昨日の外宮参拝に引き続き、この日は内宮(ないくう)の参拝。

はりきって早起きして、朝の7時半にホテルを出て、

伊勢市駅前のバス停から内宮行きのバスに乗って行きました。

10分足らずで内宮へ到着。

天候は晴れてはいましたが、風が強く冷たかったです。



内宮の正式名称は皇大(こうたい)神宮。

天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀っています。

ふと見つけた路地裏のように



こちらが最初の鳥居。朝の陽を受けて、神々しくあります。

ふと見つけた路地裏のように



宇治橋を渡ります。俗界と聖界の境とされています。

ふと見つけた路地裏のように

ふと見つけた路地裏のように



その俗界と聖界の境を神聖な川、五十鈴(いすず)川が流れています。

流木から橋を守る木除けの杭が立てられていました。

五十鈴川は澄んでいて、本当に綺麗でした。

ふと見つけた路地裏のように



橋を渡り、玉砂利の敷かれた美しい参道を歩きます。

右手には神苑(しんえん)と呼ばれる庭園が広がっていました。

ふと見つけた路地裏のように



手水舎(てみずしゃ)でお清め。

元々は禊(みそぎ)といって、裸になって川に入って身を清めた儀式を

簡略化したものが、この手水らしいです。

そう考えると、随分と簡略化されたな、と思います。

ふと見つけた路地裏のように



古来、禊の習わしの残る御手洗場(みたらし)。

現在でもこちらから五十鈴川へと入水し、禊を行なうそうです。

ふと見つけた路地裏のように



木漏れ日の眩しい参道を歩きます。

ふと見つけた路地裏のように



天まで伸びるような真っ直ぐな木。

ふと見つけた路地裏のように



歩いて10分ほどで、正宮(しょうぐう)へと到着。

ふと見つけた路地裏のように



こちらも外宮の正宮同様に、表現しがたい空気に包まれていました。

日本最高位の神様が鎮座されているのです、それも当然ですよね。

僕はあまりの崇高さに、少し恐ろしさすら感じました。

写真撮影は石段の下からしか出来ないので、

ズームインして撮影しました。

門の白い布の掛けられた部分から先は立ち入りが禁止されています。

そのため、参拝はその白い布の手前で行ないます。

日頃の感謝をお参りしました。



御稲御倉(みしねのみくら)。

神田(しんでん)で収穫された御稲が納められています。

ふと見つけた路地裏のように



式年遷宮のために、新しく建て替えられています。

横を通り過ぎただけで、まっさらな新しい木の匂いがしてきました。

ふと見つけた路地裏のように



内宮にも別宮が二つあるのですが、その一つが荒祭宮(あらまつりのみや)。

天照大御神の荒御魂(あらみたま)を祀っています。

ふと見つけた路地裏のように



外宮に祀られた豊受大御神にも穏やかな和御魂(にぎみたま)と

活動的な荒御魂とがありましたよね。

神様には二つの異なる魂があって、和御魂は正宮に、荒御魂は別宮に

祀られているということが、このことからわかります。

ちなみに、昨日参拝した月見夜宮は月見夜尊の和御魂と荒御魂の両方が

同じ場所に祀られている、珍しい場所なのだそうです。



もう一つの別宮、風日祈宮(かぜひのみのみや)へ。

鳥居と檜造りの橋が美しい。

ふと見つけた路地裏のように



風日祈宮。外宮の風宮と同様、風の神様が祀られています。

自然を神と見立て祀った、日本人の宗教観が表れていますね。

ふと見つけた路地裏のように



神楽殿でお守りやお札を買って、休憩所でお茶を飲んで、帰路へ。

木漏れ日が好きなので、ついつい撮ってしまいます。

ふと見つけた路地裏のように



ちょうど、にわとりが散歩中。祭典のために飼われているそうです。

ふと見つけた路地裏のように



帰りの宇治橋。

ふと見つけた路地裏のように



帰りにぜひ触ってほしいのが、こちらの擬宝珠。

橋にたくさん点在しているのですが、北側西2つ目を触ると、

また来ることが出来るそうです。

帰りに橋を渡り切る、ほんの手前の場所にあります。

あまりに人が触るので他と色が変わっているそうです。

ふと見つけた路地裏のように



伊勢神宮の参拝の後は、江戸時代から伊勢神宮の門前町として栄えた

おはらい町を散策。旧参道街道だったようで、江戸時代から今に至るまで

「伊勢参り」として、多くの参拝客が訪れています。



風情のあるお土産物屋、お茶屋、お食事処が軒を連ねています。

ふと見つけた路地裏のように



五十鈴川沿い。タイムトリップして降り立ったような風景。

ふと見つけた路地裏のように



伊勢名物、赤福餅のぜんざいを戴きました。

ふと見つけた路地裏のように



おはらい町の中にある、おかげ横丁へ。

昔ながらの街並を再現し、50店舗ほどのお店が密集している賑やかな場所です。

こちらは涅槃の姿がユーモラスな猫。

ふと見つけた路地裏のように



おかげ横丁で最も注目を集めるのが「おかげ座」という芝居小屋風の施設。

江戸時代に流行した「おかげ参り(感謝=おかげをお参りに行ったことから

そう呼ばれている)」を二分の一のスケールの模型で再現しており、

さらにそれをスタッフさんが演劇風のガイド付きで紹介してくれます。

ふと見つけた路地裏のように



こちらが館内の様子。あたかも江戸時代に迷い込んだかのようです。

担当のスタッフさんが元劇団出身者ということで、

ガイドも面白おかしくやってくれて、楽しかったです。

それにしても、皆よく徒歩で伊勢まで来ましたよね。

僕の住む福岡からは片道でも3週間は掛かると聞いて驚きました。

ふと見つけた路地裏のように



おかげ横丁では紙芝居も無料で行われていました。

「おかげ参り犬 シロ公の旅日記」という物語で、

これは実話を基にしたお話だそうです。

自分が病気などで参拝できないので、自分の代わりに、

犬に参拝に行ってもらうというもので、そういった犬を

「おかげ参り犬」「おかげ犬」などと呼んだそうです。

お利口な犬ですね。

伊勢参りする人々には相当可愛がられたそうです。

犬将軍・綱吉の時代は特に。

ふと見つけた路地裏のように



昼食には、これまた伊勢名物・伊勢うどんを中井屋というお店で戴きました。

甘辛のつけ麺で、麺は太く柔らか。タレの味が絶妙で美味しかったです。

ふと見つけた路地裏のように



午後のコーヒーに五十鈴川カフェへ。

カウンターが五十鈴川を眺められるように作られているため、

五十鈴川を眺めながらのコーヒータイムを堪能できます。

ふと見つけた路地裏のように



その後、おはらい町をブラブラ。

ふらっと入った香りの店で、公衆電話ボックスのようなものを発見。

店員さんに聞いてみると、「聞香(もんこう)室」という、

昔ながらの香りのお試し部屋だそうです。

試しにどうぞ、と入らしてもらいましたが、なるほど、

密閉されているので、他の香りと混じることなく、香りを楽しめるものでした。

香りを聞く、と表現するセンスが良いな、と思いました。

ふと見つけた路地裏のように



旅も終わり、関西国際空港からピーチ航空で福岡へ。

今回初めてピーチ航空を利用しましたが、

本当に格安で接客サービスも良くてお勧めです。

ちょっと座席は狭いですが、1時間くらいなら問題ないでしょう。

ふと見つけた路地裏のように



岡山の現代玩具博物館・オルゴール夢館見学、

三重の伊勢神宮参拝と今回の旅も長文のレポートになりましたが、

最後まで読んで頂いた方、ありがとうございました。