12月20日(土)9時30分~12時、地域交流型シェアオフィス「そらや」(福岡県久山町)で開催された「ひさやまてらこや+2025」(久山町経営デザイン課×福岡デザイン専門学校)の第4回目の講師を務めました。
※「ひさやまてらこや+」についてはこちらをご覧ください。


全4回の講座で今回が最終回でした。

 

始めに前回までの活動を映像で振り返り。毎回、丁寧に編集して記録を映像で残されていることには感心します。

 

それぞれが作ってきたすごろくを遊び、改善点がないか、まずはテストプレイから。この日は最終回ということで、保護者や久山町の西山町長が見守る中、作品の発表とプレイ会が控えているので、その次に、以下の発表シートを使って、発表の準備をしました。
 
 
 
 
そして、いよいよ発表の時間。子どもたちは自分の作ったすごろくを一生懸命、説明していました。その後、秘密基地作りコースの子どもたちを相手にプレイ会をしました。
 

プレイ会は歓声が上がり、とても盛り上がりました!

 
【受講生のすごろく紹介】
 

「ねこと犬のおたからさがしのたび」

ねこと犬がお宝を探す旅に出ます。ストップマスではサイコロの出目で森・どうくつ・海・川の4つのコースに分かれます。コースによってマスの数や内容が結構違っているので、どのコースを通って行けるかが勝負の分かれ目。ゴール直前では「おたからをさきにうばれた」とし、スタートに戻るという災難も待ち構えています。ただし、一度このマスに止まってスタートに戻った人は二度目はセーフという救済ルールも付いています。作者はストップマスの場所をどこにするかに苦労したそうですが、絶妙でベストな位置にあると思います。短時間で遊べて、シンプルながら遊び応えのあるすごろくに仕上がっています。可愛らしいイラストが魅力的なので「ベストアートすごろく大賞」を贈りました。

 
「6ぴきのだいぼうけん」
飼い主とはぐれた犬が飼い主を探して冒険します。6人まで遊ぶことを想定しているので「6ぴきのだいぼうけん」です。ゴールまではなんと100マス近くあり、壮大でドラマチックな物語が展開されていきます。緻密で細かい作りで、アイテムが登場したり、敵と戦うか逃げるかを選べたり、ゲームデザインとして面白いところがたくさんあります。作者はこだわりのポイントとして、難易度を上げるため、ラッキーよりアンラッキーのマスを多く入れたそうですが、見事にそれがクリアする楽しみとして生かされていると思います。「ベストストーリーすごろく大賞」を贈りました。
 

「6ぴきのだいぼうけん」用の「まほうつかいセット」と「けんとたて」のカード

始めはカードが無かったのですが、「所持していることがわかりやすい方がいいのでは?」という私の提案で改善の時間に作者が追加で作ったもの。すごろくとともに絵がとても上手です!

 

受講生にサプライズで賞状を授与しました。私の手作りです。この日、残念ながら欠席した受講生には後日お渡しする予定。

 

秘密基地コースの模型。個性様々。

 

秘密基地コースの作品。中にはベンチやロフトもありました。外にはブランコも。

 

こんな秘密基地があったらワクワクすること間違いなし!

 

 

【講座を振り返って】
 

最初は一からすごろくを作ることの難しさにハードルの高さを感じていたのですが、いざ始まってみると、ひさやま寺子屋の子どもたちにそんな心配は要らなかったようで、自分のイマジネ-ションを膨らませてどんどん手を進めていく姿にびっくりしました。本講座のテーマである"デザイン思考"というのは人のことを想像する気持ちから生まれるものだと思いますが、この創作を通して、自分が作ったものを人が楽しんでくれる喜びを少しでも味わってくれたら嬉しいです。将来、この経験が何らかの形で記憶に残ってくれて、"デザイン思考"の原体験のようなものになれたらと思います。

 

私自身、初めて4回にわたる制作の講座でしたが、大変貴重な経験をさせていただきました。そして、子どもたちとの時間は何よりの私の宝物となりました。

 

ご依頼いただいた(株)環境デザイン機構の佐藤様、久山町役場経営デザイン課の赤島様、秘密基地コース・講師の尾方様(エムオーアーキテクト設計事務所)、すべての関わりある方々に感謝します。ありがとうございました。

 

この仕事がきっかけで好きになった久山町のためにまた何かできたら嬉しいです。

 

最後は全員で記念撮影。みんな、良い笑顔です!