鎌倉「豆腐懐石ひさご亭」・北鎌倉「笹の葉」・葉山「恵土(えど)」(食事)
 
 
KKRは国家公務員の福利厚生団体で、全国の温泉地・観光地に保養施設を展開しています。
一般客も少々の増額で宿泊できますが、その多くは鉄筋ビルの大型施設でこれといった特色もなく、格安で利用出来る公務員でなければ積極的な選択理由はないように思えます。

ただ唯一逗子にあるこの「松汀(しょうてい)園」だけは、全13室中5室の「大正館」が大正時代に建てられた銀行家の別荘を利用したレトロ感溢れる佇まいで食指が動かされます。
 
 
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宿入口
 
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玄関
 
通常は「昭和館」ですが、4人以上の利用または少人数でも一人1,100円の差額で貴重なこの建築遺産「大正館」に宿泊することができます。
 
今回は紫陽花の季節限定の特別プランで、舟盛りがつく通常プラン(9,480円)に1,500円プラスするだけで「大正館」宿泊、鮑刺身(陶板焼き)、夕食時ドリンクが付くというお得なコースを利用しました。
 
あいにくの雨ながらこうした宿ではそれも中々の風情です。
今回は「赤松」と呼ばれる回り広縁のある10畳・6畳二間続きの角部屋を用意して頂きました。
かつては広大な松林の中の一軒家だったという応時を偲ばせる庭園を眺め、逗子の街中とは思えない一夜を過ごしました。
 
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庭園と大正館
 
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部屋「赤松」
 
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雪見障子と広縁
 
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古風な意匠の建具など
 
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黒電話が活躍
 
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庭園
 
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坪庭
 
館内はレトロながら風呂・トイレは近年リフォームされて快適に過ごせます。
ただし古い木造家屋なので、廊下の足音や他の部屋の話し声が聞こえてくるのは致し方ないところでしょう。
 
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風呂
 
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タイルの流しとケロリン桶
 
夕食は「昭和館」の食堂で庭園を眺めながら頂きます。
前菜の胡麻豆腐や鮑と夏野菜の冷製も美味、スペシャルの鮑は半分刺身で半分は陶板バター焼きで。
舟盛りは少々時代錯誤の感もありますが、皮付きの金目鯛・真鯛ほか七種のネタは海が近いだけに新鮮です。
このほか鯵叩き、穴子玉子閉じ、栄螺壷焼き、寿司五貫がつくというお得なコースです。

サーヴィスのドリンクは湘南の地酒・熊沢酒造「天青」を頂き、前述の宿泊料では申し訳ないくらいの内容で大満足。
 
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夕食膳
 
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胡麻豆腐と鯵叩き
 
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鮑と夏野菜の冷製・肝ソース
 
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湘南の地酒・熊沢酒造「天青」(プランサーヴィス)と鎌倉ビール
 
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舟盛り
 
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鮑(刺身・バター焼き)
 
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穴子玉子閉じ
 
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天麩羅(新生姜肉巻きほか)
 
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栄螺壷焼き・握り寿司
 
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順才の清し汁・御飯・香の物・デザート
 
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夜の風情1
 
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夜の風情2
 
朝は一番風呂のあと散策へ、わずか五分で逗子海岸です。
 
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早朝の逗子海岸(徒歩5分)
 
朝食はメニュー豊富な和バイキング。
 
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朝食は和バイキング

朝食後は広縁から園を眺めながら一服。
天気も良いので鎌倉散策のため早めに宿を出ました。
 
オフシーズンなら一般客でも一泊二食7,480円(ライトコース・昭和館)からと、湘南観光の基地としてリーズナブルに宿泊できる穴場宿です。
 
 
報国寺・杉本寺はこちらから三キロ圏内です。
朝も早いので参拝客も少なく、紫陽花や季節の花を見ながらゆっくりと古寺散策を楽しみました。
 
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報国寺
 
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報国寺竹林
 
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報国寺竹林2
 
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報国寺古墳
 
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杉本寺三門
 
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杉本寺苔の階段
 
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杉本寺本堂1
 
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杉本寺本堂2
 
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杉本寺にて
 
近隣の食事処を三軒後紹介します。
 
まずは八幡宮近くの豆腐懐石「ひさご亭」へ。こちらへは約30年ぶりの訪問ですが、当時とまったく変わらない様子に気持ちが安らぎます。
 
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豆腐懐石「ひさご亭」
 
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店内
 
本来は豆腐料理を織り交ぜた懐石料理のお店ですが、ランチタイムには湯葉料理を中心とした軽いメニューがラインアップされ、中でも一日十食限定の「湯葉御膳」は小腹を満たすのにお勧め。税別2,000円ですが、HPのクーポン欄をスマホで提示すれば10パーセント割引に。
前菜代わりの馬鈴薯スープ、湯葉刺し、汲み上げ湯葉餡掛け、ご飯、味噌汁、湯葉惣菜に甘味が付くコースです。
 
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前菜代わりの馬鈴薯スープ
 
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湯葉刺し・汲み上げ湯葉餡掛け
 
ご飯・味噌汁・湯葉惣菜(湯葉巻き・湯葉とジャコ炒め・香の物)
 
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甘味(黒糖寒天・寒天・黒豆・求肥に黒蜜)
 
古民家で頂く鎌倉らしい豆腐・湯葉のコースです。
 
二軒目は北鎌倉の「笹の葉」を。
地元野菜を使った「自然食を玄米ご飯で食べる」という健康的な食事処です。 
観光地価格で少々値が張りますが、優しい味で年配女性などには好まれるでしょう。
 
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北鎌倉の「笹の葉」
 
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「笹の葉」・紫陽花(あじさい)御膳
 
三軒目は宿に近い葉山の蕎麦処をご紹介します。
地元の蕎麦好きに評判の「恵土(えど)」です。
 
居酒屋さんで修行時代から自前の石臼を購入し、修行をつんで満を持して開業した当店のご主人、恵土さんの蕎麦に対する信念は「洗練と荒々しさを兼ね備えた蕎麦を作りたい」というものです。
その蕎麦は玄蕎麦を引きぐるみにし、蕎麦の実の甘皮も含ませたもっちりとした食感。
その蕎麦と蕎麦がきが、コースなら数種類の洒落た酒肴の後に存分にと堪能することができます。
 

*現在、予約の蕎麦懐石コースのみ

 
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蕎麦処「恵土(えど)」
 
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店内
 
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季節の前菜
 
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蕎麦味噌焼き
 
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蕎麦がき
 
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季節の天麩羅
 
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石引き十割蕎麦
 
(KKR逗子 松汀園 了)