2017/05/21 配偶者の選択は信仰にとって致命的に大切 | 陣内俊 Prayer Letter -ONLINE-

2017/05/21 配偶者の選択は信仰にとって致命的に大切

 

 

 

第一列王記11章4節

 

ソロモンが年をとったとき、その妻たちが彼の心を他の神々の方へ向けたので、彼の心は、父ダビデの心とは違って、彼の神、主と全く一つにはなっていなかった。

 

 

 

ソロモンは晩年、主から心離れていく。

 

その理由は彼の妻たちだった。

 

彼には700人の妻と300人の妾がいた。

 

イスラエルの民は外国人と婚姻関係になることは

明確に禁止さており、その理由も明記されていた。

 

 

理由とはその婚姻が原因となって、

彼らが主から心を離して、

「結婚相手の神」を拝むようになるからだというものだった。

 

 

ソロモンが主から心をそらせた結果

刈り取った実は、「王国の分裂」だった。

 

 

彼の婚姻の失敗は、国を滅ぼしてしまった。

 

 

ソロモンほどの知恵のある実業家が、

その「最大の事業」である王国を駄目にした理由は

仕事内容ではなく、プライベートな結婚生活であったのは皮肉だ。

 

 

ソロモンが年老いたときに

「結果」の部分が実現したというのは興味深い。

 

 

もしかしたらソロモンは、

若いときは異邦人の妻を愛しながら、

自分自身は主から心そらさないということが出来たのかも知れない。

 

 

若いときは意志の力が強い。

 

 

しかし年老いて意志の力が弱くなったとき、

彼は自分の妻たちの「偶像を拝む」という影響力に屈した。

 

 

ソロモンは自分を過信したのだ。

 

 

「若い自分に出来ること」が、

「将来死ぬまで出来ること」だと勘違いした。

 

 

私たちは意志の力だけで主に忠実であることは出来ない。

 

 

私たちの意志の力は衰えるから。

 

 

だからこそ、周囲の影響を受ける前提で、

私たちが誰と付き合うかを選ぶ必要がある。

 

 

私たちがもっとも影響を受けるのは、配偶者だ。

 

 

私が結婚する前、

「本当に結婚して良いか決定するためのチェックリスト」

を自分のために作っていた。

 

 

その中の主要な項目は

「この人から影響を受けたいか。

この人に似たいか。

この人から影響を受けた自分は今よりも主を愛しているか」だった。

 

 

もしそのリストに当てはまる人がいないなら、

結婚しないほうを選ぶことに決めていた。

 

 

妥協する選択肢は排除していた。

 

 

このチェックリストは正しかったと

結婚5年後の今も確信している。

 

 

ソロモンは

「妻たちが最もたいせつにしていたもの」

に心奪われていった。

 

 

現代ならばそれは「仏壇」などではない。

 

 

拝金主義であり、物質主義であり、

「出世・学歴教」であり、

「現世における安全第一教」であり、

世間体であり、世間の同調圧力だ。

 

 

結婚相手がもしクリスチャンでない人つまり、

「日本教・世間教の信者」だったら、

私もまたソロモンと同じように、

若いうちは頑張って教会に行くかも知れないが、

老後は主を棄てていたと思う。

 

 

私はそんなに強くない。

 

 

少なくともソロモンよりは弱い。

 

 

結婚相手は本当に大事だ。

 

 

強調してもしすぎることはない。

 

 

自分の知り合いの若い独身者や、

まだ見ぬ私の子どもたちが、

主を愛する人と結婚できるように、今から祈ろう。

 

 

 

2017年1月5日(木) 

journal by Shun Jinnai