<Twitterより引用>
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wataharu : え、そうなんだ。 @takapon_jp さんのロケット開発。植松電機とも協力してるみたい。「NASAより宇宙に近い町工場/(著)植松 努」の中で、植松氏が出資を断った相手がいると書いてあったけど、堀江氏ではなかったのかな?ま、どっちでもいいか。いずれにしても今後が楽しみ。

takapon_jp : あ、それ私ですよ。 QT @wataharu @takapon_jp さんのロケット開発。植松電機とも協力してるみたい。「NASAより宇宙に近い町工場/(著)植松 努」の中で、植松氏が出資を断った相手がいると書いてあったけど、堀江氏ではなかったのかな?

wataharu : あ、やっぱりそうですか。今回の報道を聞いてなぜか嬉しかったです。「NASAより宇宙に近い町工場/(著)植松 努」の続編出ないかな。その後の経緯がすごく気になる。 QT @takapon_jp: あ、それ私ですよ。

takapon_jp : 会うまでは、マスコミ報道をみて私が単純に「金の亡者」で金持ちの道楽くらいにしか思ってなかったんじゃないですかね。 QT @wataharu あ、やっぱりそうですか。今回の報道を聞いてなぜか嬉しかったです。「NASAより宇宙に近い町工場/(著)植松 努」の続編出ないかな。

wataharu : ええ、そのような感じの書き方だったと思います。実際に会ってからのお二人の交流については、どこかで書かれていらっしゃいますか? QT @takapon_jp: 会うまでは、マスコミ報道をみて私が単純に「金の亡者」で金持ちの道楽くらいにしか思ってなかったんじゃないですかね。
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というわけで、無謀とは思いつつも、直接、株式会社 植松電機 専務取締役の植松努氏にメールで問い合わせてみた。すると、報道関係の人間でもない素人の俺に対して、とても丁寧な返信をすぐにくれた。同氏の誠実な人柄が反映されているな、と思う。そして、著書「NASAより宇宙に近い町工場」にもあるように、何事も「どうせ無理」と諦めてはいけないのだな、と実感した。

結論としては、同氏の著書から抱いたイメージとはまったく回答内容が違っていたので驚いた。編集という作業は時に危険なものだと痛感。そのため、回答内容は原文のまま表示する。なお、堀江氏のロケット開発に関する詳細についてはこちら


<以下、回答内容>
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渡辺さま

植松です。
メールありがとうございます。

過去の、堀江さんとの経緯については、ちょっと複雑なのですが・・・

北海道の宇宙開発推進のために尽力していらっしゃる方が、私に無断で、堀江さんに資金援助してもらおうと、実際に会って交渉をしてしまい、堀江さんのロケット開発を、堀江さんから開発資金を出資してもらってするという話になりました。その話の中には、カムイロケットを堀江さんのニーズに合わせて新規開発する、という話も入っていました。私は、開発資金をもらうのではなく、開発した製品をいくらで買うという契約書を作ってもらい、それを元に銀行なりから借り入れした方が良い、と答えました。

開発資金を入れると、その経理処理はものすごく複雑になるし、どこまでがお互いの技術なのかも不明確になるため、最終的には争議の種になってしまうことを経験から知っているからです。堀江さんが気に入らない、ではなく、間に入ってくれた人の考えた連携の仕方に、不安を覚えたのです。その結果、開発資金を出資していただくという話は無くなり、新たな話になる前に、堀江さんが逮捕されてしまい、うやむやになった、という経緯です。

私の話の中では、しゃべる時間にも限りがあることと、間に入ってくれた人の気持ちもありがたいので、詳しくは話さず、「このロケットエンジンは買えません。六本木ヒルズに住んでいらっしゃる、なんとかエモンという某有名な人からもロケットエンジンを買いたいという話がありましたが断りました。いくらお金があっても、売っていない物は買えません。でも、作れます。人はお金で買えない価値を作れるんです。」というたとえ話としてつかっていました。

ただ、あの本を編集してくれた人は、この下りの中の、堀江さんを断った、という部分が気に入ったのか、強調してくれているように感じましたが、私は、いくらお金があっても、売っていない物は買えない。でも、売っていない物は作れる。人は、お金では買えない価値を生み出せる。という書き方をして欲しかったなあ・・・と思っています。でも、どんな文章だって、読む人が意味を自由に考えるのだから、まあ、いいかなあ、と思ってもいます。

昨年、堀江さんと一緒にロケット開発をしている方から相談があり、液体燃料ロケットの実験を弊社の敷地を借りてしたい、という話がありました。詳しく聞くと、関わる人たちがみな手を動かして作業をしていると感じました。意外だったのは、堀江さんが、自ら地面に座り込んで配管を作ったり、配線をしたりする姿です。義を見てせざるは勇無きなり。できる限りの協力をしています。

最初は、堀江さんも、施設や道具を借りるためにはいくら必要か、ということを、切り出しにくそうに話してくれましたので、お互いに学べるなら、実費で良いのでは?ということで、またしても儲からない宇宙開発が増えました。でも、お互いに知恵と経験を持ち寄ることで、よい研究になっています。

まあ、プレスリリースされましたから、いろんな問い合わせがあるかもなあ、と思っていますが、いま書いたことが、もっとも詳しい内容だと思います。

こんなんでよろしいでしょうか?