すみません。
ブログで書くネタもあるのですが、あえて月曜日まで更新しません。
2日間このブログを掲載させて下さい。

今悩んでいる青年部の仲間たちがいます。
今自分の中で葛藤している仲間たちがいます。
そして彼らを見て力になりたいと思っている仲間がいます。
先輩も後輩も…現役もOBも…

彼らの心に届いたらいいなと思い、
来月予定している県青連事業の資料から抜粋した詩を掲載します。
皆さんの心にも何かが届いたとしたら、嬉しいです。


-同じ作業なのに-

ある工事現場でのことである
三人の職人が働いている
三人とも同じ作業をしていた

一人目の職人に聞いてみた
「何してるの?」
すると彼はこう答えた
「俺はレンガを積んでいるんだ」

二人目の職人に同じことを聞いた
すると彼はこう答えたのだ
「俺は塀をつくっているんだ」

さて三人目の職人はなんと答えただろう?
「俺かい?俺はなあ 病院をつくっているんだよ」


-夢は逃げ場か?-

ある若者が醒めた調子で語った

「夢は辛い現実を見ないための麻薬みたいなもの」

夢は現実からの逃げ場に過ぎない というんだね

「夢は既に成功した人間が
安全圏から語る無責任なせりふだ」とも

たしかに そういう見方も出来るだろう
でもこうも言えないか

夢を追いかけてもキミは
成功はしないかもしれないけれど
成長はするだろう と

成功は約束されていないけれど
成長は約束されている と


-時間と戦う-

目標がない人には 時間がいっぱいある

目標がないから
時間はのんべんだらりと過ぎていく

でもいったん目標を持った人は
思い知らされるのだ

「時間ってあまりないんだ!」

それはそうだろう
目標には納期があるのだから

残りの時間を計算するようになるから

目標を持っている人の元気は
時間と戦っている人の元気なんだ


-言いにくいこと-

あなたはその人に
言いにくいことも言えてる?

言いやすいことだったら誰にだって言える
「その服センスいいね!」
というように

けれど
「ズボンの前が開いてるよ!」
と言えなかったとしたら
あなたとその人とは
たいした関係ではない
実は言いにくいことのほうに
大切な情報が含まれているんだ


-こちらから球を投げる-

コミュニケーションは待っていても
始まらない

だから
おはよう!の一言は
あなたから発するべきだ

飲みにいこうか?の誘いは
あなたからするべきだ

あなたが
偉かろうが偉くなかろうが

あなたが
先輩だろうが後輩だろうが

最初の球は
こちらから投げなければならない


-方法を責める-

誰かが 何かをやって
それがうまくいかなかったとしようか

そんなときに
「やっぱりお前が悪いんだ」
「キミにはまかせることができない」
「おまえはミスばかりする」

だと 悪いのは相手の人格となってしまう

「やり方を変えてみようか」
「もっと知恵を出していい方法を考えてみよう」
「どうしてミスが出たのだろう?」

だと 悪いのはやり方だけだ

人を責めずに方法を責める

あなたの職場にカイゼンの風土を育てる秘訣だ


-どっちが変わる-

どうしてわかってくれないのだろう?
と思い悩むけれど

わからないのは 相手であって

わからせようとしていないのは
自分であることに気がつかない

自分は正しい
と信じて疑わない

問題は自分にもあるということに
気がつかない

さあ まず
変わらなければならないのは
どっちだ?


-繰り返さなければ伝わらない-

あなたが車を運転していて
右に曲がるとき
左に曲がるとき
ウィンカーのライトを点滅させるだろう

チカ チカ チカ チカ チカ
ライトは何度も点滅する
そしてようやく
対向車にあなたの意向が伝わるのだ

ところで
 相手への気持ち
 相手への注意
 相手への感謝 など
あなたは繰り返し 繰り返し
伝えているだろうか?

ウィンカーが点滅しなかったら
恐ろしい状態になるように
何度も何度も繰り返す

だからこそ伝わる
相手の心になんとか届く


以上
松崎俊道 著(近代消防社 刊)
「元気が出てくる心の詩(うた)」より抜粋