6月16日(日)、本のあるところajiro(福岡市・天神)で開催した「第3回 津村修二のボードゲームジャーニー」のレポートです。

今回は親子1組、合計2名のご参加でした。ありがとうございました。

第3回のテーマは「旅するボードゲーム」。旅にちなんだゲーム3点を紹介しました。








①「世界一周ゲーム」



まず1つ目はドイツの老舗出版社ラベンスバーガ―社が1884年に最初のゲームとして製作した「世界一周ゲーム」の2018年リメイク版です。
こちらのオリジナル版は「月世界旅行」や「海底二万里」などで知られるフランスの小説家ジュール・ヴェルヌが描いた「八十日間世界一周」を基に作られました。
リメイク版では世界173都市が登場。サイコロを振ってコマを進め、世界に散らばった目的地を巡り、最終的に獲得ポイントが多かった人が勝ちというすごろく系ゲームです。とは言え、サイコロ運だけではなく、どの経路を使って目的地を目指すのが効率的かを考える戦略性もしっかりあって、大人も十分に楽しめます。持っていれば飛行機に乗れる「航空券」、好きな都市にワープしたり、他人を邪魔したりできる「アクションカード」など、旅を楽しくする要素も満載!都市カードにはその都市の写真と解説が載っているので、遊びながら地理の学習にも繋がります。



どんな経路で回ったらいいか、ルートを考えるのが面白いところ。世界地図って、ワクワクしますね!世界旅行をしている気分で楽しんでもらえました。参加者の女の子が私と一点差で一位に。


②「セレスティア」


2つ目はフランスのBLAM!社が2015年に発表した「セレスティア」です。ガリバーが旅の途中で探し求めたという荘厳な世界”セレスティア”。その不思議な天空都市を飛行船に乗って旅する、幻想的な世界観の美しいゲームです。飛行船の造形も秀逸。
プレイヤーは飛行船に乗り込み、船長役と乗客役を順に交代しながら、天空都市に秘められた宝の獲得を目指します。スタートから遠い都市ほど点数が高いのですが、雲や雷、ロックハート海賊団、ダモク鳥の群れが飛行船の行く手を阻みます。船長は装備品を使ってそれらのトラブルを回避しようとし、乗客は乗船を続けるか下船するかを判断します。乗客は安全を取るか、リスクを取って高得点を狙うかのジレンマに悩まされることでしょう。さらに特殊カードによって、プレイヤー間の駆け引きも生まれ、白熱した戦いが繰り広げられます。





遊んでみて、改めて、このゲームは傑作だと思いました。
船長役は状況に応じて、大丈夫なように見せたり、無理なように見せたり、演技するのが面白いですし、乗客役はそれがどっちなのか推察しつつ、船長が持っているカードの枚数や種類を考え、このまま乗るか降りるか決断する。この役回りを交代しながら繰り返していくのですが、特殊カードが良いスパイスになっているので、決して単調にはなりません。
ゲーム観を掴むのに少し時間が必要ですが、数ラウンドをプレイして慣れてくる頃には、我を忘れて熱中してしまっているでしょう。
ギャンブル的な運試しに、心理戦、記憶、戦略の要素が絶妙なバランスで調合された、素晴らしいゲーム。
参加者の方に取ったアンケートでも評価が高かったです。
このゲームでもまた女の子が一位になりました。手加減はなしでプレイしていますから、すごいです!さすがゲーム慣れしています。


③「さくらの大冒険」



長老の家で黄金バナナの伝説を知ったおさるのさくら。世界に散らばる七つの宝石を集めると空から降ってくるという黄金バナナを求め、さくらは仲間と冒険の旅へ船出します。しかし、恐ろしい海賊モンキーXも黄金バナナを狙っています。黄金バナナを手に入れるのはさくらかモンキーXか!? 全員で知恵を出し合いながら進める協力ゲームです。

私がスタッフとして勤務している玩具店「つみきや」(天神イムズ6F)で開発し、今年4月に発売したばかりの新作です。
商品ページ
https://tsumikiya.jp/products/detail.php?product_id=1170





今回はルールを変えて3ゲームしました。1ゲーム目は基本ルール。楽々クリアできました。2ゲーム目は一番難しいアレンジルールをプレイ。7つ目の宝がどこに出現するかわからず、さらに黄金バナナを日本に持ち帰るルールなのですが、日本に戻るあと1歩のところで海賊カードを引いて、残念!失敗に終わりました。3ゲーム目はチーム戦でさくらチーム(参加者)と海賊チーム(私)に分かれてプレイしましたが、参加者親子の見事な団結力でさくらチームが勝利。

以下、参加者のアンケート回答です。

◆今日の感想は?
「楽しかったです。また来たいです」(小学生・女子)
「知らないゲームをナビゲーター付きで体験できるのはありがたい」(40代男性)

◆一番面白かったゲームとその理由は?
・「セレスティア」
理由 どこで降りるかとかを考えるのが面白かったです。
・「セレスティア」
理由 駆け引きができること。あまり無いルールだから。


この日は父の日でした。ボードゲームで笑い合ったこの日が、娘さんにとっても、お父さんにとっても、よい父の日の思い出として残ってくれたらいいなと思います。



次回は7月28日(日)開催です。ご参加お待ちしています!