最近は日本の製造業を中心に為替差損が多額に計上されています。
これは完全に円高の影響ですが、基本的に為替差損が計上されるのは、純粋に物を製造して販売している会社では、売上時点の為替と決済時(現金を得るとき)の為替の影響がメインです。

つまり、売り上げたときは100$=10,000円で売り上げたと思っていたのに、決済時には100$=9,000円になっていた場合には為替差損が計上されることになっています。

でも私は疑問がありました。
100$で売上をあげて、100$を日本円にせずに海外でそのまま人件費や材料費として支払に充てていたら、為替差損が計上されないではないか。
そして現在の会社は現地調達で現地で物を製造している、つまり現地の通過で費用を支払っているから、そんなに為替差損が計上されないはずではないかと。

この疑問を今日の朝に参加した勉強会で解決することができました。
現在の日本企業が行なっている現地調達とは、、、
私が抱いていた現地調達とは違い、日本の材料とか機会とか人間とかを派遣して製造しているとのことでした。
つまり現地の企業で製造している製品の、大部分のコストは日本円というわけです。
そのため現地で製造を行なっていても、売上は$で、費用は¥で。となるわけです。

この状況では確かに現地調達を行なっていても、為替差損が計上されることになります。
そして現地での製造に日本の部品等が必要な理由は、日本の製造技術が明らかに優れているからとのこと。

これを聞いて、現在は為替差損が出て、損をしている気もしますが日本の製造業はやはり世界で一番なんだなと、自信も持つことができました。
今日の勉強会は本当に製造業に務めている人の話だったので、為になりました。二月になって、初っぱなから良い勉強会に参加できました。
今年もそろそろエンジン全開でいきたいと思います。