本試験まで何をすればよいか迷ったら読んでください。 | 小池昌三の行政書士試験合格に向けて《燃えていこうぜ!》

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いよいよ本試験が明々後日に迫りました!

受験生の皆様が、実力を100%発揮されて

令和3年度・行政書士試験に合格されることを心より祈念しております。

 

試験当日までの過ごし方を書いてみますので、

参考にしていただければ幸いです。

 

まず、ここまでくると、何をやっていても他のことが気になって

なかなか集中できません。

 

それでいいです。

思いついたところを手あたり次第にやってください。

不安に感じるところを一つでも多くつぶしておく。それでいいんです。

 

ただ、何をやればいいか分からない!

と言う方のために。

 

本試験までのおススメを書いておきます。

 

1.超々直前にやっておいて損がないところの学習

 

出題可能性の高いところだけど、手薄になりがちなところで、少しの時間で得点につなげることができるところをあげておきます。

 

①商法総則・商行為 = 3時間程度

⇒テキスト+過去問

 

②会社法・設立 = 3時間程度

⇒過去問+お持ちの答練等の設立に関する問題

 

③憲法人権・信教の自由 = 1時間程度

⇒信教の自由に関する違憲判決を素読み。

・愛媛玉串料訴訟

・砂川政教分離訴訟(空知太事件)

・孔子廟敷地無償貸与訴訟

 

④憲法統治・司法権 = 1時間程度

⇒今年は司法権がヤマなので、

・76条~82条の条文を読む

・法律上の争訟に当たるか、司法審査の対象となるか、についての判例を読んで、判断できるようにする。

 

⑤民法総則・錯誤 = 30分程度

⇒95条錯誤の条文操作を押さえる+お持ちの答練の錯誤の問題を解く

 

⑥民法相続・遺言・遺留分・配偶者居住権 = 30分程度

⇒遺言・遺留分・配偶者居住権の条文を押さえる

 

⑦行政手続法・不利益処分 = 3時間程度

= 不利益処分に関する条文(12条~31条)を集中して読む+過去問+お持ちの答練の問題を解く

 

⑧行政不服審査法・執行停止 = 1時間程度

=執行停止の条文(25条・26条)を読む・要件を正確に覚えておく

 

⑨行政事件訴訟法・仮の権利保護手続 = 2時間程度

=執行停止(25条~29条)・仮の義務付け・仮の差止め(37条の5)の条文を読む・要件を正確に覚えておく

 

⑩行政事件訴訟法・処分性に関する判例 = 1時間程度

=処分性が認められなかった判例を重点的に押さえておく

 

2.本試験前日にやるべきこと

①昨年令和2年度の本試験を解いてみる
昨年の本試験を本試験と同じ要領で1時~4時までの時間で解いてみましょう。

本試験のシュミレーションという意味合いはもちろんのこと、

過去問ですし、いままで繰り返し解いた問題ですから、当然高得点を取れるはず。

その得点を見て、1年間の勉強の成果を実感しましょう(⇐ここ大事)


②前日に確認しておくべきこと
不得意分野の確認。確認するといっても、勉強する訳ではありません。

自分が不得意とするところで、いつも間違えてしまうようなところについて、本試験で出たら、飛ばしてしまうテーマとして、もう一度挙げておきましょう。(例・法定地上権、相殺、事務管理、地方自治、関与、計算、組織変更など)

本試験では、絶対に慎重になります。そのため1問に時間をかけすぎてしまい、時間がひっ迫します。そうならないようにするために、あらかじめ、自分なりの捨て問を事前に確認しておくことです。そのテーマが出たら、1分ぐらい付き合ってバイバイする、と決めておくんです。


3.本試験当日にやるべきこと
①試験が始まるまで粘る
試験官が「参考書等をしまってください」と言うまでが、私たちに与えられた時間。フルに使いましょう。ただ、あまり多くの参考書を持って行くと、あれも、これも確認したくなってしまい、逆に混乱する事もありますから、これだけはという1冊、2冊を持って行く程度がお勧めです。

私は、行政手続法・行政不服審査法・行政事件訴訟法の条文だけを持っていき、時間が来るまで読む、ということをやりました。
 

②試験中注意すべきこと
・試験はこのような感覚で解くこと
全ての選択肢に○×つけなければ答えが出ない訳ではありません。選択肢の一つ一つを○×つけなければならないわけではなく、分からない選択肢があれば、分からない選択肢として、△をつけ、完全に○×が分かる選択肢がないか、5つの中から探す感覚です。
・ケアレスミスを防ぐこと
組合せ問題、記述式問題の形式、読み違い・読み飛ばし。
・解く順番の確認
取れる問題、取れる分野から解く。不得意な問題、取れない分野は後。本試験で決してやってはいけないこと。それは、取れる問題を間違えてしまうことです。行政書士試験では「おいしいところから食べる!!」ことが必須。
・マークミスに注意
問題番号と、解答欄の番号を、一問一問確認しながらマークしましょう。
 

③試験中その他

・始まる前に大きく深呼吸。
・難しい問題が出てもテンパらないと自分に言い聞かせる。誰も分からない問題なんて、60問中せいぜい5問程度。
・どのような状況でも、試験に全集中!気にしない。
  隣に貧乏ゆすりする人 ⇒ 電車のなかで勉強してると思えばいい
  独り言が多い人  ⇒ 喫茶店のなかで勉強していると思えばいい
  筆圧の高い人   ⇒ せいぜい15分程度。集中できなければ、自分の得意なところの問題を解いてみる。

 

以上です。

もし、何をすればよいか分からない場合には、このようなことをやってみていただければと思います。

 

あとは、本試験まで、十分に体調を整えるようにしましょう。決して無理して、夜更かしはしないようにすることが大切です。

 

 

さぁ!

令和3年度・行政書士試験合格に向けて

燃えていこうぜ!!!
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