個人的にメールさせていただいた方や
ブログの記事を読んで、
オリッサ州での迫害について、
たくさんの方々にお祈りいただき、
ありがとうございます。
中には、
「俊君、大丈夫?」
と、ちょっぴり心配してくださる
やさしい方もおられると思うので、
僕は無事です。
じゃあ120パーセント安全かというと、
そうではない。
いつデリーで教会が襲われても、
別に不思議ではないと思います。
それはこの時期だから、という問題ではなく、
僕が来たばかりの6月でも同じ話だし、
逆に言えば、それがインドでマイノリティであるクリスチャンになる、
ということの意味なんです。
インドの兄弟姉妹から、その覚悟について、
キリストに従うとはどういうことなのかについて、
僕らは学ぶ必要があるのではないでしょうか。
こういう事件があると、
まっさきに危険にさらされるのは、
バルーさんのような、
「社会に向かって具体的に行動を起こしている人」だと
SALTのひとりが言っていました。
「ただ日曜日に教会に行くだけの人」は結構安全だそうです。
バルーさんのためにもお祈りくださると感謝です。
インドという社会は、
対立と拒絶の構造が深い根となっています。
インド人は、生まれてから何度も、繰り返し、
拒絶を体験します。
カーストの違いによる拒絶、
民族、言語の違いによる拒絶、
「拒絶はこの社会の土台の深い部分に埋め込まれている」と
先日、ステファン・エイカーさんが言っていました。
今回の「宗教による暴力」も、
そのような文化がもたらした、
悲劇の一つです。
拒絶を抱えた人々の心には、
深い怒りと憎しみと悲しみが彫りこまれています。
僕らのような
単一民族国家には完全には理解することが難しい
「憎しみの螺旋」みたいなものが、
インド社会には渦巻いているように思います。
その文脈を考えた上で、
ガンジーがしたことは奇跡なんです。
本来、神の国の大使館である教会の仕事であることを、
ヒンズー教徒のガンジーがしたっていうのは、
教会の一部としては、
恥ずかしいと思う必要があるんじゃないかと
僕は思っています。
この社会に、神の癒しがもたらされるように、
お祈りください。
話は戻って、
でも、日本は100パーセント安全なんでしょうか?
「100パーセント安全だと感じる場所」
に過ぎないのではないでしょうか?
世界に危険な場所と安全な場所があるのではなく、
(もちろん、相対的な危険度というものがあることを認めた上で)
神の心の中心からずれた場所にいるのが、
世の中で一番危険な場所にいることだと、
僕はずっと信じてきたし、今でもそう信じています。
僕が神の心を行うことができるように、
神の声を聞き続けることができるように、
引き続きお祈りしてくれたら感謝です。
一部の方々には、
昨日メールさせていただきました。
そのメールが、
チェーンメールみたいに回ってきた、
という方もおられるかもしれません。
お騒がせしました。
でも、とても大切なことなので、
唐突なお願いとは知りつつ、
ブログを読んで応援くださる皆様にも、
お祈りをお願いしたいと思います。
8月末から、
武装したヒンズー原理主義者たちによる
クリスチャンの迫害がはじまっています。
事態は
沈静化するどころか、
勢いは増しており、
他の州にもその暴力は飛び火しています。
インド政府、警察は、
ヒンズー教寄りの世論で動くので、
具体的な行動を起こしていません。
というか、
インドの警察は、決してすべてではありませんが、
ほとんどのケースで、
賄賂をもらったり、
自分たちにメリットがある状態になるまでは、
行動しません。
まずは傍観してから、
安全にが確認され次第、
動き始める、というスタンスだそうです。
*一連の出来事の中でこの部分が最も悲しむべきことです。
インドのクリスチャンでないジャーナリストも、
「この問題の根幹は、インドという国にはびこる
不正にある」と書いています。
どうか、
「正義がなされるように」お祈りください。
犯行は計画的で周到であり、
オリッサからクリスチャンが脱出できないように
交通網が遮断されているそうです。
これまでに少なくとも50人が殺され、
数万人がジャングルに逃げている、
と新聞、雑誌などは発表していますが、
オリッサ出身のSALTスタッフによると、
事態は報道されているよりはるかに深刻だということです。
教会、クリスチャンの家に火がつけられ、
襲われた教会では、
3歳以上の女性が全員レイプされ、
それを目撃させられたあとで、
男性も全員殺されたそうです。
人間が生きたまま火をつけられ、
体をバラバラにされたクリスチャンもいます。
妊娠中のクリスチャンの女性は、
ジャングルに逃げ込み、
そこで出産したそうですが、赤ちゃんの安否は誰も知りません。
インドのジャングルには
毒蛇や猛獣がいて、非常に危険です。
この時期はマラリヤやデング熱などの脅威もあります。
僕が個人的に神様に示されているのは、
このことは、誰か他の人の話じゃない。
このことは、世界のどこかで起こっている
たくさんの出来事の一つじゃない。
これは、自分の兄弟や姉妹が直面している現実なんだ、
ということです。
デリーにいるクリスチャンも、
デモ行進をし、とりなしの祈りの集会を催し、
政府やNGOやメディアに働きかけ、
反暴力の芸術イベントを開催し、
あらゆる手段を講じてこの問題に取り組もうとしています。
今日の夜、僕もSALTチームとともに、
そのようなイベントの一つに参加してきます。
先日、デリーからそう離れていない場所でも
教会が燃やされました。
デリーでいつ同じことが起きても不思議ではない状況です。
これは、キリストの体の話です。
日本のキリストの体と、
インドのキリストの体は、
「別人」じゃないはずです。
実際に暴力を奮っているのはヒンズー教の過激派ですが、
その背後に働いているのはサタンだと思います。
・・・・
神がその全能の力を現し、
インドという国が、
天地を創られた神の力を見ることができるように、
また、この出来事を通して、
インド社会の根底にある、
「対立と拒絶」という構図に、
神がメスを入れてくださるように。
・・・・
御心がなされるように、
インドに御国が来るように、
・・・・
・・・
ブログを読んでくださっている皆さんも、
どうか、お祈りに覚えてくださると幸いです。
陣内俊