2014-03-24,25 2015-11-16,17
 
天城の歴史ある温泉地、湯ケ島温泉。
当館は湯ケ島でも国道からずっと坂を下った川沿いに位置します。
創業は明治5年、同地最古の温泉宿として、また川端康成が「伊豆の踊り子」を執筆した宿として知られています。
 
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宿入り口
 
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玄関と写真
 
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上がり口と階段 
 
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ロビー
 
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館内
 
古き良き木造建築がそのままの本館には川端の滞在した部屋が保存され、館内の各所と資料室には多くの写真・文献や色紙などが残されて当時を偲ぶことができます。
 
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川端康成執筆の部屋
 
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川端康成資料室
 
今回は家族4名で宿泊したため「多くの文豪が愛した趣のある和室8畳」と「渓流を望む展望檜風呂付客室」の二部屋を予約。
(格安プランではよくあるパターンですが、特別室を四名で予約するより二部屋宿泊の方が総額は安くなります)
趣の異なる部屋でゆっくり過ごすことができました。
 
特に明治38年建築という前者は本当に落ち着く造りです。
 
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「多くの文豪が愛した趣のある和室8畳」1  
  
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「多くの文豪が愛した趣のある和室8畳」2
 
展望檜風呂付客室です。
部屋付き風呂は「展望風呂」の名に恥じない造りで、気持ちの良い総檜造りの湯船の三方から狩野川の清流が望めます
 
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「渓流を望む展望檜風呂付客室」1
 
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「渓流を望む展望檜風呂付客室」2
 
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「渓流を望む展望檜風呂付客室」3
 
大浴場は男女別で、やはり狩野川を望む石造りのレトロなムードが素晴らしい。
男性用が大きめですが、夜二時間男女入れ替えになります。
また川を望む石造りの家族風呂も自由に利用できます。
 
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大浴場
 
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家族風呂
 
そして狩野川沿いの露天風呂。
以前は混浴・女性専用時間有りという形式でしたが、現在は完全貸切り制になってゆっくりと素晴らしい入浴を満喫できます。
川に手が届きそうな岩風呂は湯船の底から湯が湧出する理想的な温泉。
泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉・46.8度、もちろん源泉掛け流しです。
 
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 狩野川沿いの露天風呂1
 
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狩野川沿いの露天風呂2 
 
夕食は部屋で。

HPやブログでは昔ながらの旅館料理といった印象であまり期待はしていませんでしたが、中々どうして味も良し、地物を多く使った好感のもてる内容でした。
 
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桜豆腐
 
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前菜五点盛り
               
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蛍烏賊酢味噌
                 
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造り
     
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桜団子汁
             
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鮎甘露煮干瓢巻き     
 
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豚角煮
 
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天城猪鍋
 
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デザート
 
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夜の露天風呂 
 
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朝食膳
 
お勧めは「多くの文豪が愛した趣のある和室8畳」。
文学好きはもちろん、そうでなくても中伊豆の古湯を満喫できる宿です。
 
翌年宿泊時の写真です。
 
灯りのともった玄関
 
往年の「伊豆の踊り子」の写真が飾られている
 
ロビー
 
一階客室
 
広縁
 
露天風呂へ
 
貸切露天風呂
 
露天風呂と川
 
露天風呂からの紅葉
 
露天風呂
 
湯上りの休み処
 
内風呂
 
「川畑康成の間」
 
夕食膳
 
箸付け・前菜
 
造り
 
御椀(鱧・舞茸)
 
煮物(冬瓜・南瓜饅頭・紅葉麸餡掛け)
 
焼物(鮎田楽)
 
鍋(天城軍鶏)
 
デザート
 
夜の露天風呂
 
朝食膳
 
 
(伊豆湯ヶ島温泉「川端の宿 湯本館」了)