訪問日:2013-03-23,24
 
 
伊豆長岡の三養荘は昭和4年、旧三菱財閥の創始者岩崎弥太郎氏の長男久彌氏の別邸として建築、昭和22年から旅館として営業を開始しました。
昭和64年には新館増築、現在はプリンスホテルグループの一員となっています。
 
伊豆長岡の温泉街から離れた狩野川沿いに立地する三養荘は、3,000坪という広大な敷地に本館・新館・離れの全35室を擁する純和風旅館です。
旧岩崎別邸の本館はもとより、新館も各部屋が充分過ぎる広さをもつ贅をつくした数寄屋造りで往年を偲ばせます。
 
バブル時代には一泊10万円から20万円もしたという超高級旅館で庶民には高値の花でしたが、時代の変遷とともに段々とリーズナブルになり、今回は三段階で一番安価な食事ながら、早期申し込み割引を利用して四名で宿泊することで、二食付きで一人16,300円(通常二名一室で一名24,000円のプラン)という格安価格で宿泊することができました。
 
 
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門から望む広大な敷地
 
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新館入口
 
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ロビー1
 
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ロビー2
 
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ロビー3
 
長いアプローチを抜けた玄関から入った大きなロビーには、伊豆独特の吊るし雛と豪華な雛壇が飾られ季節を演出しています。

部屋は新館ですがそれぞれが離れのような造作で隣室の気配は全く感じられません。
部屋はまず入口四畳、本間十畳、ベットルーム八畳、化粧の間二畳、広縁、四畳分の廊下、三畳分のトイレ、三畳分の脱衣場に三人は入れる伊豆石造りの内風呂、それに各部屋担当の客室係専用の水屋という広さ。
冗談ではなく最初部屋の中で迷ってしまいました。
 
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部屋入口
 
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本間十畳
 
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ベッドルーム
 
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広縁
 
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伊豆石の内風呂
 
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部屋から庭園を望む
 
大浴場へは長い渡り廊下を延々と歩かなければなりませんが、美しい庭園を眺めながらの散歩と思えばさほど苦にはなりません。

高台にある大浴場は大きな内風呂と庭園を望む露天風呂がありますが、循環・加水・塩素消毒とあまり良いところはありません。
やはり源泉かけ流しで伊豆石の肌触りの良い部屋風呂を満喫すべきでしょう。
 
 
 
風呂への廊下1
 
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風呂への廊下2
 
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風呂への廊下3
 
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大浴場1
 
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大浴場2
 
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露天風呂1
 
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露天風呂2
 
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露天風呂3
 
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露天風呂からの眺め
 
夕食は大広間で頂きます。
一番安価なプランでしたので内容はまあまあといったところですが、パーセンテージの多くが部屋代と考えればと考えれば不満はありません。
 
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食事処
 
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桜ワイン、酒菜(蛍烏賊沖漬け)箸付(桜胡麻豆腐)
八寸(鮪スモーク寿司・吹き寄せ豆腐・三色菱餅など)
 
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小茶碗(白魚茶碗蒸し)
 
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向付(あおり烏賊・間八・甘海老)
 
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焼肴(鯛蕗味噌焼)
 
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煮物(寄せ鍋)
 
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替り鉢(牛ロースト・サラダ仕立て)
 
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食事(桜海老御飯・止椀・香の物)
 
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水菓子(季節の水菓子)
 
翌朝、朝食前後は広大な庭園を散歩するもよし、何度も内風呂に入浴するも良し、11時のチェックアウトまでゆっくりと贅沢な時間を満喫しました。
 
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庭園1
 
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庭園2
 
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庭園3
 
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庭園4
 
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庭園5
 
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庭園6
 
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庭園6
 
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朝食
 
 
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 (三養荘 了)