亀岩の洞窟・三石山観音寺・亀山湖
 
訪問日:2018-05-22,23
 
 
ロケーション・温泉・部屋・料理・接待と五拍子揃って優れた宿というのは、ありそうで中々ないものです。もちろん高額な宿泊料になればなるほどその割合は高まって当たり前なのですが、それでも全てが満足という例は稀といってよいでしょう。

それがコスパに優れた、たとえば一万円前後で宿泊できて全てが水準以上、という宿にであった時の喜びはひとしおです。
こうした宿の多くは「旅行会社・カード会社に手数料を取られる分、宿泊客に還元したい」という考え方のため、ネットなどでも見つけづらいというのがネックです。
(何しろ旅行サイトで予約・カードで支払いとなると、旅館側は代金の15%以上が手数料として取られるので)

 近年では十石温泉「山の湯」 塩山「山の湯宿 はまやらわ」(いずれも山梨)がそんな宿でしたが、今回宿泊した南房総・上総亀山温泉「湖水亭 嵯峨和」が久々にヒットした大満足の宿でした。
 
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田園が広がる里山の中の宿
 
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三角屋根の施設
 
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昼間は食堂も営業
 
入り口は田園が広がる里山の中、樹林に囲まれた一軒宿で、外観は年季の入ったペンションという雰囲気。

しかし館内はしっかりとリフォームがなされ、調度品も中々ハイセンス、しかも部屋は全て亀山湖を俯瞰する位置にあり、四室の特別室(といっても9,000円、11,000円、13,000円(税別)の三段階のうち最低価格以外のプランでこちらに宿泊可能)には屋根つきの展望ウッドデッキが備えられています。

周囲は自然の宝庫で鳥や虫、蛙の鳴き声が絶えずに野猿も時折出没します。
 
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二階特別室(和洋室)
 
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亀山湖を望むウッドデッキ1
 
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亀山湖を望むウッドデッキ2
 
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ウッドデッキからの眺め1
 
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ウッドデッキからの眺め2
 
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ベッドルーム
 
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広いドレッサー
 
浴場はやはり亀山湖を俯瞰する露天岩風呂と、大きなガラスが嵌められた白樺林の中の岩風呂の二つがあり、時間によって男女交代。

泉質は100パーセント自家源泉でナトリウム炭酸水素塩泉、千葉に多い古代海藻や腐葉土に起因する黒湯ということです。
泉温19.5度 湧出量80L/分。
低温泉の宿命で加温ながら源泉がおしげもなく放流されており、かなりのオーヴァーフローがあります。
PH値はわかりませんが、いかにも高アルカリで効能がありそうな療養泉です。しかも終夜入浴可能なのは嬉しいシステム。
 
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岩風呂1
 
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岩風呂2
温泉は自家源泉の黒湯
 
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岩風呂3
表には楓の林が広がる
夜にはライトアップされる
 
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露天風呂1
 
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露天風呂2
 
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露天風呂3
 
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露天風呂からの眺め1
 
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露天風呂からの眺め2
 
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温泉の説明
 
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風呂上がりには冷たい井戸水を1
 
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風呂上がりには冷たい井戸水を2
 
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風呂上がりのビール(今時珍しい大瓶)
自家製の大根たまり漬け
ドライしかないのが残念
 
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休憩ロビー
 
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館内の調度品
 
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地酒へのこだわり1
 
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地酒へのこだわり2
 
そして更に素晴らしいのが食事です。
ご主人や若旦那は本当に料理好きらしく、それはHPやブログからひしひしと感じられます。地味ながら地物にこだわった食材を様々な調理法で供されるメニューは、食道楽にとって正に至福の時間を提供してくれます。調味料も味噌まで手作りするこだわりよう。

今回はあらかじめHPで見たものから、ありきたりのものは除いてご主人のこだわりメニューだけをと事前にお願いしました。
果たしてその内容は期待を大きく上回る、文句なしの内容でした。
 
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食事処
 
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前菜(左上から)
もずく入玉子豆腐
黄瓜と小柱の豆鼓酢和え
焼き茄子琥珀寄せ
空豆とストリングチーズ
メイクイーンの霜降りとトマトのレモンマヨネーズ
アスパラとイタリアンプロシュートの生春巻
 
造り(左から)
タカノハ鯛・鰹・鮪霜降り塩糀漬・間八・金目鯛
アオリ烏賊・赤海老
*刺身は十分に寝かせてあり、旨みたっぷり
 
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(男性向け)お勧め日本酒セット
でかい盃四つで1,400円!いいの?
*女性向けや純米のみのセット(1,800円)もあり
 
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平目水なます・自家製味噌の酢味噌
 
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シチュー:牛頬肉
 
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なめろう
栄螺(八丁味噌)
飛魚(信州味噌)
 
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豚角煮・油麸(仙台麩)・茄子
 
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天麩羅:海老真丈湯葉巻・新玉蜀黍・こしあぶら・山独活
食事:自家摂り筍御飯
 
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甘味:韃靼’(だったん)蕎麦シャーベット(蕎麦の実入り)
 
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夜明け前の亀山湖(ウッドデッキより)
 
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亀山湖の夜明け(ウッドデッキより)
 
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早朝の釣り人
 
朝食も一般の旅館メニューを逸脱した内容です。
久々に朝食が楽しみでしたが。期待通りでした。
 
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朝の食事処
 
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朝食(惣菜・左上から)
穴子煮凝り・飛竜頭・鰯みりん干し
黒人参梅紫蘇ドレッシング・笹蒲鉾・ニラと自家製モロミ
煮物・菜花胡麻和え・海苔とシラス炒め
 
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オムライス風卵焼き・もち豚レモンソーセージ
 
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ホッケ開き・御飯・ふのり入り味噌汁
 
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蕎麦羊羹・空豆羊羹
 
接待も必要最小限ながら心のこもったものでした。
たとえば宿泊はベッドルームでしたが、夕食時間中にお茶一式はもちろんベッドカヴァーを直して、たった一本しか吸っていないウッドデッキの灰皿を交換してくれたり、部屋のゴミを片付けてくれたり。

案内はもちろん食事のメニューの説明も懇親丁寧、館内の清掃も行き届いており、実に気持ちの良い一夜を過ごすことができました。
 
これで一泊二食11,000円(税別)とは信じがたいコスパです。
また季節を変えて何度も訪問したい、定宿にすべき素晴らしい施設でした。
次回は目いっぱいお腹を空かせて13,000円コースにチャレンジしてみたい!
またこちらは千葉養老温泉の老舗宿「嵯峨和」の姉妹宿でもあります。
 
 
訪問日:2018/10/23,24
 
再訪問時の夕食です。
若主人がこのブログを見てくれたということで奮発してくれたのか、前回以上の素晴らしさです。
 
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前菜:地元産遅れ枝豆・猪時雨煮・冷しゃぶ
・烏賊黒作り・八幡巻き・茗荷甘酢漬
 
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造り:
(左から)秋刀魚・するめ烏賊
(二列目)戻り鰹・伊崎・金目・黒ムツ・ワラサ
(三列目)飛魚・鯵・赤エビ
 
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君津の地酒五点セット
左の小さな杯はサーヴィスの飛鶴純米
 
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秋刀魚なめろう・鰹ユッケ
 
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牡蠣湯引き・モロヘイヤ・おろし
薬味色々
 
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カマス南瓜蒸し・カマス豆腐蒸し
 
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秋刀魚道明寺朴葉焼き
 
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シラス饅頭・南瓜素揚げ・餡掛け
 
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金目煮付け
 
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黒ムツ天麩羅・栄螺(さざえ)掻き揚げ
 
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栗アイス
 
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ライトアップされた岩風呂
 
ただし今回はリフォームされた特別室(201)が台風で修理のため使用できず、ウッドデッキはあるもののリフォームされていない202号(和室)でちょっと残念。
もし予約される方は是非201号指定で、「海老の天ぷらなどは不要なので、オリジナル料理を中心にお願いします」とリクエストしてみてください。
 
ではチェックイン前、アウト後に立ち寄れる近隣の景勝地、亀岩の洞窟と古刹三石山観音寺、宿のある亀山湖観光の写真もどうぞ。
 
まずは一昨年も訪問した「亀岩の洞窟」へ。前回は秋だったので今回は清流に新緑が映えてまた違った景観です。
さすがインスタで話題になった旬の景勝地、平日というのに多くの人が訪れていました。
 
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亀岩の洞窟1
 
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亀岩の洞窟2
 
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亀岩の洞窟・遊歩道
 
次に片倉ダムから三石山に上り、三石山観音寺を参拝。室町時代の応永16年(1420年)の開山で、山頂には名前の謂れとなった三つの大岩と縁結びの御本尊が鎮座しています。
 
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三石山観音寺・三門(山門)
 
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三石山観音寺・観音堂と巨石
 
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三石山観音寺・観音堂 
 
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三石山観音寺・巨石に登る
 
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三石山観音寺・可愛らしい「お掃除小僧さん」
(洗心童子)
 
亀山湖は昭和56年に竣工された亀山ダムに付帯する人造湖で、千葉県で最初にして最大の多目的ダムです。四季折々の景観は素晴らしく、サイクリングやハイキング、ボート遊び、釣りなどが楽しめるレジャースポットになっています。
久々にスワンボートで湖上遊覧を。夜足が痛くならなければ良いがw
 
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亀山湖1
 
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亀山湖2・鳥居
 
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亀山湖3・東屋
 
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亀山湖4・スワンボート
 
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亀山湖5・スワンボートから
 
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亀山湖6
 
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亀山湖7
 
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亀山水天宮
 
(上総亀山温泉「湖水亭 嵯峨和」了)