漫画家の赤塚不二夫さんが2日亡くなった。
ネットで見るだけでもかなりのニュースだったので、日本では大ニュースだったのではないかと想像している。
ご本人にお会いした事はなかったんだけど、ピアニストの山下洋輔さんから、赤塚さんの人となりは少し聞いた事があった。
とにかくハチャメチャに面白い、彼の人生そのものが漫画のようなものだったそうだ。

小生が小学生だった70年代中~後期にかけて、テレビでは毎日の様に「天才バカボン」や「秘密のアッコちゃん」をやっていた記憶がある。
”西から昇ったお日様が東へ沈む”
というテーマ曲は、なんてとんでもなくすごい歌なんだろうって子供心に思っていた。
思えば当時、あういう破天荒なギャグマンガっていうのは他になかったし、かなり画期的だった。

しかし、前出の大ヒット作よりも個人的にもっと衝撃を受けた赤塚作品があるのだけれど、タイトルがどうしても思い出せないんだ。

あらすじは、こんな感じ。
おまわりさんと泥棒の物語で、おまわりさんは「バカボン」にも出て来る目がつながったおまわりさん。方やどろぼうは、バカボンパパを少し変形させたような、確か青いヒゲのそり跡が顔にあったような気もするけど、確かではない。
基本的には泥棒が盗みをして逃げては、おまわりさんが追ってというシンプルな捕物帳。
この逃げて、追ってを何度も繰り返すうちに、この二人に友情ではなく、

愛情”が芽生えて、デキてしまう。叫び

最後の方は同棲もするんだったと思うがそれも確かではない。
とにかく、このふたりが恋愛関係に陥るという全く予想もできなかった結末にあまりの衝撃を受けて、タイトルをはじめ話の詳細を全く覚えていないのだ。
ルパンと銭形警部が抱き合って愛し合うようなもので、凡人の脳みそではまず出て来ない発想だ。
これを書き上げた時、赤塚さんは「これでいいのだ~」とニヤッとしたのだろうか。

つうことで、誰かタイトルを知っていたらぜひ教えてくだされ。
また読みたいっ。