家に、こんな古本がある。

「長寿霊薬 松葉酒の製法書」、昭和13年出版の物だ。

(今回水こぼしちゃってシミになっちゃったw)

 

出版は日本仏教新聞社、他の出版書籍はこんな感じ
今で言う八幡書店の様な出版社なのだろうか・・・


そこはさておき、今回はこの製法で兼ねてから作ってみたかった「松葉酒」を作ってみたヨ!

密造酒パート② 松葉酒を作る!

仙人の食べ物という「松葉」、栄養とビタミンに富んでいて長寿の妙薬というそうだ。

僕も、松葉の粉末を水に溶かして朝食代わりに飲んでいた時もある。

元気が出るのは知っている。

そんな松葉、酒まで作れるなんてトライするしかないっしょ!

 

松葉酒を作るには松葉と水と砂糖が必要だ。

酵母は松葉に大量に付着しているのでイーストは必要なし。

 

まずは美味い水・・・

ということで長野県に向かい、八ヶ岳山麓の「阿弥陀聖水」を取水!

 

 

写真の彼は名古屋で漢方鍼灸薬局「十字の漢方」の院長コウちゃん。

今回の作戦にうってつけの人選だっ。なにはともあれ湧き水ウマウマ~!

 

次は松葉。できるだけ清浄な松葉で作ろう、ということで長野県の「霧ヶ峰」まで採取しに行ったんだ。

うひょ~涼しい!さすがエアコンの商品名になるだけあるネ!The避暑地!
ここなら排気ガスとかの汚染も少ないだろう~

 

松葉は新芽がオススメらしい(新芽が無いときは普通の葉でOK)

綺麗だな、いただきまーす。

 

材料も揃ったし仕込み!

「松葉酒の製法書」によれば、

  • 松葉約100匁(もんめ)=375gを1寸(約3cm)に切り一升瓶に入れる。
  • 水八合(1440ml)に砂糖100~120匁=375~450gを溶かして一升瓶に入れる。
  • 一週間~十日程、発酵させて甘みが無くなったら出来上がり。
  • 一年以上熟成させるとさらに美味しくなる。

仕込み完了~!よゆ~~ww

 

さて自宅に帰り、寝室に発酵中の一升瓶を置いて寝ていると・・・

「ポカン!!!」

発酵の炭酸で栓が弾け飛んで天井に液体と松葉の破片がーーー!!w

以後気をつけます!

 

ブクブクブク・・・(発酵する音)

 

一週間過ぎたのでチョイと試飲。

う、美味い!!!
ハーブ酒というかなんというか、味サイコー!

ただ、砂糖がまだ残ってて甘い。アルコール分も低いかな。

もうちょい発酵を待ってみるとしよう。

 

続く

 

 

↓参考図書