかを満たす選手から、26日の臨時理事会で選出する方針だ。

 女子は唯一GPファイナルで表彰台に上がった村上佳菜子(愛知・中京大中京高)が優位に立つほか、GPシリーズ2勝の安藤美姫(トヨタ自動車)、2008~09年シーズンからの成績を得点化した国際スケート連盟(ISU)の世界ランキングで日本勢最高位の2位につける鈴木明子(邦和スポーツランド)に追い風が吹いている。昨季世界女王の浅田は世界ランクこそ日本勢3番手(6位)だが、GPシリーズは2戦とも表彰台を逃しており、全日本で結果を残すことが最低条件。本人は「やることは全部やってきたので問題はない。順位を気にしないで、自分の演技ができれば。その後に結果がついてくればいい」と話した。

 男子は昨季世界王者の高橋大輔(関大大学院)、GPファイナル2位の織田信成(関大)、同3位の小塚崇彦(トヨタ自動車)の3人が、代表から漏れる可能性は少ない。焦点は、全日本王者の称号が3人のうち誰の手に渡るかにある。昨季の王者、高橋は「日本のトップとして世界選手権に出たい」と意気込みを語った。(坂上武司)

世界選切符へ…真央トリプルアクセル好調!

来年3月に行われるフィギュアスケートの東京・世界選手権代表選考会を兼ねた全日本選手権は24日、男子SPなどで開幕する。今季、大不振に陥っている昨季の世界女王・浅田真央(20=中京大)は23日、会場の長野市ビッグハットでの非公式練習で25日の女子SPに向けて調整。トリプルアクセルに5度挑戦して4度成功するなど、ジャンプの復調を示した。

 崖っ縁の女王が、ようやく目覚めようとしている。25日にSPを控え、浅田が本番会場の氷に乗った。代名詞のトリプルアクセルは5度挑んで4度成功。大技を含めて計24回跳んだジャンプで、失敗はわずかに3回だけ。「やることは全部やってきた。あとは本番に向けていい状態に持っていければ。今の状態は問題ない。練習してきたので落ち着いて滑るだけ」。充実感に満ちた表情が自信を物語っていた。

 10月のNHK杯で8位、11月のフランス杯で5位。屈辱のGPシリーズを終え、今大会に向けて中京大と新横浜で調整してきた。不調のジャンプを重点的にチェックし、修正への手応えを感じている。「長野に来る前も悪くなかったけど、こっちに来てから一歩良くなった」。佐藤信夫コーチからは、SPではトリプルアクセルをダブルアクセルにする安全策も提示されている。それでも「あす(24日)の状態を見て、良ければそのまま行っちゃうかもしれない」と大技への挑戦に意欲を見せた。

 五輪銀メダル、世界選手権2度制覇など実績では群を抜いているが、今季の大不振で世界選手権の代表入りはピンチの状況。だが、同様に不調だった昨季も全日本では輝きを取り戻して五輪切符を手に入れた。今回は全日本5連覇達成なら文句なしに代表入りとなる。「本番の一発で自分の力を発揮したい。自分を信じてやりたい」。復活の舞いで、世界選手権への道を切り開く。

 ≪世界選手権の選考≫男女シングルの日本の出場枠はともに「3」。代表は全日本選手権後に決定。(1)GPシリーズ&ファイナルの日本人上位3人(2)全日本選手権3位以内(3)全日本選手権終了時の世界ランクの日本人上位3人――のいずれかの基準を満たす選手が条件。過去に世界選手権6位以内の実績があり、シーズン前半にケガなどで選考対象から外れた選手にも救済の可能性が残されている。

2010年12月24日 スポニチ



真央、復活見えた!本番でも3回転半飛ぶ!…フィギュア

来年3月21日開幕のフィギュアスケート世界選手権(東京)の代表選考会を兼ねた全日本選手権は、24日に長野市ビッグハットで開幕する。23日は会場で非公式練習が行われ、バンクーバー五輪女子銀メダルの浅田真央 (20)=中京大=は武器のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を5回中4回成功させ、復調をアピール。自身初の大会5連覇で3枠の世界選手権代表入りを狙う。

 真央が復活へ踏み出した。SPで使用するシュニトケのタンゴを流し、3回転半、3―2回転の2連続ジャンプ、3回転フリップとSPのジャンプをすべて決めた。30分間で24回もジャンプを跳び、転倒なしで21回成功。「来る前から調子は悪くなかったけど、こっちに来て一歩良くなった」と笑顔で手応えを強調した。

 集中特訓の成果が見えてきた。5位に終わったフランス杯後の約1か月間、佐藤信夫コーチ(68)とジャンプを中心に調整。曲をかけてプログラムを通す実戦形式で滑り込んだ。「やることは全部やってきた。練習は重ねているので、本番一発で自分の力を発揮するだけ」と真央は力を込めた。

 世界選手権代表入りには全日本で表彰台に上ることが最低条件。大会前に佐藤氏と相談し、09年4月の世界国別対抗戦から組み込んできたSPの3回転半をダブルアクセル(2回転半ジャンプ)に変更して確実に点数を取りにいく方針を決めた。

 だが、この日の練習で3回転半は5回のうち4回が成功と絶好調。真央は「アクセルもこっちに来て良くなっているので、思い切って自信を持って跳びたい。朝の練習で調子が良ければそのまま(3回転半で)いきたい」と安全策を回避し、大技に挑む可能性も示唆した。

 GPファイナルを逃して迎えた昨季の全日本もSP、フリーともに1位の完全Vで巻き返し、五輪切符をもぎ取った実績がある。「今季は一度もいい演技をしていないのが引っかかるが、落ち着いて滑るだけ。選考などは気にせず自分の演技をすることだけ心がけたい」。世界女王の底力を大一番で発揮する。

 ◆世界選手権の代表争い 男女の出場枠は各3。全日本選手権の上位3位以内を最優先とし、GPシリーズや世界ランクも加味して全日本後に決定。女子はGPファイナルで日本人最上位銅メダリストとなった村上が抜けており、安藤、鈴木、真央が追う形。真央は全日本で表彰台に上れば代表入りは確実。男子はファイナル銀メダルの織田を筆頭に高橋、小塚の3人が有力。4番手の最有力は村上とともに今季シニア参戦した16歳の羽生結弦(東北高)で、全日本でメダルを取れば出場の可能性はある。

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本番に備え、最終調整する浅田真央 (右は村上佳菜子)


(2010年12月24日06時02分 スポーツ報知)


いろいろな予測があるようですが、男女共、全日本選手権の123位が、実質の世界選手権、派遣となるのではないでしょうか。その方が分かりやすいと思いますし、いろいろな加味を入れても、後味は悪くないかのもしれません。でも浅田選手が調子が良いみたいですので安心しました。ぜひともベストを尽くしてほしいと思います。

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